ナルコスの登場人物とゆかいな仲間たち

「マジックリアリズムは、コロンビアが発祥の地。不可解な事が日常的に起こる。肝心な時に限って、奇妙な事が。」

エル・チャポ シーズン2 全12話 あらすじ・ネタバレ

 

※ドラマタイトルの「エル・チャポ」はメキシコの麻薬王ホアキン・グスマンを意味する

 

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目次

シーズン2 第1話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

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画像の引用元:公式Youtubeより(以下同様)

 

2001年1月19日。

 

脱獄したエル・チャポは待っていたポヨらに「ついに自由だ、これから盛り返すぞ」と宣言する。

 

チャポの脱獄は、洗濯物のカートに隠れての犯行と、伝えるマスコミ。

 

敵対するラモンとベンジャミンのアベンダーニョ兄弟は、その報道を驚きをもって見つめていた。

 

チャポは直ちに、エル・カノ、ラ・ファミリアカルテルのナサリオ・モレノ、ゴルフォ・カルテルのラシエル、エル・カノ、フアレス・カルテルのチェンテら、他のカルテルのボスとの会合を開きこう語る。

 

「俺達には共通の敵がいる。アベンダーニョだ。以前の様な連合を作って対抗するのだ。1人の下に皆集まってな。」

 

「あんたの下にかい?」と聞かれ、そうだと答えるチャポ。

 

カルテルの代表達に利益と平和、政府との新たな協定を結ぶ事を約束する。


場面は変わって6年前に遡る。

 

メキシコ、アルモロヤ刑務所。

 

チャポは刑務所所長の所得隠しをネタに、監視の甘いハリスコ州、プエンテ・グランデ刑務所の移送許可を得る。

 

面会に来ていた手下から、看守の買収用の現金を受け取るチャポ。

 

刑務所の所長や看守に対する脅迫、買収の始まりだ。

 

そして、その目は洗濯物を運ぶカートに向いていた。

 

その頃、部下がメキシコ州でチャポの20年の刑を減刑するよう政府関係者のコンラドを買収を試みるも失敗する。


敵対するアベンダーニョ兄弟は、レストランで帝王ミゲルの片腕だったアマドを襲うも取り逃がすという事件が発生。

 

辛うじて逃げてきたアマドに対し、コンラド・ソルは他のカルテルはもう大ボスだと思っていないと告げる。

 

アマドはまた襲撃されたりしないように、顔の整形手術を行うが、8時間に及ぶ手術ののち、術後の合併症から心筋梗塞で亡くなる。

 

アマドの死により、ソルはカルテルが独立を始めるだろうと大統領官邸で話す。

 

ソルは密売組織を潰すのではなく、支配する事を提案し、アベンダーニョ兄弟と接触する。


チャポは、政府がアベンダーニョ兄弟と、手を組んだ事を知り激高する。

 

買収した看守から手に入れた携帯で、部下のイスマエルに連絡する。

 

アベンダーニョが力を持つ前に、刑務所から脱獄するから、ソルより大物に手を回せと伝えた。

 

一方、アベンダーニョ兄弟は、無謀にも邪魔な公務員4人を殺害する騒ぎを起こす。

 

この事件により、面目を潰されたソルは、アベンダーニョ兄弟を排除する方向に動き出す。

 

ロサンゼルスでは、チャポの組織の麻薬取引現場に、アメリカの警察が踏み込み麻薬を押収。

 

アメリカはチャポの引き渡しを要求するが、コンラドは難色を示した。

 

メキシコ政府でも歴史的瞬間が訪れる。

 

制度的労働党は70年以上与党だったのに、選挙で敗れてしまい、野党に転落、政権交代劇が起こる。

 

アメリカへの引き渡しを恐れ、新政府と交渉したかったチャポだったが、新大統領は親米家なので、このままでは引き渡しは免れない。

 

そう判断したチャポは、脱獄を決意するのだった。

 

シーズン2 第1話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

新シーズンに相応しく、脱獄後のチャポはシナロア・カルテル(チャポは連合と言っている)結成を目指し、各カルテルのボスを一同に会する。

 

また、前世代のボスであるアマドの死。

 

ボスが次世代へと引き継がれる。

 

政府側もメキシコの歴史に残る政権交代による大統領交代劇があり、派手な新章開幕となる。

 

シーズン2 第2話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

新大統領から、アベンダーニョ兄弟との関わりを理由に、ソルは解任されてしまう。

 

麻薬組織とやりあってきたソルなので、このまま手をこまねいているわけにはいかない。

 

前大統領から新大統領は奥さんに、頭が上がらないのを知ると、早速アプローチを開始する。

 

しかし、大統領夫人は贈り物だけもらって約束を果たさなかった。

 

ここでチャポの脱獄劇の真相が明かされる。

 

第1話でマスコミがチャポは洗濯のカートに隠れて脱走したと報道していたが実際は違ったのだ。

 

まず、チャポはアメリカへの身柄引き渡しを恐れ、脱獄のために刑務所関係者の買収を活発化。

 

あの手・この手で関係者の買収は完了し、脱獄の準備は整った。

 

決行日は2001年1月19日。

 

洗濯物を入れたカートを運ぶ洗濯係員を監視カメラが追う。

 

ところが、チャポは大胆にも連邦警察の制服を着こんでいた。

 

チャポの脱獄がばれ、警察車両が殺到する刑務所。

 

騒ぎが大きくなり、緊迫感が増す刑務所内をしらみつぶしに探す捜査員達。

 

いよいよチャポが隠れる部屋に入ってきたが、捜査員は逮捕しない。

 

なんとその捜査員も買収されていたのである。

 

慎重に、しかし堂々とチャポは警察車両に乗り込み脱獄を成功させる。

 

証拠が残らないように監視カメラ担当の看守に一部を消去させて後始末も終了。

 

第1話冒頭でチャポが警察の車両から降りてきた訳がここで明かされる。

 

チャポの脱獄を知らされた新大統領は、麻薬取締局(DEA)に協力要請し、チャポ逮捕の専門チームを結成せよと命じる。

 

クリアカン軍事施設空挺特殊部隊。

 

大統領からの任務で、連邦警察にも海軍にも知らせず、極秘作戦でのチャポ再逮捕であった。

 

チャポの脱獄には不審な点が多く見られ、複数の政府関係者まで疑われていた。

 

その頃、チャポは自宅で脱獄成功パーティの真っ最中。

 

「シナロア・カルテルを再興し、宿敵アベンダーニョ兄弟を倒すのだ」と、チャポは叫ぶ。

 

接触を持った政府高官の疑いをごまかす為、手下に自分1人で脱獄を手引きしたと自首させるのも忘れない。

 

その手下とは、刑務所の洗濯係員チトだった。 

 

結局、洗濯物カートで脱獄した事にしてしまったのだ。

 

アベンダーニョ兄弟は、弟のラモンがチャポの暗躍に対し警戒し、見回りに出掛ける。

 

エルシエロ農場。

 

チャポは、母とのひと時の会話、息子達(キノとモレノ)との再会を楽しむ。

 

息子達はチャポの組織に入りたいと言い、キノについては教育係を考えて、モレノについては、まだ若く学校を卒業してからと伝える。

 

チャポはゴルフォ・カルテルのラシエルと電話で連合について話し、シーズン2の第1話、シナロア・カルテル結成に話がつながる。

 

ゴルフォ・カルテルのラシエル、ラ・ファミリアカルテルのナサリオ・モレノ、チェンテらは、連合に加入しなかった。

 

アベンダーニョが消えれば、チェンテは加入すると言う。


ソルは麻薬取締局(DEA)で、官邸に戻りたいと交渉するもうまくいかず、ポヨの逮捕をきかっけに、ソルからチャポに接触し、取引を提案。

 

アべンダーニョを渡す事で、チャポ逮捕の捜査をやめさせる。

 

ソルとチャポは握手した。

 

シーズン2 第2話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

第2話の見所のひとつは、チャポの脱獄シーンである。

 

刑務所管轄の警察幹部もまきこむ脱獄劇。

 

取引と裏切り、買収と工作。

 

疑心暗鬼の闇に包まれる。

 

また、シーズン1では、順風満帆であったソルは、大統領交代により解雇されてしまう。

 

反対に脱獄したチャポは、シナロア・カルテルを結成、上昇し始めている。

 

ピンチのソルの方から取引を持ち掛ける。

 

シーズン1との対比が見事。

 

シーズン2 第3話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

大統領に任命された特殊部隊は、チャポの息子(キノ)の車に盗聴器を仕掛け、タマスラにいる事が判明する。

 

チャポはイスマエルにソルとの取引、アベンダー二ョのうち1人を引渡し、弟ラモンは殺すと言う。

 

そのために、カリジョスに手伝ってもらいたいという。

 

カリジョスはイスマエルの昔の部下で、忠義に厚い男だが、今はアベンダーニョの用心棒である。

 

イスマエルがカリジョスに電話をし、接触を試みが協力を断る。

 

その時、タマスラのチャポの隠れ家を襲撃する特殊部隊が現れる。

 

バギーに乗っての攻防戦が繰り広げられる。

 

2台対1台での攻防を空中から、俯瞰で捉える圧巻のシーン。

 

チャポ達はまず追走する1台を川に転落させ、残り1台から身を隠す事で追撃を振り切る。

 

地の利があり、逃げ切れたのは幸いだった。

 

盗聴器が仕掛けられていたと判断したチャポは家中を調べ、キノの車から盗聴器を発見し破壊する。

 

チャポとイスマエルが、カリジョスの大事にしている妹、カラセリを誘拐し、脅迫に屈した。

 

やむを得なく、チャポ達に協力する事になったカリジョスは、ラモンに嘘の報告。

 

マサトランのカーニバルにイスマエルが、用心棒をほとんど連れずに来ると連絡する。

 

ここからの舞台は、マサトランのカーニバル現場に移る。

 

イスマエルの後を車2台で追うラモン達。

 

大勢の人出に阻まれ、車を降りて追跡を続ける。

 

陽気な音楽とダンスの中での追跡劇だが、後方から忍び寄る魔の手に、ラモンは気づかない。

 

そして、ボス!と呼ぶカリジョスの声に、振り返るラモンは数発の弾丸を浴び殺害される。


弟の死を知り、敵討ちに燃えるベンハミンは、逃走しようとするカリジョスを、部下に粛正させる。

 

チャポはつきまとっていた特殊部隊のリーダー マヌエルを脅迫し買収する。

 

ベンハミンの居場所をつかむなら、政府の3倍の給料を払うことを約束。

 

部隊はチャポ側に寝返ってしまった。

 

さらにマヌエルは、特殊部隊から部下をスカウトし、チャポ側の陣営に取り込み、ベンハミンの居場所を突き止めると、チャポに連絡を入れる。

 

チャポは、ベンハミンを引渡す条件として、ソルに追跡と引渡しをやめること確認し、情報提供する。

 

ソルは、ラモンの死とベンハミンの居場所を大統領に告げ、連邦警察の作戦局の局長に抜擢される。

 

局長に抜擢されると、ソルはベンハミン逮捕を指揮し、逮捕劇を演出する。

 

晴れて自由になったチャポは、シナロア・カルテル結成を高らかに宣言。

 

会合に欠席したゴルフォ・カルテルのボス、ラシエルは反逆したと見なし、次の標的となった。

 

シーズン2 第3話 名場面ハイライト(評価・解説・考察) 

 

チャポが辛酸をなめさせられた宿敵、アベンダーニョ兄弟をついに葬り去る、名エピソード。

 

ソルは解雇から作戦局の局長に、チャポはシナロア・カルテル結成、お互いの利益が一致、チャポとソルの完全勝利。

 

尚、ソルが実は男色だった事が発覚する。

 

(うすうす気づいている人も多かったかもしれないが)

 

シーズン2 第4話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録) 

チャポが服役中にシナロア・カルテルを、切り盛りしていたアルトゥーロの有能な部下、ムニェカを通しラシエルと接触する。

 

ゴルフォ・カルテル側に着くと、ロス・エメスのカノの右腕エメ16がラシエルの元へ案内した。

 

チャポはラシエルに、シカゴへのルートを確立したいので、ラシエルの倉庫を貸して欲しい、報酬は売上の7%と提案する。

 

完全には信用していないラシエルは承諾するが、部下にチャポ代理のムニェカを見張らせる。

 

ゴルフォ・カルテルの本拠地、ヌエボ・ラレドの倉庫でムニェカらは靴底に、麻薬を隠してシカゴへ密輸する。

 

売上の7%をラシエルに届けるムニェカ。

 

しかし雰囲気は良好とは言えなかった。

 

ムニェカはシカゴへの密輸のかたわら、昔なじみのラシエルの部下達と再会、旧交を温める。

 

それはラシエルの動向を探るためだったのだ。

 

ラシエルが参加するパーティの情報を首尾よくムニェカが得て、チャポは協力体制にあるソルに連絡する。

 

ソルが主導する形で連邦警察が、ゴルフォ・カルテルの本拠地、ヌエボ・ラレドに向かう。

 

チャポ達は別動隊として、特殊部隊とふたてに分かれて、ラシエルを追い詰める作戦だ。

 

連邦警察の急襲でラシエルはあっけなく逮捕、気を良くしたチャポは、ゴルフォ・カルテルの全てを奪うため、残党の追撃を命じた。

 

ここで登場するのが、ゴルフォ・カルテルの武闘派集団、ロス・エメスのリーダー、カノである。


ドラマ後半の大部分を使ってチャポ達と、ロス・エメスの戦闘が展開されるのだが、ロス・エメスの戦闘力が凄まじい。

 

なんと、装甲車まで持ち出して、チャポ達に反撃を加えるのだ。

 

リーダーのカノの的確で大胆な指揮、それに応える戦闘員達。

 

勝負はカノの圧勝で終わった。

 

チャポは完全に敗北し、撤退。

 

再起を図るチャポ。

 

ゴルフォ・カルテルは潰せたものの、ヌエボ・ラレドを手に入れるために、次の敵はカノ率いるロス・エメスとなった。

 

しかし、ロス・エメスの戦力が余りにも強く、このままでは戦争に勝てないと判断、チャポは戦略を変える。

 

チャポは、ゴルフォ・カルテルが唯一友好状態のラ・ファミリアカルテルのボス、ナサリオ・モレロを同盟に引き込もうとする。

 

しかし、チェンテの弟は最初から、ゴルフォ・カルテルとの対立を回避するため、部屋から出て行ってしまう。

 

チェンテはチャポや他幹部に笑い者にされる。

 

バーでラシエルの弟がハグアル(チャポの特殊部隊員。マヌエルの部下)を腹いせに粛正、その刀でチェンテの弟は、妻とともにマヌエルに殺される。

 

マヌエルから殺しの依頼が終わった報告が、チャポに入ると、横にいたイスマエルは、面白くなってきたぞとうそぶく。

 

シーズン2 第4話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

ロス・エメスとチャポ、政府軍、連邦警察の連合軍との戦いが最大の見どころ。

 

アベンダーニョ兄弟を倒し、他のカルテルとの連合を図るチャポ。

 

参加しなかったゴルフォ・カルテルのボス、ラシエルに対して怒りを向け、政府の要職に返り咲いたソルと共にラシエルの逮捕に成功する。

 

しかし、直後にゴルフォ・カルテルの戦闘集団、ロス・エメスからの反撃。

 

ロス・エメスの戦闘力の高さが証明される。

 

カノはラシエルを隠れ蓑にしていたものの、その実力はラシエル以上だったのだ。

 

シーズン2 第5話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録) 

第4話で弟をチャポに殺されたチェンテ。

 

チャポは従わないチェンテに告げる。

 

感情ではなく頭で考えろ、家族も大事だが商売を優先しろと。

 

シナロ、アルタタホテル。

 

チェンテと会合を持ったチャポは、自分の同盟に留まるよう説得する。

 

実の弟を殺害され感情的になっていたチェンテだったが、怒りを抑え一応その場では諾する。

 

その足で、ラシエルの弁護士の元へ。

 

一方、その頃チャポへ一撃を食らわせるために攻勢に出るカノ。

 

また、チェンテの右腕JRは銃をトイレに隠すように女性に渡す。

 

チャポの密売人を拉致するカノの手下。

 

チャポは次の同盟相手にナサリオ・モレノを選んだ。

 

ゴルフォ・カルテルと友好状態にあったナサリオ・モレノをである。

 

ナザレ教会で説教中のモレノを襲撃し拉致する。

 

モレノは宗教家でもあったのだ。

 

カノの右腕エメ16がチャポの売人を拉致、その腕をチェーンソーで切りつける。

 

モレノに対してチャポは説得しようとする。

 

俺と組めばDEAが守ってくれる。

 

説得に応じないモレノに対して、次第に脅迫、暴力、仲間の死をちらつかせ、チャポと神を信じるモレノとの太陽と北風のような対比が描かれる。

 

子供たちを目前で殺そうとするチャポに対し、ゴルフォとは協定を結んでいると答え、自分の考えを曲げないモレノ

 

チェンテの右腕JRからトイレに銃を隠すように依頼された女性がラシエルのいる刑務所で清掃員として、トイレに入り、依頼通りトイレに銃を隠す。

 

2人の表情を交互に見せながら、緊張感が高まってゆく。

 

その時、チャポに獄中で実の弟、ポヨが殺害されたという知らせが入る。

 

チェンテからラシエルに届けられた銃が凶器だった。

 

モレノを放置して飛び出すチャポ。

 

芥子の花畑で佇むポヨの息子。

 

泣き崩れるチャポとポヨの母親。

 

ポヨの葬式。

 

母から家族をもう失いたくないから、足を洗ってと迫られる。

 

怒りをこらえてチェンテと会うチャポに、チャポの周りの幹部は報復を訴える。

 

「弟の死には弟の死だ。同等になったから連合について考えよう」とチェンテは言う。

 

「あんたは言ったじゃないか、感情的になるんじゃなくて頭で考えろ」と。

 

自分の言葉がチャポ自身に返ってきた。

 

しかし、チャポは復讐したい気持ちを抑えて、チェンテと握手し、チェンテを同盟に迎える。

 

チャポはモレノに会いにミチョアカンに戻ると、モレノはチャポと組むことにする。

 

チャポが感情に任せてチェンテを撃たなかったことを理由にだ。

 

チャポとモレノは握手する。

 

シーズン2 第5話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

説得に応じないナサリオ・モレノに対し、脅迫、暴力、仲間の死を迫るチャポと、神を信じるモレノとの対比。

 

また、チェンテの超名言が飛び出す。

 

「弟の死には弟の死だ。」

 

麻薬カルテルにしか成し得ない限界点突破のウルトラCの説得力。

 

失った代償は大きかったが、チャポはチェンテを連合に戻し、モレノまでも獲得に成功した。

 

尚、ソル連邦警察作戦局の局長。

 

今回は男娼との絡みのみで登場。 

  

シーズン2 第6話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録) 

大統領不支持率70%という状態のメキシコに期待の新星が現れる。

 

民主革命党のラブラドール候補だ。

 

メキシコの問題は、権力を持った麻薬組織である。

 

それは制度的労働党と民主行動党だとラブラドール大統領候補は演説する。

 

「両政党はコインの裏と表だ、腐敗は許さない!」

 

民衆はこの大統領候補を熱狂的に支持する。

 

劣勢の民主行動党のフェリペ・アラルコン大統領候補と密談するソル。

 

清廉潔白に見えるラブラドール候補の秘密の顔を暴きましょう。

 

見返りは警察長官で。

 

握手する両者。

 

資金援助の申し出があると、ラブラドール大統領候補に伝えるが、大統領候補は断る。

 

実業家のカルロス・アルマダからの援助は受けないと言うのだった。

 

その援助には不正の疑惑を呼ぶ恐れがあった。

 

カルロス・アルマダの背後にはソルがいた。

 

援助を受けようとしない大統領候補に対し、別の策を練る。

 

カルロス・アルマダから独断で直接現金を受け取る教授の姿を隠しカメラが狙っていた。

 

その映像がテレビで公開される。

 

ラブラドール大統領候補の支持は世論調査ではまだ1位だが7ポイント下がってしまう。

 

大統領候補は教授を出入り禁止にし、黒幕を突き止めろとスパイに連絡する。

 

まんまとラブラドールのイメージダウンに成功。

 

ソルはカルロス・アルマダに、キューバへ高飛びを命じた。

 

さらに写真加工で追い込むソル。

 

ラブラドール候補は、メキシコにとっての脅威だと宣伝させる。


2006年7月2日。

 

結局、大統領の選挙戦は、フェリペ・アラルコン候補のギリギリの勝利で終わった。

 

ソルは警察長官になる。

 

不正選挙の疑いを晴らしたいフェリペ・アラルコン新大統領は早速次の行動に出るのだった。

 

麻薬カルテルをおさえた大統領という名声のため。


一方、チャポはクリアカンの隠れ家にいた。

 

敵対するゴルフォ・カルテルのカノが、モレロが寝返ったため、歯向かうものを殺していると報告を受ける。

 

チャポはカノ達がカレラスに来るから、元軍人等を増員して、迎え撃てと指示を出す。

 

チャポはカノ一派を壊滅、街を開放する。

 

住民の歓迎を受けるチャポはパーティーで、17才の少女エルヴァと出会う。

 

そして、チャポの裏工作も含め、大統領選に勝利したフェリペ・アラルコン新大統領から招集がかかる。 

 

シーズン2 第6話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

メキシコで大統領選挙が実施される。

 

自分の出世の為、劣勢だった大統領候補側にまわるソルの暗躍が見せ場。

 

シーズン2 第7話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録) 

麻薬カルテルを壊滅しドラッグを終焉させると国民に誓った新大統領は、ソルに軍を使った撲滅を命じる。

 

ソルはチャポと結託し、国境地帯のカルテルを平定しようとする。

 

しかし、チェンテとカノが黙って許すわけもなかった。

 

アメリカのホワイトハウスで、大統領(当時はブッシュ大統領)と会談するメキシコ新大統領。

 

麻薬カルテルが両国にとって、深刻な問題だと確認し合う。

 

武器を提供する言うアメリカ大統領。

 

2006年12月1日。

 

フェリペ大統領が誕生、インタビューではこう語る。

 

アメリカとは麻薬組織と戦う姿勢で一致。既に具体的な検討を始めている。」

 

特にハイテク機器の提供。

 

アメリカ大統領に対し、「ドラマ24のハイテク機器は全部欲しい」と迫ったとフェリペ大統領は笑う。

 

その陰でまた手を組むチャポとソル。

 

チャポは、ヌエド・ラレポ(カノの本拠地)の攻略が必要、軍隊には敵うまいと笑うソル。


チャポの地元カネラスでは、2006年ミス・コンテストに、エルヴァが出場し優勝する。

 

18歳になったら俺と結婚しろ、俺はお前の王になる。

 

チャポはエルヴァにそう告げた。

 

チャポの願いは、シナロア・カルテルを世界一の組織にする事。

 

その為には国境地帯の管理が必要だ。

 

チェンテのフアレスが欲しい。

 

それは商売と弟を殺されたことの報復だと、イスマエルに話すチャポ。

 

最初、政府はカノのヌエド・ラレポだけを狙う予定だったが、チャポはソルを説得し、フアレスも襲う事を認めさせる。

 

「政府は金と組織の秩序が欲しいんだろ?国境地帯を掌握すれば皆が潤う」、と力説。

 

政府軍もカノのヌエド・ラレポと、チェンテのフアレス両方を急襲することになった。

 

軍がエル・ネメスの隠れ家と麻薬製造所を襲い、連邦警察が幹線道路と街の出入り口を検問。

 

フアレスには、麻薬の輸送中に密輸者を

とらえて、打撃を与える作戦だ。

 

フアレスの地元警察はフアレスについている。

 

邪魔するなら排除だ。

 

ところが、ひそかにこの情報を得たカノが、チェンテへチャポが裏切ったぞと電話し、カノとチェンテは共闘することになった。


大統領は軍隊に宣言する。

 

「国民に我々の戦う姿勢を見せるのだ。

麻薬カルテル掃討作戦の開始だ!」

 

4260人以上の軍隊が出動し、警察関係からは1400人が参加する大作戦。

 

2か月後、麻薬戦争はまだ続いていた。

 

政府とチャポの思惑が外れたのだ。

 

怒り狂うチャポ。

 

大統領に向かってソルは言う。

 

汚職のせいだ、軍にも敵に通じている者

がいる。作戦を台無しにしたのは汚職だ。

 

実際、カノやチェンテに協力する者は多く、州知事もチェンテに買収されていた。

 

州知事を襲い、無理やり自分の味方につけたチャポに対し、カノは報復を開始する。

 

チャポの縄張りを皆殺しにするカノ。

 

麻薬戦争ではじめて市民の犠牲者が出た。

 

「目には目を」とチャポもヌエド・ラレポを襲う。

 

市民を巻き込んだ血みどろの抗争が始まった。

 

シーズン2 第7話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

前回、フアレス・カルテルにチェンテを戻すため、弟を殺され表面上は我慢していたチャポ。

 

ところが、大統領交代によるソルの要請を受けると、一石二鳥とばかりに、政府はカノのヌエド・ラレポのみならず、チェンテのフアレスを狙うしたたかさ。

 

ここから、メキシコ麻薬戦争は本格化する。

 

シーズン2 第8話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録) 

メキシコ麻薬戦争。

 

チャポと敵対するチェンテ、カノ、アルトゥーロ連合との抗争に巻き込まれた3組の市民たち。

 

第8話は、本編とは直接関係のない巻き込まれた市民たちの物語。

 

それぞれの避けることのできぬ悲劇が同時に繰り広げられる。


1組目。

 

ヌエボ・ラレドで娘マルタをチャポ達に

拉致された母アベリナ。


州検察事務所に娘の捜索を願いに来たアベリナ夫婦は、娘マルタがクリアカン

連れ去られたと聞かされ、単身クリアカンにマルタ捜索に出発。

 

クリアカン行きのバスの中で「行方不明」と書かれたシャツを着る乗客と出会い、バーで働いているのではないかと言われる。

 

クリアカンに着いたアベリナは、早速バーを回ってマルタを探すが手掛かりをつかめない。

 

娘の写真を街中に貼ってアベリナに近づくのは2人組の警官だった。

 

「この娘は見た。この辺のボスが連れ歩いていた。解放して貰うには7万ペソ必要。」

 

7万ペソの大金を持っていないアベリナは、夫に連絡してなんとか金を工面する。

 

娘マルタの引き渡し場所へ連れていかれるが、しかしそこにマルタの姿は無かった。


2組目。

 

ヌエボ・ラレドでストリートサッカー中に、カノの手下たちに拉致された少年オマール。

 

カノが指揮する戦闘集団ロス・エメス

の隠れ家に連行され、閉じ込められてしまった。

 

そこで知り合いのエメに会ったオマールは、殺されたくなかったら言われたとおりにやるのだとエメに忠告される。

 

使えない奴は殺す。

 

そう言って、カノの手下がオマールに命じたのは捕虜の殺害だった。

 

俺たちが平和に暮らすためには、こいつを殺さなければならない。

 

こいつを殺せないならお前を殺す。

 

どっちかだ。

 

そうチャポの手下に言われた少年だが、どうしても殺す事が出来なかった。

 

1度目は許してもらった少年だが、2度目は無いぞと告げられる。


3組目。

 

チェンテの麻薬畑で働くセナイダ夫婦。

 

麻薬を採取中にチャポの部隊に襲撃される労働者たち。

 

チェンテの見張りは皆殺害され、これからはチャポのために働くことを強制される。

 

労働者たちは、チェンテが支配していた時以上に過酷な労働を強いられてしまう。

 

奴らが去るであろう収穫まで我慢しようと夫は言うが、妻は刑務所の方がましと答える。

 

水を飲むことも許されず、疲れで倒れた仲間が見張りから暴行を受け、夫婦も巻き添えをくらう。

 

もう耐えきれずに逃げる事を決意した

セナイダ夫婦だが、合流した他の家族ともどもチャポの手下に見つかり銃撃される。

 

泣き叫ぶ子供たち。

 

情け容赦無く銃を撃つ手下。

 

怒号と混乱の中、セナイダ達は逃げきれるのだろうか。

 

フェリペ大統領に被害者達が麻薬戦争の被害者だと会見の場で非難された。

 

街の壁にはこう落書きされていた。

 

「彼らはどこにいる?」

 

そんな中、チャポはエルヴァと結婚式を挙げていた。

 

シーズン2 第8話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

第8話の見どころは、タイトルの通り、

「その他の人々」。

 

メキシコ麻薬戦争での一般市民の被害者たちによる、政府非難

 

シーズン2 第9話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

チャポと自身の癒着を騒がれ出したソルは、カモフラージュのためににシナロアのトラックを押収する。

 

チャポは海外への輸出も押収するとソルに言われた。

 

商売に大打撃なので抗争をやめると宣言。

 

チェンテとカノに停戦を申し込む事にするが相手が承諾する訳がない。

 

そこで交渉人として名乗りをあげたのがチャポ傘下のレイダ・カルテルのボス、アルトゥーロ。

 

チワワ州、チェンテのもとへ大胆にも1人で向かうアルトゥーロ。

 

車、自家用飛行機、また車と目隠しをされたまま連れて来られたのがフアレス郊外だった。

 

チェンテは、アルトゥーロにお前は度胸があるがチャポは信用ならないという。

 

お互いの商売に専念しようというアルトゥーロの言葉にカノと相談すると返す。

 

カノは拒否。

 

交渉決裂でチャポの元に戻ろうとするアルトゥーロはカノの待つヌエド・ラレボへ連行される。

 

チャポがカノの従弟を拉致しており、そのとばっちりを受けたのだ。

 

噂通りの度胸にアルトゥーロをカノは認め、ボスがあんただったら連合に参加したと。

 

交渉は成立し、チャポもイスマエルらを連れて敵地ヌエド・ラレボに赴く。

 

チャポはカノに信頼されているようなアルトゥーロに不審の目を向け、アルトゥーロと弟を見張らせる。

 

交渉を成功に導いたアルトゥーロは、報酬を求めるが、チャポは即答を避ける。

 

待ちきれないアルトゥーロはチェンテ経由でコカインの商売をする事にするがチャポの盗聴網に引っかかった。


その頃、チャポの息子キノが逮捕された。

 

仕事に身が入らず車を飛ばして捕まったのだ。

 

釈放をソルに要求するチャポだがソルは断る。 

 

マスコミの目が光っているからだ。

 

釈放の為に別の大物を差し出すとチャポ。

 

その大物とは、アルトゥーロと弟アリエルだった。

 

アリエルは逮捕され、アルトゥーロは辛くも逃げ切る。

 

こんな形で俺に報いるのか。

 

裏切りは高くつくぞ、覚えておけ!

 

チャポにそう電話するアルトゥーロであった。

 

シーズン2 第9話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

チェンテとカノの抵抗に長引くメキシコ麻薬戦争。

 

大統領やソルは終結を目指し、協力体制にあるチャポは敵対するチェンテとカノに停戦を申し込む事にする。

 

交渉にアルトゥーロが名乗りをあげ、交渉は成功し、チャポとカノが握手をする。

 

男をあげたアルトゥーロだったが、息子の不祥事を口実に、チャポはアルトゥーロに非道な振る舞いをする。

 

シーズン2 第10話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

チャポに裏切られたチャポ傘下のベルナル・レイダ・カルテルのボス、アルトゥーロはチェンテとカノに会いに行く。

 

アルトゥーロはチャポと決別し、チェンテとカノとの共同戦線を張る事を決意。

 

チェンテ、カノはそれぞれの本拠地を守り、アルトゥーロがチャポを攻撃する事になった。

 

エル・シエロ。

 

チャポの母の農場に長男のキノを匿うチャポ。

 

キノの無責任な行動がアルトゥーロ離反の原因。

 

クリアカンのアルトゥーロ邸を捜索するチャポの部下達だが、アルトゥーロの行方は知れなかった。

 

アルトゥーロは最大の敵になった。

 

奴は連合の平和を乱したのだと言うチャポに対し、反論するナサリオ・モレノ

 

平和と利益を求めて連合に入ったのだ。

 

もう抗争には付き合いたくない。

 

そう言ってナサリオ・モレノは連合を抜ける。

 

その他カルテルも連合に留まらず、残ったのはイスマエル・チャポ達だけ。

 

チェンテ、カノに加えてアルトゥーロの3組織との抗争は不利だが、戦いを止める訳にもいかない。


そんな中、次男のモレノは自分の畑の収穫時期が近いので、農場へ行かせてくれとチャポに頼み込む。

 

反対するチャポだがモレノの本気を感じ、護衛を2倍にする事で了承する。

 

モレノは付人のアルトゥーロ(ベルナル・レイダ・カルテルのボスのアルトゥーロとは同名だが別人である)と共に自分の農場に向かう。

 

農場では麻薬の原料の収穫が行われ、シカゴに向けて、密輸の準備も進められていた。

 

チャポの下っ端の手下、メトリコは普段麻薬を吸ってラリっている若者だが、モレノ達の護衛を命令された。

 

農場で付人のアルトゥーロが、護衛をしていたメトリコと知り合いになる。

 

同年配の気安さからか、アルトゥーロとメトリコはお互いの名前を教え合った。

 

空港へと向かうモレノはメトリコら護衛達にもう付いてこないでいいと告げる。

 

ここからはアルトゥーロと2人で十分だと。

 

無事に出荷を終えたという息子の言葉にチャポは、俺より早くボスになるかもしれないと、うれしそうに語る。

 

ソルから派遣された軍隊も加わって抗争は更に続き、アルトゥーロ狩りも継続されていた。

 

密輸を終えシカゴに遊びに来たモレノ達は、言葉が通じない事にいら立ち、クリアカンに帰る。

 

クリアカンでは、チャポが外出禁止令を出していた。

 

それを知らないモレノ達は帰って一休みした後、外出しようとする。

 

時刻は夜8時。

 

外に出た2人をアルトゥーロ狩りで巡回中のメトリコが見つけて声をかける。

 

「アルトゥーロ」。

 

その声に反応し、武装したチャポの手下たちが銃弾をモレノと付人のアルトゥーロに浴びせるのだった。

 

シーズン2 第10話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

長男キノの逮捕によって引き起こされたアルトゥーロの連合離脱。

 

チャポは息子達にしばらくの間、おとなしくしているように告げる。

 

次男のモレノはそんな父に対抗する。

 

自分の意見に反抗する息子を諫めるチャポだが、頼もしさも感じていた。

 

それが更なる悲劇を生むことに。

 

シーズン2 第11話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

間違ってモレノを撃ってしまった手下達がチャポ邸に集められるが、チャポは処刑しなかった。

 

繰り返される負の連鎖がチャポを変えようとしていた。

 

その頃、チェンテ、カノ、アルトゥーロらは次の作戦を練っていた。

 

モレノを撃ったのはアルトゥーロであるとの疑いがあると報道するテレビに銃弾を撃ち込むアルトゥーロ。

 

裏切ったから罰が当たったんだとうそぶく。

 

しかし、自分自身も麻薬に頼るようになり、誰も信用できないと言って仲間の信頼度を占い師に占わせる。

 

明らかに精神を蝕まれ始めていた。

 

抗争中で息子の葬儀に出られないチャポはやつれていた。

 

そこに母が訪ねて来る。

 

だから足を洗ってと言ったのに。

 

チャポを責める母。

 

実家の農場で1人悲しみに沈むチャポ。

 

息子の写真を眺め酒をあおる。

 

ソルからの電話にも出ようとしなかった。

 

ソルはイスマエルと会談していた。

 

この隙を突いて敵が攻めて来るぞ。

 

チャポが戻るまでは俺が指揮を執る。

 

イスマエルは言う。

 

そしてアルトゥーロの暴走は続く。

 

占いで出た答えを信じて何の落ち度の無い支援者ポンシアノの息子達を拉致してしまう。

 

無実を訴えるポンシアノの言い分を聞くが結局射殺する。

 

クリアカン

 

連邦警察を襲撃してチャポに思い知らせろ。

 

これもまたアルトゥーロの無謀な命令だった。

 

また多数の死者が出てしまった。

 

クリアカンでの銃撃戦発生でソルからの圧力がさらに増してくる。

 

帰って来てくれ、そう電話で言うイスマエルにチャポはある事を依頼する。

 

街中のバラを買い集め、葬儀の列の上空のセスナ機からばらまかせたのだった。

 

黒い葬列に降りかかる真っ赤なバラ。

 

息子の葬儀のニュースをテレビで見たチャポ。

 

今更後戻りは出来ない。

 

自分に言い聞かせる。


貧しかった頃を思い出し、回想シーンが入る。

 

こうなる運命だったのか、選択肢があっても。

 

鏡に映った自分を銃で撃ち、チャポはまた立ち上がり、町に戻っていった。

 

シーズン2 第12話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

モレロの棺桶空撮ショットと、飛行機から町中のバラの花をまく。

 

息子のモレノを失ってしまったチャポは悲しみにくれ、1人でこもり始める。

 

そのすきに乗じて、チェンテやカノが追撃を加えようとする。

 

特に復讐に燃えているのは、アルトゥーロだったが、戦いの中で精神を病み始める。

 

2度とこんな思いはしたくないと、悲痛な状態のチャポは長男のキノをカナダへ逃がした。

 

野心家には代償が伴うが、チャポは回想シーンにより、現場復帰する。

 

シーズン2 第12話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

決意を新たにしたチャポは、あの3人は厄介だが、ソルにすべてを終わらせる作戦があると伝える。

 

ソルはその案を実行に移す。

 

敵を1人ずつ排除すべく動き始める。

 

まずは、コロラド州のラシエルの元にDEAのマニーらが面会に来て、見返りを条件に麻薬戦争終結に協力するように持ちかける。

 

ラシエルは弟のトニーに連絡し、DEAへの協力で減刑があると言い、チャポと組みカノを倒すと伝える。

 

次は、チェンテを抑えるマスメディアを使っての情報戦略に乗り出す。

 

そして、チャポの特殊部隊を使って、薬物更生施設やアルトゥーロの薬物倉庫の襲撃。

 

あせったアルトゥーロは反撃に出る。

 

襲撃現場に来ていたフアレス市長はチェンテとの関係を疑われる。

 

チャポの特殊部隊のリーダーマヌエルは、フアレス市長をチャポの元に連れてくる。

 

チャポはフアレス市長に、チェンテから自分側につかなければ、政治生命を終わらせるとを脅し、買収する。

 

一方、ソルの車を襲撃し、ムニェカらが多勢で武装して現れ、アルトゥーロと対面する。

 

アルトゥーロはチャポと手を切れと言うが、独断ではできず大統領に相談すると返す。

 

暴走しているアルトゥーロに危うく殺られそうになるが、引き金を引こうとする瞬間、右腕であるムニェカが止め、ソルは事なきを得た。

 

アルトゥーロは常軌を逸しており、大統領の命までも奪うと脅す。

 

政府を敵に回したアルトゥールは、ムニェカの居場所が知られ、軍隊が急襲し、捕らえられる。

 

トニーの元には、イスマエルが向かい、ヌエボ・ラレドを等分する交渉がまとめられた。

 

捕らえられたムニェカからチャポがアルトゥールの居場所を聞き出す。

 

ソルはフェリペ大統領候補に連邦警察と、軍の協力を要請し、結果を出す唯一の方法だと大統領に迫る。

 

迎えた一戦は、ヌエボ・ラレドで、政府軍&シナロア・カルテル対ロス・エメス一味との麻薬戦争大一番の火蓋が切られた。

 

空撮で俯瞰ショットが多用され、街中でのド派手な銃撃戦が展開され、もちろんロス・エメスは装甲車を持ち出す。

 

そして、戦いは激化の一途を辿っていく。

 

※ここからラストまでの怒濤の約30分は、ぜひ自身の眼で何度も観てもらいたい。

 

最高の瞬間の連続だからだ。

 

チャポ・グスマンと比べて、パブロ・エスコバル、あるいはヒルベルト・ロドリゲスとの決定的な違いがよく現れている。

 

シーズン2 第12話 名場面ハイライト(評価・解説・考察) 

 

上記の通り。

 

PS.

ソルの元には夢にまでみた申し出が舞い込むが、それには厳しい条件があった・・・。

 

まとめ

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・シーズン2 第1話~第12話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

・シーズン2 第1話~第12話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

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