愛すべき音楽映画に思う存分に浸るべし
誰だってひとつやふたつはお気に入りの音楽映画があるはず。それは、人気アーティストやお気に入りの曲を扱っていたり、サクセスストーリーだったりするはず。その背景には、年代・センス・アイデンティティー・生まれ育った環境などの価値観が大きく作用するため、千差万別だ。それでも、思い切り偏るのを承知の上で、今回選出した映画を紹介したい。おすすめ音楽映画10作品他全50作品【永久保存版】。
目次
- 【音楽映画】ロック映画の続編として前回とは違った映画を選出した基準
- 【音楽映画】音楽映画の醍醐味とは
- 【音楽映画】最新作は最新の音楽によって制作されるものではない
- 【音楽映画】おすすめ最低限みておくべき名作・傑作10作品
- 【音楽映画】おすすめ最低限みておくべき名作・傑作10作品以外の映画たち
- まとめ
【音楽映画】ロック映画の続編として前回とは違った映画を選出した基準
前回はロック映画を中心にセレクトしたが、今回の特集ではもっと広い意味での音楽映画を対象としている。
とはいえ、音楽についての全ジャンルを網羅できるわけでもなく、基本的にロックで育った身として、今回もロックが多くなるが、外せないジャンルの作品も取り入れているといった認識で捉えて欲しい。
ジャンル以外の基準については、前回ロック映画の縛りだったので、伝記映画やライブ映画を中心にラインナップした。
今回はそういったアーティスト目線の趣でけではなく、市井の人々メインの作品を選んだ(注:今回も一部そういった作品もあえて含んでいる)。
また、前回は伝説のアーティストを多く扱ったため、どうしても悲哀が感じられる作品群になってしまった。
今回はその点についても改善し、映画ならではの表現が活かされるポジティブな映画を選出したつもり(注:今回も一部はそうではない作品も今回含んでいる)。
それでも、価値観はひとそれぞれなので、あれも入っていない、これも入っていないといった意見はつきものだ。
【ロック映画】特集はこちらをチェック↓
【音楽映画】音楽映画の醍醐味とは
それはとことん音を楽しむということに尽きる。どんな音楽だってそれは共通するはずだ。だから、冒頭にも書いた通りだが、どんな音が好みなのかは、かなりばらつきが生じる。
もちろん人ぞれぞれ異なる音楽体験だと思うものの、要は音楽によって人生が一変するといった一例をあげてみる。
音楽とともにファッションやカルチャーそのものが感化されたり、ある音にビビビッと身体中に電気や稲妻が流れるような感覚や衝撃を受けたり、そういった類の経験がそれに値する。
しかも、それはリアルタイムで経験しなければ得られないものかといったらそんなことはなく、過去の作品においても、同様の効果もしくは場合によってはそれ以上の効果を与えてくれることも珍しくない。
【音楽映画】最新作は最新の音楽によって制作されるものではない
映画以外の様々なメディア、フェス、ダンス・クラブシーンを席巻する最新の音楽たち。
しかし、不思議なことに映画においては、それはむしろ逆に作用する。
もちろん例外はあるが、過去の名作、アーティスト、年代に焦点を当てて製作される。
ここ数年でヒットを記録した音楽映画と言えば、「シング・ストリート」(2016年)、「ボヘミアン・ラプソディ」(2018年)、「グリーンブック」(2018年)、「ロケットマン」(2019年)、「エルヴィス」(2022年)などが挙げられる。
また、過去作でも制作時は、当時において最新の音楽ではなく、過去のものとなっていることが多い。 どれもこれもかなりの年代が経っているものばかり。
いろんな要因が考えられるが、基本的に伝記映画はその人が亡くなったり、年代を振り返ることのできる程度のアーカイブができたりしてから制作されるもの。
さて、今回の記事では、前回のロック特集の記事と合わせて読むことで、最新の音楽映画を楽しむことができるように模索していくことをテーマとしている。
つまり、最新の音楽映画をみるには、過去作品が最新になりうるということ。
おすすめの10作品は特に思い入れの強いラインナップだが、その他作品にも注目してもらえれば、傾向がつかめるはず。
今回もランキング形式ではなく、製作順にラインナップした極私的ではあるが、おすすめ音楽映画を紹介したい。
※画像の引用元:IMDb公式サイトより
【音楽映画】おすすめ最低限みておくべき名作・傑作10作品
・さらば青春の光(1979年)
「ザ・フー」のロックオペラアルバム「四重人格(Quadrophenia)」を原作にした青春映画の金字塔。
主人公のジミーはモッズ少年で、ザ・フーの4人の性格を合わせ持っているというコンセプトになっている。
「I Am The Sea」が使用されるオープニングからぶちあがり、スピーディーに展開するため、あがったテンションが継続されているうちに、あっという間にフィナーレを迎える。
本作は60年代イギリスを舞台に、音楽、ドラッグなどの文化が詳細に再現されている。
特に、細身のモッズスーツの上からモッズコートに身を包み、髪はモッズヘアスタイル、ミラーやライトを過剰に装備したベスパなどに乗るといった、モッズブームとして社会現象を引き起こした。
その生き方は、不経済により職にあぶれた子により、古い道徳を振りかざす大人たちに反発するカウンターカルチャーとして反抗心が高まり怒れる若者たちに浸透していった。
本作と同年代の「ウエスト・サイド・ストーリー」のごとく、その怒りのモッズたちと正面衝突するのが、革ジャン・ジーンズ・エンジニアブーツ・リーゼントのロッカーズだ。
本作は、その一連の顛末を描いたフランク・ロッダム監督作品。
尚、ロッカーズについては、マーロン・ブランドの「乱暴者」に詳しく描かれているので、セットで鑑賞したい。
また、ザ・フー関連の映像作品は多く制作されているが、映画としては「Tommy /トミー」・「キッズ・アー・オールライト」は、外すこのできない必見作。
・ディーバ(1981年)
オペラの歌姫とその歌声をこっそりと録音してしまったことで巻き起こる、ゴージャスな音楽映画の傑作。
主人公の青年はブートマニアで、アンティーク機材を揃えているといった細かい設定からして素晴らしい。
ジャン=ジャック・ベネックスによる長編監督第1作目にして、記録的なロングラン上映となった、80年代フランス映画を象徴する作品のひとつ。
サスペンスやアクションを織り交ぜた3組の話が交錯するストーリー、多国籍な人種が登場する当時としてはグローバル化された人選も素晴らしい。
さらに、変化する画面の色調、幻想的なサントラ、おしゃれな街並み、豪華なセット・小道具、スタイリッシュな衣装などが渾然一体となっている。
そして、見事な着地といつまでも響く音と余韻が非の打ち所のなさをさらに助長する。
音楽についても、オペラからロック・サウンドまで、ヴァラエティ豊かな内容の曲が使用されており、特に印象的なのが オペラ「ワリー」。
また、スコアを手掛けたのはウラジミール・コスマ。こちらはエリック・サティの「Sentimental Walk」。
尚、ベネックスについては、「ディーバ」の他にも、有名な「ベティ・ブルー」をはじめ、「溝の中の月」・「ロザリオとライオン」・「IP5/愛を探す旅人たち」・「青い夢の女」といった作品があるが、非常に鑑賞しにくい状況であるため、改善されることを願う。
過去とも現代ともわからない架空の都市で繰り広げられるロックンロールの寓話。
煌びやかなネオンと、ギャングが支配するウォリアーズの続編的な無法地帯がある、誇張された世界観。
ファイヤー・インクによる「Nowhere Fast」・「Tonight Is What It Means To Be Young」はもちろん、ライ・クーダーのギターサウンドなど音が常に鳴っている。
物語は、ロック歌手のエレンがボンバーズに誘拐され、かつて彼女の恋人が救出のため馳せ参じるというもの。
颯爽と降り立った一匹狼としての流れ者、トム・コーディがカッコイイ。ファッションもロングコートにサラサラヘアがキマッている。
その彼の元に集まるとゆかいな仲間たちもユニークで、ならず者チームを結成する。
ストリートギャングであるボンバーズのボス、レイブンはレザーにリーゼント。
そんな魅力的な音楽とキャラクターが集結し、神話的な王道ストーリーを繰り広げ、粋な台詞なども相まって80年代の日本を熱狂させた。
尚、日本では時代的に大ヒットを記録したものの、世界ではカルトムービー扱いとして、続編は制作されていないのが残念だ。
監督ウォルター・ヒル。
出演マイケル・バレ、ダイアン・キートン、ウィリアム・デフォー他。
・あの頃ペニー・レインと(2000年)
70年代のキャメロン・クロウ監督自身の実体験を基にした脚本により描かれた、かなり独特で稀有な名作映画。
カルフォルニア州のサンディエゴで育った主人公ウィリアムは、15歳にしてローリングストーンのロックライターになる。
その才能を持っていたからこそ体験できた甘酸っぱさがいっぱいに詰まっている。 取材のため、ブレイク間近の架空のバンドであるスティルウォーター(オールマン・ブラザーズ・バンドがモデル)のツアーに同行し、そこでの出会いを描いた青春映画であり、ロードムービー。
タイトルにある「ペニー・レイン」とは、スティルウォーターのグルービー(熱心なファン)である女の子の名前。
出演は、パトリック・フュジット、ケイト・ハドソン、フランシス・マクドーマンド、フィリップ・シーモア・ホフマンなどだが、誰もが最高に輝いているキャスティングも最高だ。
そして、ザ・フー、イエス、ビーチボーイズ、オールマン・ブラザーズ・バンド、レナード・スキナード、ツェペリン、エルトン・ジョン、ボウイなどの70S音楽の使い方にも痺れる。
本作は、2019年舞台となったサンディエゴでミュージカルとしてプレミア公演が行われ、その後ニューヨークのブロードウェイで公演された。
・ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年)
本作は、ベル・アンド・セバスチャンのフロントマン、スチュアート・マードックが初監督・脚本といった、ミュージシャンが手掛けた映画としてトップレベルに君臨する。
ポップな音と色彩豊かな映像、レトロなファッションやインテリアが頻出し、ノスタルジックで爽やかなオシャレ青春ムービー。
2009年リリースのソロ・アルバム「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」を映画化。
収録曲もこちらのアルバムがベースとなっている。
参加アーティストは、スチュアート・マードックと劇中のメンバー以外には、ニール・ハノン、スティーヴィー・ジャクソン、セリア・ガルシア、イザベル・キャンベル。
ベルセバの楽曲も「F**k This Sh*t」・「Dress Up In You」の2曲を使用。
70年代のスコットランド・グラスゴーが舞台となり、拒食症で入院している少女を巡る音楽活動が始まる。
監督自身、20代の頃に病気になり数年間の闘病生活を経験し、その体験が元になって投影されていると思われる。 ヒロインはエミリー・ブラウニングが演じ、オリー・アレクサンデル、ハンナ・マリーが共演。
16mmで撮影した質感しっくりくる撮影、珠玉の音楽が優しく響く、キラキラ輝く男女のバンド物語は、何度もみてディティールまで味わい尽くしたくなる。
・パーティで女の子に話しかけるには(2017年)
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の精神を引き継いだジョン・キャメロン・ミッチェルのカオス・パンク・スピリットが作裂。
エル・ファニングと最年少でトニー賞受賞の若手実力派アレックス・シャープを主演に、ニコール・キッドマンまで登場する豪華で尖ったカッコイイよさは筆舌に尽くしがたい。
偶然もぐりこんだパーティ会場である冒頭から魔訶不思議な世界観に突入し、そのまま予想の遥か斜め上を行く展開に驚愕しつつ、しっかりと泣かされる。
70年代のロンドン郊外を舞台にしつつ、ファンタジーとの融合こそが本作が持つ極上のオリジナリティーだ。 それは音楽・ファッションにも色濃く表れている。
当時のパンクナンバーであるダムド ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、映画内のパンクバンドThe Dyschordsの楽曲、AC Newman・Ezra Furman・Xiu Xiu ・ Mitskiなどといった極めて稀な組合せ。
パンクファッションに身を包むのはもちろんだが、それだけにとどまらない近未来的なセンスで広がりをみせる。
原作は、「スターダスト」や「コララインとボタンの魔女」の原作者のニール・ゲイマンの同名短編。 どう考えてもジョン・キャメロン・ミッチェルにしか撮れない映画だ。
・カセットテープ・ダイアリーズ(2019年)
音楽に救われた覚えがあれば共感できる、ブルース・スプリングスティーンの曲にインスパイアされた物語。
80年代イギリスの田舎町を舞台に、パキスタン系の移民である一家の高校生が、ブルース・スプリングスティーンの音楽に出会い、成長していく姿を描いている。
社会からは保守的な地域なので人種差別を受け冷たく扱われ、家庭では厳格な父が過度な抑圧にさいなまれ、疎外感と反発心が芽生え始める。
そこでたまたま友人から教えてもらったテープにより、音楽がもつパワーに心踊らされ受け身だった毎日が変わっていく。
劇中を彩るブルース・スプリングスティーンの名曲の数々が国境や人種を超える原動力として使用されている。
原作はサルフラズ・マンズールの自叙伝「Greeting from Bury Park」、原題はブルース・スプリングスティーンの「Blinded by the Light」、監督はグリンダ・チャーダ。
なぜ邦題を「カセットテープ・ダイアリーズ」にしたのか疑問、原題のままの方がよかった。
尚、ブルース・スプリングスティーンの曲からインスパイアされた作品は他にもあるので、一緒に紹介したい。
まずは、「ハイウェイ・パトロールマン」を基にした、ショーン・ペン監督の「インディアン・ランナー」。
それから、「涙のサンダーロード」からはジム・カミングス監督・脚本・主演の「サンダーロード」が製作されている。
「ストップ・メイキング・センス」という、デヴィット・バーン自らが持つ最高峰のライブ映画をアップデート。
デヴィッド・バーンの「アメリカン・ユートピア」(2018年)が原案。
この作品のワールドツアー後、2019年にスタートしたブロードウェイのショーが大評判となり、スパイク・リーが監督した。
同アルバム及びトーキング・ヘッズ時代の曲などを披露する圧巻のパフォーマンス。
「ストップ・メイキング・センス」と比べる必要はないのだが、あえていうならば、かなりミニマリズムになっている。
デヴィッド・バーンが持つマルチな才能が大爆発しつつ、真のエンターテイメントとして、高揚感・幸福感・光悦感は完璧な水準の理想郷として機能している。
メンバーこそ多国籍の11人による構成だが、全員が光沢を帯びたグレーのスーツを纏い、裸足で舞台の上を縦横無尽に動きまわり、歌・演奏・ダンスを繰り広げる。
楽器はマーチングバンド式に体にピッタリとセットされ、配線ではなく無線なのに音や照明のズレはなく、技術的な進化を遂げ、とことんシンプルなステージ仕様になっている。
当時69歳のデヴィッド・バーンが非常にエネルギッシュな印象を受けるが、そんなデヴィッド・バーンやトーキング・ヘッズの背景を知らなくても楽しめる、といった評も公開時から多く、みるものに広く開かれた作品。
「ストップ・メイキング・センス」という、デヴィット・バーン自らが持つ最高峰のライブ映画をアップデート!
デヴィッド・バーンの「アメリカン・ユートピア」(2018年)が原案。
この作品のワールドツアー後、2019年にスタートしたブロードウェイのショーが大評判となり、スパイク・リーが監督した。
同アルバム及びトーキング・ヘッズ時代の曲などを披露する圧巻のパフォーマンス。
「ストップ・メイキング・センス」と比べる必要はないのだが、あえていうならば、かなりミニマリズムになっている。
メンバーこそ多国籍の11人による構成だが、全員が光沢を帯びたグレイのスーツを纏い、裸足で舞台の上を縦横無尽に動きまわり、歌・演奏・ダンスを繰り広げる。
楽器はマーチングバンド式に体にピッタリとセットされ、配線ではなく無線なのに音や照明のズレはなく、技術的な進化を遂げ、とことんシンプルなステージ仕様になっている。
当時69歳のデヴィッド・バーンが非常にエネルギッシュな印象を受けるが、そんなデヴィッドバーンやトーキング・ヘッズの背景を知らなくても楽しめる、といった評も公開時から多く、みるものに広く開かれた作品。
・ビルとテッドの時空旅行(2020年)
80年代終わりから90年代はじめに制作された超有名シリーズ、約30年ぶりの続編となる夢の3作目。
1・2作目も音楽映画ではあるがアドベンチャー寄りなので、音楽映画としての要素がより大きい本作を選出した。
ロック好きの少年だったふたりが今もなお、その心を忘れずに活動しており、共通な言葉なんか要らない、音楽が世界を救うといった信念を元にした 世界平和を本気で信じている。
主演はもちろんキアヌ・リーブスとアレックス・ウィンター、監督はディーン・パリソット。
脚本は全シリーズを手掛けるクリス・マシスン、エド・ソロモン。 主題歌は「Beginning Of The End」。
現実世界ではなかなか難しいことでも、映画のパワーでしか描けない推進力として、その役割はきっちりと果たしてくれている。
本シリーズのもっとも重要な台詞でありテーマである「お互いにエクセレントであれ(Be excellent to each other)」を常に忘れないピースフルな映画だ。
いつみても心の平穏を保つためのバランス調整剤であったり、元気をくれるポジティブシンキングを与えてくれたりする、非常に重要な作品。
尚、1・2作目と同時期に制作された「ウェインズワールド」も本シリーズとよく比較される楽しい映画なので、未見の場合にはこちらも併せてチェックしたい。
・ショップリスターズ・オブ・ザ・ワールド(2021年)
ザ・スミス結成前の前日譚を描いた「イングランド・イズ・マイン」とは異なるアプローチによる、愛に満ちた映画。
80年代のアメリカコロラド州デンバーを舞台に、本作ではザ・スミス解散後から物語が始まる。
ザ・スミスの活動時期は1982年~1987年とたったの5年間だが、その影響力はすさまじく、世界中にフォロワーがいる。
そんなザ・スミスの個人ファン目線といったミクロな視点で映画化された試みがユニークだ。
ザ・スミスに限らず誰にも当てはまるお気に入りの存在などがいなくなってしまう体験。
本作では、ザ・スミス解散のニュースを聞いた者たちが抱える不安や葛藤を描いている。
ファンの度合いが高ければ高いほどショックの度合いも深く、それぞれが驚きを隠せずに、ある行動へと発展する。
しかも、実際にザ・スミスのファンが引き起こした事件に着想を得ており、よくないことなのかも知れないがこれほどまでに愛情の深さを感じる作品も珍しい。
「イングランド・イズ・マイン」では、全く使用されなかったザ・スミスの楽曲。
本作ではふんだんに使用されており、世界中に数多いるザ・スミスファンへのファンサービスが手厚く、堪らないものがある。
ザ・スミス以外にも、こういう映画がもっと出来ればいいのにと切に思う。
「イングランド・イズ・マイン」とセットでみるべし。
【音楽映画】おすすめ最低限みておくべき名作・傑作10作品以外の映画たち
※ここでもジャンル毎に製作順にラインナップ
※ジャンルをクロスオーバーしている作品もあるが、主なジャンルを元にカテゴリー分けをしている
クラシック
グリーンブック(2018年)
マエストロ:その音楽と愛と(2023年)
TAR/ター(2022年)
ブルース
クロスロード(1986年)
キャデラックレコード〜音楽でアメリカを変えた人々の物語〜(2008年)
スクリーミン・ジェイ・ホーキンス伝説(2011年)
ジャズ
ギター弾きの恋(1999年)
セッション(2014年)
ブルーに生まれついて(2015年)
マイルス・デイヴィス クールの誕生(2019年)
ロック
ビルとテッドの大冒険(1989年)
ビルとテッドの地獄旅行(1991年)
ウェインズワールド(1992年)
ウェインズワールド2(1993年)
TINA ティナ(1993年)
ベルベット・ゴールドマイン(1998年)
ハイ・フィデリティ(2000年)
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年)
スクール・オブ・ロック(2003年)
ロック・スター(2001年)
テネイシャスD 運命のピックをさがせ!(2006年)
君が生きた証(2014年)
シング・ストリート 未来へのうた(2016年)
ロード・オブ・カオス(2018年)
サウンド・オブ・メタル〜聞こえるということ〜(2019年)
クリエイション・ストーリーズ~世界の音楽シーンを塗り替えた男~(2021年)
クルエラ(2021年)
ポップス
ONCE ダブリンの街角で(2007年)
はじまりのうた (2013年)
アリー/スター誕生(2018年)
コーダ あいのうた(2021年)
ミュージカル
ファントム・オブ・パラダイス(1974年)
ヘアスプレー(1988年)
グレイテストショーマン(2017年)
ダンスミュージック
サタデーナイト・フィーバー(1977年)
ステイン・アライブ(1983年)
パーティ★モンスター(2003年)
サウンドトラック
すばらしき映画音楽たち(2016年)
ようこそ映画音響の世界へ(2019年)
まとめ
・【音楽映画】ロック映画の続編として前回とは違った映画を選出した基準
・【音楽映画】音楽映画の醍醐味とは
・【音楽映画】最新作は最新の音楽によって制作されるものではない
・【音楽映画】おすすめ最低限みておくべき名作・傑作10作品
・【音楽映画】おすすめ最低限みておくべき名作・傑作10作品以外の映画たち
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