待望の新章開幕
「ナルコス」シーズン3でコロンビア編が完結。次の舞台はメキシコと、堂々と宣言していた通り、キャストもフルモデルチェンジして臨む、「ナルコス メキシコ」シーズン1。1980年、メキシコ麻薬戦争の創世記、グアダラハラ・カルテル結成前から描かれる【永久保存版】。
目次
- 最初に一言感想
- ついにシリーズがひとつながりになるメキシコ麻薬戦争創世記
- ナルコス メキシコ シーズン1 作品情報
- ナルコス メキシコ シーズン1 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)
- ナルコス メキシコ シーズン1 キャラクター紹介
- ナルコス メキシコ シーズン1 名場面ハイライト(評価・解説・考察)
- まとめ
最初に一言感想
記念すべき新章スタート。
期待値があがり過ぎたようで、そのハードルは超えられなかった。
2018.11.16.今日は記念すべき日だ!続編を最も楽しみにしていたボーダーラインと、ナルコスの2本が同時公開されるなんて!!!最高に楽しい、生きててよかった! pic.twitter.com/qL78HHGm5J
— D (@MovieDeadMan) November 16, 2018
なぜ面白くなかったのか、振り返ってみたい。
大ボスの器ではないディエゴ・ルナ(と言うか、ミゲル・フェリクス・ガジャルドは、こういうキャラでいいのか問題)、DEAキャラがハマらないマイケル・ペーニャが空回り。2人以外にも愛すべき魅力的キャタクターの欠落。ナルコスとエル・チャポをつなぐ美味しいパートなのに、非常に勿体無い→ pic.twitter.com/zRYmVZQfs6
— D (@MovieDeadMan) November 18, 2018
ついにシリーズがひとつながりになるメキシコ麻薬戦争創世記
「ナルコス」と並ぶほどの傑作シリーズである「エル・チャポ」では、ミゲル・アンヘル・フェリクス・ガジャルドの全盛期まで描く事が出来ていなかった。
そのため、このシリーズが大好きな人であれば、ついに「ナルコス」と「エル・チャポ」の隙間が埋まる。
そんな待望のシーズンとして、始まった背景がある。
ナルコス メキシコ シーズン1 作品情報
配信:2018年11月16日
出演:マイケル・ペーニャ
ホセ・マリア・ヤスピク
アレハンドロ・エッダ
時間:エピソード10話
見所:中心人物の2人に注目。
ディエゴ・ルナが演じるミゲル・アンヘル・フェリクス・ガジャルド。
元警官で長年に渡って密売人を追い、その経験から、密売人組織に接触し、自らを売り込んだ。
早くから砂漠に帝国を築く事をもくろみ、たくみな話術で、バラバラだったそれぞれの地域の密売人組織ボスを、ひとつの連合に統一したキレ者。
そして、当時メキシコには存在しなかった麻薬カルテルを築き上げた。
大麻のルートを仕切った後、コカインに参入。
メキシコにおけるコカインの帝王として、あがめられるようになった。
一方、マイケル・ペーニャ演じるキキ・カマレナ。
熱意があるが、うだつがあがらない米DEA捜査官。
このままでは出世できないという焦りから、メキシコ行きを決意。
出産間近の彼の妻と朝幼い長男と共に、家族揃って、あたらしい生活をはじめる。
そんな新天地、メキシコのグアダラハラでは、アメリカでの捜査方針とはちがい、逮捕権限のないメキシコ当局にとまどう。
汚職等にまみれ甘んじた環境でも、自分をはげましながら、麻薬組織撲滅のため、まっしぐらに突き進む。
念願かなって値千金のお宝を掘り当てるものの・・・。
ナルコス メキシコ シーズン1 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)
エピソードタイトル
Ep1 「キャメロット」
Ep2 「プラザ合意」
Ep3 「ゴッドファーザー」
Ep4 「ラファ、ラファ、ラファ!」
Ep5 「コロンビアへ」
Ep6 「運命の国境」
Ep7 「大ボス」
Ep8 「ノーと言おう」
Ep9 「ロペ・デ・ベガ 881番地」
Ep10 「レジェンダ作戦」
※ドラマタイトルの「ナルコス」は麻薬密売人を意味する
ナルコス メキシコ シーズン1物語の構成は、ざっくり以下の通り。
Ep1〜4
フェリクス・ガジャルドはメキシコに初の麻薬カルテルを結成し、価格統制によりマリファナを展開し、次のステージへの参入を試みる。
Ep5
ネタバレ禁止(公式から口外禁止のポスターが出たほど)
※イメージ画像
Ep6〜10
盛り上がりを見せる後半編で、いわゆるキキ・カマレナ事件の全貌までを描く。
尚、新章開幕にあたり、今までのナルコスを観ていなくても大丈夫みたいな宣伝等にだまされてはいけない。
やはり、旧ナルコスシリーズの1〜3、もっと言えば、「エル・チャポ」の1〜3も観てから本作の鑑賞に入ってもらいたい。
あなたの喜びが何倍にもなる仕掛けが待っているのだから・・・。
今回はネタバレ禁止のエピソードもあるので、直接的なネタバレは避ける。
ナルコス メキシコ シーズン1 キャラクター紹介
メキシコDEA
グアダラハラ・カルテル
ミゲル・アンヘル・フェリクス・ガジャルド(キャスト:ディエゴ・ルナ)
メキシコの麻薬界で帝王、ゴッドファーザー。
エルネスト・フォンセカ・カリージョ(写真:右 キャスト:ホアキン・コシオ )
通称:ドン・ネト。
仲介役。フェリクス・ガジャルドの右腕。
アマド・カリージョ・フエンテスの叔父。
ラファエル・カロ・キンテロ(写真:左 キャスト:テノッチ・ウエルタ )
地質改善・水脈確保・品種改良の行い、フェリクスの大麻ビジネスを拡大させた、マリファナ・アーティスト。女好き。
イサベラ・バウティスタ(写真:左 キャスト:テレサ・ルイズ)
フェリクスの幼なじみで仕事仲間。
シリーズ屈指(峰不二子レベル)の超絶ナイスバディーだけど、野心が強い悪女。
ナルコスのメイン・キャラクラーの紹介はこちらをチェック↓
エル・チャポの登場人物はこちらをチェック↓
ナルコス メキシコ シーズン1 名場面ハイライト(評価・解説・考察)
ナルコス メキシコ シーズン1総括。
はっきり言って、残念ながら、「ナルコス メキシコ」 シーズン1は面白くない(Ep5だけは別!)。
コロンビア編の旧シーズン3部作が超大傑作の純度が高い麻薬のような仕上がりだったのに対して、「ナルコス メキシコ」のシーズン1は、かなり物足りない。
混ぜ物を加えて増量し、「ナルコス」純度が薄まった低純度。
スケールダウンした世界観、今までの「ナルコス」臭さがしなくなって、普通以下のギャングものに成り下がってしまった。
何と言っても、不安視していたディズニーの香りが立ち込めるキャスティングミスが目立ち、「ナルコス」特有の重さが軽くなってしまった。
「ローグ・ワン」のヘタレキャラにしか見えず、大ボスの器ではないディエゴ・ルナ(フェリクスを小物扱いしていいのか問題)。
また、「アントマン」での出演によるコメディーの印象が強く、DEAキャラがハマらないマイケル・ペーニャが空回り。
2人以外にも、愛すべき魅力的キャタクターの欠落。
「ナルコス」と「エル・チャポ」をつなぐ美味しいパートなのに、非常にもったいない。
「ナルコス メキシコ」を完走して未見の人は、是非「エル・チャポ」のS1〜S3を観て欲しい。
あれこそが、本当の「ナルコス メキシコ」なのだから。
「ナルコス メキシコ」シーズン2はこちらをチェック↓
「ナルコス メキシコ」シーズ3はこちらをチェック↓
まとめ
・ナルコス メキシコ シーズン1 作品情報
・ナルコス メキシコ シーズン1 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)
・ナルコス メキシコ シーズン1 キャラクター紹介
・ナルコス メキシコ シーズン1 名場面ハイライト(評価・解説・考察)
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