ナルコスの登場人物とゆかいな仲間たち

「マジックリアリズムは、コロンビアが発祥の地。不可解な事が日常的に起こる。肝心な時に限って、奇妙な事が。」

エル・チャポ シーズン1 全9話 あらすじ・ネタバレ

※ドラマタイトルの「エル・チャポ」はメキシコの麻薬王ホアキン・グスマンを意味する

 

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目次

シーズン1 第1話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

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※画像の引用元:公式Youtubeより(以下同様)

 

1985年。

 

ホアキン・グスマン、通称:エル・チャポは、ゴッド・ファーザーの異名を持つメキシコの麻薬王ミゲル・アンヘル・フェリクス・ガジャルドの元で働いている。

 

(当時、グアダラハラカルテルが支配)

 

重要な職を任されるのでもなく、運転手などの下っ端仕事を命ぜられていた。

 

しかし、野心家のチャポは、麻薬の密輸経路を確保するために、メキシコとアメリカ国境の真下にトンネルの掘削を進めていた。

 

チャポは、大ボスのミゲルにトンネルを使いアメリカまでのコカイン密輸を打診するが、コロンビア担当はアマドだと言われ、取り合ってはもらえない。

 

そんな中チャポは、コロンビア最大の麻薬密売組織の創設者で名を馳せていたパブロ・エスコバルと直接取引。

 

コカイン1トンをアメリカまで届ける約束をする。

 

期限は48時間以内。失敗すれば命はない。

 

麻薬密売組織を率いるヘクター・パルマ、通称グエロと組んだチャポは、麻薬の移動を開始する。

 

この時、チャポの弟ポヨから連絡が入り、父親の危篤を知らされる。

 

同時に、チャポに出し抜かれた事が気に入らないアマドの策略により、ワイロで抑えていたはずの警察が麻薬を没収。

 

チャポたちは、警察長官宅へ押し入り、

脅迫して荷物を取り返し、アマドへ暴行を加えた警察長官を届ける。

 

米国の国境付近に近づいた所で、今度はメキシコの麻薬取締局に追跡される。

 

それは暴行を受けた警察長官の仕業だったが、チャポは麻薬取締局に1千500万ドルのワイロを約束して、ピンチを脱する。

 

用意していたトンネルからトロッコで麻薬を運びだし、期限以内に無事コカインをパブロの倉庫へ届ける事に成功する。


父親の危篤に駆けつけられなかったチャポは、その足で実家へ戻るが、時すでに遅く父親は他界していた。

 

トンネルの場所を秘密にするために、エンジニア以外関わった全ての労働者を殺害したチャポをパブロが労をねぎらう。

 

これが後に帝国を築く、エル・チャポの始まりとなる。

 

シーズン1 第1話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

ナルコスト待望のシリーズ、エル・チャポの記念すべき第1話は、ナルコスのおなじみのキャラクター(アマド、パブロ・エスコバル)が出てくる。

 

あがらずにはいられない、ナルコス・ユニバース状態。

 

チャポはパブロに直談判し、メキシコ・アメリカ間の麻薬のスピード輸送を実現。

 

徐々に地位を確立していき、シナロア・カルテルのボスにまで上りつめる。

 

ナルコスの地続きの1985年から始まる成り上がり物語の開幕だ。

 

(ミゲル・アンヘルの組織に潜入していたアメリカの覆面捜査官が拉致、拷問の末に殺害された)

 

シーズン1 第2話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

コカイン密輸という危険な仕事を通して有能さを証明し、パブロ・エスコバルの信頼を勝ち取ったチャポ。

 

それから3年後、1988年。

 

メキシコでは6年に及ぶ汚職の末に、大統領が交代し、制度的労働党の主席秘書のコンラド・ソルが見守る中、新大統領の就任式が行われていた。


一方、チャポはティファナのボス、アベンダーニョ兄弟に密輸をもちかけるが、コカインを扱うならアマドと組むと言われ、断られてしまう。

 

それでも諦めないチャポは、秘密裏に食品運送を偽装したトラックで密輸に踏み切り、かろうじて成功させる。

 

危険な橋を渡って大金を稼ごうとするチャポに、第1夫人アレハンドラは不安を覚える。

 

チャポは高級車と大金を手土産に、麻薬組織の大ボス ミゲル・アンヘルを訪ねる。

 

望みはボスに任命されることだったが、ミゲルはまだ早いとはねのける。

 

チャポは受け取ってもらえなかった高級車を飛ばして、第2夫人グラシエラの家へ。

 

いらだちを押さえぬまま彼女を押し倒すのだった。


新大統領の元では、国家安全保障担当補佐官であるブランコ将軍がソルを部下に迎えた。

 

新大統領はDEA(アメリカ麻薬取締局)協力の下、麻薬組織に対して新たな行動を取り始める。

 

ブランコ将軍とソルは早速、ミゲルやアマドを逮捕する。

 

ブランコはミゲルと取引し、彼の縄張り分割を許可した。

 

そして、各地組織のボスが集まり、再編会議が催される。

 

チワワ州はラファエル・アギラール

シナロア州はイスマエル。

ティファナ州はアベンダーニョ兄弟等。

 

縄張りの取り決め。

 

その場に呼ばれたチャポは、テカテ市のボスに任命されることになった。


晴れてボスとなったチャポは、ラヨやグエロら仲間とともに祝杯をあげた。

 

そこへアベンダーニョ兄弟から電話がかかってくる。

 

イスマエルと一緒に飲もうという誘いの電話だった。

 

チャポは代理として仲間のラヨを向かわせた。

 

チャポはミゲル所有の製造所を傘下に入れ、さらにミゲルの弁護士宅を襲撃して、役人のワイロの証拠を奪い取り、着々と足場を固めていく。

 

だがその襲撃事件が、ブランコとソルの耳にも入り、チャポの名を知られることになる。


ティファナでは、ラヨがチャポからの贈り物を持って、アベンダーニョ兄弟を訪ねていた。

 

ところが、ひと悶着(もんちゃく)を起こしたラヨをアベンダーニョ兄弟は射殺。

 

チャポは激怒する。

 

シーズン1 第2話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

新大統領の就任により、ミゲル・アンヘル・フェリクス・ガジャルドが逮捕される。

 

グアダラハラカルテル解体という大事件が起こる。

 

ナルコス シーズン4でもメキシコ編で、このあたりが詳しく描かれると思うが、チャポも晴れて組織のボスとなる。

 

しかし、ここから組織の統率が取れなくなる。

 

メキシコ麻薬戦争はこのあたりから、始まっていると言っても過言ではないほど、歴史的瞬間だ。

 

シーズン1 第3話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

ラヨを無残にも殺された恨みを晴らすべく、チャポらはティフアナに赴き、アベンダーニョ兄弟を待ち伏せする。

 

尾行に気づいたアベンダーニョ兄弟は、追っ手をまこうとするが、チャポたちに囲まれ銃撃される。

 

アベンダーニョ兄弟の車は防弾仕様のため、命までは奪うことができなかったものの、チャポはいったん引くことにした。

 

その後、アベンダーニョ兄弟と親しいイスマエルを頼ろうとするが、和解交渉以外で手を貸す気はないと断られる。

 

一方、アベンダーニョ兄弟は、チャポとの抗争に備えはじめる。

 

チャポとグエロは家族を巻きこまないよう、グアダラハラの隠れ家にひそむことに。

 

コンラドとブランコ将軍をたずねたチャポは、最近のリバス弁護士の殺害、ティフアナでの銃撃について警告を受ける。

 

次に問題を起こせば逮捕だと告げられる。

 

ティファナのアベンダーニョの倉庫では大量のコカインの密輸の準備が進んでいた。

 

チャポがグエロと襲撃計画をしている時、突然外の車が爆発して部屋の窓が吹き飛んだ。

 

無事だった2人は計画通り、アベンダーニョの倉庫を襲った。

 

大統領を訪ねたアメリカ側は、カルテル間の抗争を懸念していて、内部のものに制御させるのがよいと提案。

 

その役にはアマドが適任と考えていて、従わない場合、ブランコ将軍の秘密を暴くとおどす。

 

その後アマドは、農場にアベンダーニョ兄弟とチャポ、グエロを呼び出し和解させようとした。

 

アメリカが麻薬カルテルに関わってきたことで、従わなければ全員つぶされることになると知らさせる。

 

そこで、チャポはしぶしぶアベンダーニョ兄弟と和解。

 

そんな中、グエロの妻と2人の幼い子供が、アベンダーニョ兄弟の手下のラファエルに、殺害されてしまう。

 

コロンビアの件で力をつけたチャポたちを気に入らなかったアベンダーニョ兄弟は、グエロをつぶせばチャポは何もできないと考えたからだ。

 

チャポに手を貸すつもりがなかったイスマエルは、そのことを知りチャポ側についた。

 

そして、アベンダーニョ兄弟襲撃の手助けをしてくれた。

 

しかし、襲撃は失敗し、兄弟には逃げられてしまう。

 

無関係の弟のロビートをとらえたが、イスマエルの助言に従い解放した。

 

グエロは皆殺しを望んでいたが、チャポは家族の殺し合いが続くだけだ、イスマエルが正しいとグエロをさとす。

 

チャポの襲撃で一般人が巻き添えとなり、平和的な解決を望んでいたブランコ将軍はアマドに怒りをぶつけると、アマドはチャポを殺すと伝えた。

 

シーズン1 第3話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

チャポとグエロの結束が高まり、後にシナロア・カルテルの最高幹部になるイスマエルがチャポ側につくことで、敵対するアベンダーニョ兄弟との決戦に備え、組織力が格段に上昇する。

 

シーズン1 第4話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

グアダラハラのアマドの農場で、今後の話をするアマドとチャポ。

 

アマドはチャポの行動のせいで、政府からかなりの圧力を受けていると伝え、商売を休んでしばらくの間、おとなしくしているよう言い渡す。

 

チャポは素直にその提案を受け入れるが、元々チャポはアマドを信用していない。

 

いずれアベンダーニョ兄弟には、倍返しをすると誓う。

 

一方、アベンダーニョ兄弟の弟ラモンは、チャポの居場所を探すため、殺し屋グループを雇い、第1・第2夫人の家にまで来ていた。

 

しかし、どちらにもチャポはおらず、彼の高級車を目印に探すことにした。

 

アマドは、アベンダーニョ兄弟の兄ベンハミンに、チャポは頭を冷やすから殺すなと伝えるが、ラモンのほうはもう手遅れだと言い放つ。

 

チャポ探しは難航していたが、そこへ州警察の幹部チノが、アベンダーニョ兄弟の自宅へやって来た。

 

チノはチャポとも通じており、検事補に会わせるなど手を貸している。

 

そして、チャポの正確な居場所を知っているから、その情報を500万で売ると兄弟に話す。

 

チャポのためにプエルトバジャルタ行きのチケットをチノが購入したので、情報が正確だと兄弟に信じさせた。

 

チノがなぜチャポの情報を売るのかとラモンに聞かれると、つぎのように答える。

 

政府が内部抗争に神経をとがらせていて、狂犬が死ねば狂犬病は広がらない、と笑顔を見せるのだった。

 

情報通り空港にいるチャポを見つけると、ラモンとその部下たち10数人が、一斉に銃を乱射し始めた。

 

チャポは突然の襲撃に驚きつつも迎え撃ち、なんとか空港を抜けて滑走路まで逃げることに成功した。

 

同時に、麻薬密売人を悪としそれを政府が増長させていると唱えるポサダス・オカンポ枢機卿が殺害された。

 

政府は、アマドに指示をし、アベンダーニョ兄弟を利用して、枢機卿とチャポを同時に殺害する計画だったのだ。

 

しかし、枢機卿が巻き込まれたように殺害するはずが、目撃者がいたことで、政府は新犯人をでっちあげる必要に陥ってしまう。

 

危機感を感じたチャポは、アマドに停戦協定を結びたいと申し出るが、アマドが何気なく発した言葉から、アマドが黒幕だと気づく。

 

チャポはエルサルバドルへ向かうことにし、おさまるまでそこに身を置くつもりでいた。

 

そして、チャポが指名手配され、500万の懸賞金がかけられる事となった。

  

シーズン1 第4話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

元々チャポと仲違いしていたアマドが、州警察幹部チノを翻弄し、アベンダーニョ兄弟も利用した、ポサダス・オカンポ枢機卿殺害、チャポの指名手配。

 

アマドの見事な暗躍が見所。

 

シーズン1 第5話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

依然としてチャポの捜索が続いているなか、チャポは逃走資金を確保するために現金を隠してある場所へ行く。

 

しかし、期待していた札束は腐ってしまってほとんど使い物にならなくなっていた。

 

現金を掘り出す手伝いをした部下に大金を払うチャポに、部下がなぜ払うのか聞くと、自分に高額の懸賞金がかけられているから裏切らないように払うのだと言う。

 

使えそうな現金を持ちホテルへ入るチャポは、テレビで自分に懸賞金がかかっている放送が流れているなか、緊張しながら部屋へ行く。

 

一方、アベンダーニョ兄弟とその家族は、アメリカ・ロサンゼルスに身を隠していた。

 

イスマエルは、アマドへの復讐は事態が収束してからと話すと、チャポは気にしなくてもどうせ捕まる、とベンハミンが言う。

 

その時、ホテルのテレビでは、チャポの隠れ家に大勢の警官が押しかけて捜索をしている場面を映し出していた。

 

そして、ブランコ将軍はチャポの包囲は順調で数時間で逮捕できると会見をしていた。

 

チャポは自慢の髭をそり落とし、国外へ出るための、偽造パスポートを用意しようとする。

 

ソルは図書館で古い新聞から、ブランコ将軍の過去の秘密を見つけていた。

 

ブランコ中佐の護衛がレイプ容疑で捕まり、裁判前に殺害されたというものだ。

 

さらに真相を知る為に、ソルは当時の記者に会いに行く。

 

ソルはブランコ将軍失脚を望み、記者に犯人は誰か聞いた。

 

記者は実際にレイプしたのは、ブランコ将軍だと答えた。

 

ブランコ将軍は当時から権力に守られていて、記事が書けなかったのだ。

 

ソルは資料を渡せばどうすると聞くと、記者はブランコ将軍を潰すと答える。

 

その頃、チノの連絡を受けたグエロは、監視されているなか、ごみ袋に大量の現金を詰めて、ごみ収集車に回収させ、チャポに現金を送る事に成功していた。

 

ソルはかつての同僚に会い、将軍の過去の事件の資料がある保管庫へ入れるように買収する。

 

その夜に資料保管庫で苦労の末に、将軍を追い詰めるための証拠を見つけることが出来た。

 

チャポは完成した偽造パスポートを手に、ホテルを出ると警察に捕まってしまうが、警官の上司と交渉の末、大金を払い釈放。

 

警官の先導で無事に街の外まで出ることが出来た。

 

しかし、エルサルバドルで、チャポの到着を準備している時、作業員のアマドへの密告により、メキシコ大統領へグアテマラへ行くがばれる。

 

グアテマラ大統領に、チャポの逮捕を依頼されてしまうこととなった。

 

シーズン1 第5話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

チャポの逮捕劇で、警官の買収し、町を出る事に成功するも、グアテマラ大統領へチクられ、裏のつながりの深さが伺える。

 

また、ソルのブランコ将軍失脚作戦により、ブランコ将軍の黒歴史が露呈し始める。

 

シーズン1 第6話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

メキシコとグアテマラの国境チアパスまで来たチャポ達は厳重な警備の中、車で進んでいく。

 

身分証提示とトランクをチェックされるが、偽造パスポートと髭を剃り落としたおかげで無事国境を抜けた。

 

グアテマラについたチャポは、現地の密売組織のボス、エレリアスを訪ねる。

 

手を組みたいと提案するが、エレリアスの組織の一員になれと言われる。

 

チャポは隣国に荷物(コカイン)があり、手を組めば大金が入ると持ち掛ける。

 

エレリアスは荷物を運べたら考えると言った。

 

なんとしても、荷物を運ばなくては、いけなくなったチャポは、アマドが待ち伏せしてくると思いながらも、やるしかないと決心した。

 

グアテマラ警察はチャポが立ち寄ったバーで聞き込みを始めた。

 

ソルはブランコ将軍の事件の証拠、ファイルのコピーを記者に渡す。

 

その後、自宅の書斎にも書類を隠した。

 

記者は上司に事件ファイルを見せると、大スクープで掲載しようと言われる。

 

記者は記事にするために、過去の関係者の証言を取りにいく。

 

夜にチャポは部下と共に、エルサルバドルに荷物を取りに向かった。

 

それを知ったアマドは、チャポが国境に現れたら、殺せと部下に命令した。

 

グアテマラエルサルバドルの国境に到着したチャポ達は検問を抜け、無事にエルサルバドルへ入国した。

 

記者は何人もの過去の関係者に会うも、取材出来ずにいたが、やっと1人証言してくれる女性を見つける。

 

その女性は18歳だった当時、話せば家族を殺すと脅されていたが、勇気をもって訴えたものの、ブランコ将軍は逮捕されなかった。

 

一方、エルサルバドルのチャポは、荷物が置いてある場所へすぐにはいかず、監視されていると予想して、その情報を探っていた。

 

現地の人間を使い、怪しまれずに張り込みの人数を探った。

 

そこで見張っていたのは、アメリカのDEAだった。

 

それを聞いたチャポは、それでも荷物を取りに行くと決める。

 

その時、突然何者かに銃撃される。

 

その後、滞在先のホテルへ戻ると、エルサルバドル警察が捜索していた。

 

それを見て逃げるチャポ達。

 

記者は例の記事が明日に掲載されると、上司に言われるが、ソルから呼び出される。

 

ソルは記事が掲載されれば、自分が疑われるため、国外へ逃げると言う。

 

荷物の回収に失敗したチャポは、車を調達して、何としてもグアテマラに戻ると決める。

 

戻ったチャポはホテルでエレリアスと会う約束だったが、荷物を持ち帰らなかったから、懸賞金をいただくと言われ、グアテマラ軍に囲まれてしまう。

 

しかし、150万ドルを渡すと約束し、解放してもらうはずが、現金を渡した後に裏切られて拘束される。

 

ソルはブランコ将軍のスキャンダルを大統領へ報告。

 

まだ差し止められると進言し、大統領は直接電話で記事を差し止めさせた。

 

DEAはチャポの麻薬を押収し、軍ではチャポの移送が開始された。

 

シーズン1 第6話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

チャポの逮捕劇に伴う、エレリアスの裏切り行為。

 

また、ソルにより、ブランコ将軍失脚作戦が功を成す。

 

カルテル・政府側の両者とも少々辟易してしまうぐらいの腹黒さのオンパレード。

 

これを俯瞰した目で観れるのが、大変面白い。

 

シーズン1 第7話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

グアテマラ国境を越え、メキシコ、チアパス州タパチュラへと向かう車の荷台に、チャポは縄で拘束され乗せられていた。

 

チャポはグアテマラ政府の協力により、メキシコに引き渡されることとなったのだ。

 

その頃、なぜ将軍のスキャンダル記事をボツにしたのか、記者は編集長に詰め寄っていた。

 

編集長は、権力者に記事が渡ったため、上の命令で仕方なかったことを記者に話す。

 

その時記者は、記事のことをソルに話したことを思い出し、ボツになったのは自業自得だと知る。

 

一方、ソルは大統領から直々に、ブランコ将軍の代わりに麻薬王チャポをとらえたことを大々的に、発表するよう命じられていた。

 

そして、ブランコ将軍のデスクに座り、満足げに笑みをこぼす。

 

アルモロヤ刑務所に移送される軍用機の中で、チャポはブランコ将軍と交渉しようと試みる。

 

チャポはポソ検事補に大金を払って、麻薬を守ってもらっていて、その検事補は大統領の兄弟の親友だと告げる。

 

それを聞いたブランコ将軍は、即座に大統領に電話でそのことを伝えると、大統領はチャポに口を開かせるなと命じる。

 

アルモロヤ刑務所長は、刑務所内での記者会見を認めない考えだった。

 

しかし、ソルは大統領命令だからと、記者会見を強行しようとする。

 

記者会見をソルに任されていることを知らないブランコ将軍は、電話でそのことを知り、ソルに怒りのまなざしを向ける。

 

ソルは、チャポに検事補の一件を取引に持ち込もうとしていた。

 

やり手のソルに親近感を覚えたチャポは、組んだほうが得だとソルを説得する。

 

大統領の政敵をつぶせる情報をチャポが持っていることを知ったソルは、一般刑務所に移す事しかできないと言うと、チャポは十分だと返し、交渉成立。

 

大統領がブランコ将軍を呼びつけて、性的暴行のスキャンダルについて言及し、大統領は解任を言い渡した。

 

しかし、チャポとの関わりについて、黙っていることを条件に、今までと報酬を変えず、遠くの大使館へと左遷させた。

 

記者会見が始まると、大勢のマスコミが集まっていて、次々と質問がチャポに投げかけられた。

 

妻や子供もその中継を当然見ていた。

 

同じころ、ブランコ将軍のスキャンダルを記事にした記者の家で、将軍は帰宅した記者へ銃口を向けていた。

 

会見が終わり、刑務官に刑務所の厳しい規則を教え込まれ、チャポは素直に従った。

 

そして、房に入れられたチャポは、その中を観察するようにまじまじと見つめるのだった。

 

シーズン1 第7話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

ブランコ将軍に代わり、ソルがチャポの逮捕を指揮し、ブランコ将軍を政界からほうむる巧みさ。

 

そして、チャポが囚われの身となり、醜態を全国にさらされてしまう。

 

しかしながら、物語が一気に動く傍らで、チャポはそれで終わらず、腐らずににソルと静かに交渉を始める。

 

そのしたたかさに注目したい。

 

シーズン1 第8話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

ブランコ将軍は解雇された腹いせに、スキャンダルを記事にした記者の家に行き、記事の原本を渡すように迫るが、記者が持っているのはコピーだとわかると、将軍は記者を粛正する。

 

性的暴行の疑惑をかけられ、情報の出処に血眼になるブランコ将軍は、裏工作をしているソルの家屋に、夜な夜な侵入してその原本を探す。

 

しかし、当人に発見されてしまい、銃を突き付けられたまま人気のない田舎道へ車を運転させられ、ソルに粛正されてしまう。


一方、グアテマラで逮捕され、殺人及び麻薬密輸の罪で収監されていたチャポの厳しい刑務所生活が始まり、監房での眠れない日々が続く。

 

そんな中、チャポは面会に来た仲間からある看守の娘の病状が良くない情報を入手し、その看守に娘の話をネタに買収を試みるが、反感を買い、暴行を受けてしまう。

 

囚人からも所内の情報収集するチャポは、買収できる人間がいないか聞き出すが、刑務所の運営者とは別に、女先生が実権を握り、関わらない方がいいと釘を刺される。

 

また彼が政府に抗議運動を起こしただけで、麻薬密売人以上にかなりの長い間不当に拘留されていることや、不眠を訴えていたが、女先生に薬を没収されたという話を聞く。

 

看守からの暴行で負った傷を機に、医師から処方を受けた睡眠薬を、食事中に看守の目を盗み、情報の謝礼を渡す。

 

ところが、翌朝教授は薬で起きられなくなってしまい、その結果看守に薬の流用がばれ、教授は懲罰房へ連れていかれ拷問を受ける。

 

薬の出処を吐かなかった教授の勇気に感銘を受けたチャポらは朝食抜きを申し出、自ら規則違反となり、拷問にあう。


そんな中、今まで難癖をつけられ、親族との面会が叶わなかったチャポだったが、とうとう母親との面会を果たすことに。

 

チャポの母親は、息子の酷い有様に涙を流しながらすがった。


それでもチャポは徐々に看守を買収していき、囚人たちにはチャポ経由で睡眠薬が配られ、チャポ自身にはいつもの朝食にパンが余分に2つついた。

 

懲罰房から戻された教授は、余程ひどい拷問を受けたのか咳込み、すっかり弱ってしまっていた。

 

声掛けに反応がなく、自殺を図ろうとしているのを他の囚人が気づき、看守を呼ぶ。

 

医師のもとへ連れて行って欲しいとのチャポの希望はかなわず、懲罰房へ連れていかれてしまう。

 

看守のひどい仕打ちを目にしたチャポも看守に対し、病気の娘を助けたのに恩を仇で返されたと感じて激高し、懲罰房に入れられてしまう。

 

シーズン1 第8話 名場面ハイライト(評価・解説・考察) 

 

ブランコ将軍は解雇された腹いせに、記者を粛正し、それを見越していたかのように、ソルがブランコ将軍を始末する、一連のなめらかさ。

 

一方、一見地味なチャポの獄中記が描かれ、脱獄王が脱獄を果たす下積みが、一部始終観れる見所十分なエピソード。

 

シーズン1 第9話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録) 

懲罰房で疲弊していくチャポのもとに、妻から一通の手紙が届いた。

 

しかし、その内容は他に男ができたという別れの手紙であった。

 

ようやく懲罰を終え、女副所長から懲罰房を出たいか問われたが、反抗的な態度を見抜かれ、さらに1カ月延長されてしまう。

 

豚の餌のような食事を出され、布団もトイレもろくにない懲罰房で、サイレンに耳をふさぎながら、孤独に耐えながら過ごすチャポ。

 

ふと思いつき、腹痛を訴え、医師との接触を試みた。

 

そこで医師を買収しようとしたが、うまくいかず、さらに2カ月懲罰が延びてしまう。


チャポは冷たいコンクリートの床に横たわりながら子供の頃、マリファナ栽培をしていた頃のことを思い出す。

 

芥子の扱いが丁寧で収穫高もよく、彼は父親以上にその信頼を得ていた。

 

対して彼の父親は、畑仕事を教えたのは自分だと主張し、いつもチャポからお金を巻き上げては、夜な夜な女の店で飲んだくれていた。

 

チャポは仕事で使えなくなったシャベルを買い替えると、芥子畑の方へ見慣れない高級車が入っていくのを目にした。

 

思わず見とれてしまい、彼らを追う。

 

そこで車を洗浄してワックスがけ申し出るが、運転席に座った際、魔が差して運転してしまう。

 

捕まったチャポはペドロの前に差し出される。

 

自分は盗んだのではなく、乗りたかっただけだと主張。

 

「どうすればペドロの元で、働かせてもらえるか。と聞く。

 

「彼は最近金をくすねる者がいるから、そいつを殺したら認めてやる」と言った。

 

そしてチャポは、その夜渡された銃を使って殺害。

 

明けて祝賀会が行なわれ、チャポはペドロから直に組織へ入れるから、クリアカンへ明日来いと言われる。

 

そこでチャポは金があれば力を持てる、力があれば皆が寄って来る、ということを学んだのだった。

 

翌朝身支度を整えて家を出ようとすると、彼の組織入りを知った父親に、お前は麻薬密売人の犬にしかなれない、と反対された。

 

チャポは父親を倒し、その胸ぐらをつかんで誓った。

 

必ず力を手に入れてボスになると。


4カ月の懲罰を終えたチャポは、髪が伸び切り顔中に髭を蓄え、別人のようになっていた。

 

改心したようにおとなしくなったチャポは、仕事をしたいと看守に申し出、トイレ掃除など仕事を任されるようになる。

 

しかし、懲罰房での彼の過去への回想が、より脱獄への決心を強固としたのは、間違いなかった。

 

彼は改心したふりをして、グエロに電話で依頼し、面会の監視官を脅迫し、監視を免れる。

 

面会に来た仲間に、食料配達用トラックを、2重底にして脱獄すると告げる。

 

ところが、決意もむなしく女副所長にバレてしまい、再びチャポは懲罰房へ戻されるのであった。

 

シーズン1 第9話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

懲罰房で疲弊し、壊れそうなチャポは少年時代を思い出し、回想シーンになる。

 

ここでのチャポは貧しい農村育ちで、無垢な少年であったが、「ゴッドファーザー」のマイケル・コルレオーネのごとく、向こう側の世界に飛び込んでしまう。

 

その様が丁寧に描かれる、最大の見せ場だ。

 

また、同時に酒・薬・女も経験し、ボスを目指すようになる。

 

その時の事を思い出し、懲罰房で拘束具に包まれながらも、自分自身のアイデンティティーを取り戻し、自由を手にするため、チャポは再び立ち上がる。

 

 まとめ

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・シーズン1 第1話~第9話 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

・シーズン1 第1話~第9話 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

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