MCU初心者は必見!ブラック・ウィドウ以前までのまとめ
MCUって何?何でこんなにいっぱいあるの?全部みるなんて無理!でも、みんながみているから気になるけど、どこからみれば最短距離で追いつけるの?というMCU初心者必見。シリーズ24作品目で、記念すべきフェーズ4のはじまりにあたり、「ブラック・ウィドウ」の単独映画を、より楽しむための、費用対効果の高い4本を紹介【永久保存版】。
目次
- MCUとは?
- ブラック・ウィドウ初の単独映画で描かれる内容
- MCU23本を全部みなきゃダメなの?
- ブラック・ウィドウ前に最低限みておくべきMCU作品4本
- エンドゲームまで楽しみたい人のためのMCU4本
- まとめ
MCUとは?
※画像の引用元:IMDb公式サイトより(以下同様)
「マーベル・シネマティック・ユニバース」の略で、マーベル・スタジオが製作する映画・ドラマシリーズのアメコミ作品全般。
フェーズというまとまりで作品が区切られており、2008年にフェーズ1の「アイアンマン」から始まり、23年に2019年に「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」でフェーズ3が完結。
映画好きなら知らぬ者はいない、老若男女を問わず、泣く子も黙る、現代を代表する超絶大ヒットシリーズ。
特に、2019年の大円団となった「アベンジャーズ エンドゲーム」では大変な盛り上がりをみせ、「アバター」と歴代トップの座を争っているが27億ドル程度の興行収入記録を持つモンスター映画。
マーベルが単独作品からはじめて、「アベンジャーズ」で、単独作品のキャラクターが集合するという特徴を持つ。
この単独作品のキャラクターが集合するユニバースという形態がMCUの肝で、要の作品にアベンジャーズと冠名がつくのが節目となっている。
このユニバースに関して、DCEUはMCUに対抗し、異なる戦略を取っている。
DCEUについて、詳しくはこちらをチェック↓
その反面、その膨れ上がった膨大な作品群は留まるところを知らない拡大路線で、新規参入の敷居が高くなってしまい、今や容易にみはじめるのが難しくなってしまったという副作用も併せ持つ。
そこで、今回この記事では、MCU初心者にもわかりやすく、しれっとフェーズ4から参入出来るように、レクチャーしたい。
これであなたもすぐにMCUを語れるようになる。
ブラック・ウィドウ初の単独映画で描かれる内容
また、背負い続けてきた過去と秘密が明らかになる、という。
ブラック・ウィドウ(2019年)
監督:ケイト・ショートランド
脚本:ネッド・ベンソン
ジャック・スカエファー
出演:スカーレット・ヨハンソン
フローレンス・ピュー
デヴィッド・ハーバー
見所
公開前なので、各キャラクターの紹介。
妹のエレーナ、母メリーナ、父アレクセイ。
キャプテン・アメリカの盾を使った戦闘スキル等をコピーし、派手なアクションを展開。
どんな能力でも一瞬でコピーしてしまう強敵が現れる。
MCU23本を全部みなきゃダメなの?
MCU作品を全部みられれば、それにこした事はないけど、そんなにみられないという人も多いはず。
では、ブラック・ウィドウ出演作に絞ってみたらどうか?
・アイアンマン2(2010年)
・アベンジャーズ(2012年)
・キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014年)
・アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年)
・キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー(2016年)
・アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年)
・キャプテン・マーベル(2019年)
・アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年)
まだ多い。
「ブラック・ウィドウ」では、「シビル・ウォー」の直後を描くことがわかっているので、もっと絞ってみた。
・ウィンター・ソルジャー
・エイジ・オブ・ウルトロン
・シビル・ウォー
これなら、なんとかなりそう!!
「アイアンマン2」では、ブラック・ウィドウが、初登場という事を押さえておけば、大丈夫!
ブラック・ウィドウ前に最低限みておくべきMCU作品4本
アベンジャーズ(2012年)
監督:ジョス・ウェドン
脚本:ジョス・ウェドン
出演:ロバート・ダウニー・Jr
時間:144分
見所
だれもが心配していた、この企画は映画として成立するのか?問題を乗り越え、劇場公開時の「日本よ、これが映画だ」という挑発的なコピーを見事体現した成功作品。
ジョス・ウェドンによる決め画、全員集合したところで、360度カメラが回る、Avengers Assemble シーンは、一度観たら忘れられない。
MCUとして、そして映画としても、重要な意味を持つ、ニューヨーク決戦が最大の見所だ。
ウィンター・ソルジャー(2014年)
監督:アンソニー・ルッソ
脚本:クリストファー・マルクス
出演:クリス・エヴァンス
時間:136分
見所
「ウィンター・ソルジャー」の成功から、その後のMCUの一連の重要作の流れを作ることになる傑作。
「シビル・ウォー」、「インフィニティ・ウォー」、「エンドゲーム」に至る、MCU成功の立役者。
確実にふくらみ続ける情報量の多さを、破綻することなく、まとめあげる実力者、ルッソ兄弟。
1作目の「キャプテン・アメリカ」から、飛躍的に面白くなった要因。
それは、ヒーロー映画で、政治権力闘争を描きつつ、アクション面では、ヒートをモデルにした、テンションの高い銃撃戦等が繰り広げられる。
そのため、「ダークナイト」と並び、アメコミ映画の上位に君臨する、人気の高い映画となっている。
エイジ・オブ・ウルトロン(2015年)
監督:ジョス・ウェドン
脚本:ジョス・ウェドン
出演:ロバート・ダウニー・Jr
時間:141分
見所
今回はどんなAvengers Assembleシーンをみせてくれるのか期待していたところ、開幕早々、横一線での見開きショットを披露。
ジョス・ウェドンの画作りのケレンについては、「インフィニティ・ウォー」、「エンドゲーム」にも勝る美学だ。
その反面、開幕の決め画以降はまとまり・生彩さを欠く出来映え。
ヒーロー達も格段に増え、持ち時間が足りなくなり始め、ついにヒーロー映画の臨界点を突破し、確実に消化不良を作用するようになる。
その証拠のひとつとしてこの映画で、ジョス・ウェドンはMCUからは、手を引く。
代わりに台頭するのが、まとめ能力の高さを持ち、シリアス路線を貫いたルッソ兄弟。
シビル・ウォー(2016年)
監督:アンソニー・ルッソ
脚本:クリストファー・マルクス
出演:クリス・エヴァンス
時間:148分
見所
「アベンジャーズ2.5」と認識されている、「キャプテン・アメリカ」の3作品目。
ヒーロー同士の正面衝突という、衝撃的な予告編にとまどいを覚えた。
特に、キャッップとバッキーが、アイアンマンをフルボッコにしているシーンは、ガチで食い入るようにみいってしまう説得力があった。
この狂気の沙汰は、監督であるルッソ兄弟自身も本作品をサイコスリラー作品と位置付けているほど。
エンドゲームまで楽しみたい人のためのMCU4本
4作品にまで絞ってみたものの、上記4つだけが重要なのかといったら、それだけでは正直不安。
なぜなら、「ブラック・ウィドウ」では、「エンドゲーム」におけるナターシャの決断の背景について示すことになっているから。
そのため、「エンドゲーム」まで楽しむための4本も紹介。
・アントマン(2015年)
・インフィニティ・ウォー(2018年)
・アントマン&ワスプ(2018年)
・キャプテン・マーベル(2019年)
特に、「エンドゲーム」では、「アントマン&ワスプ」が重要なので、その前作もみないと、気持ちが悪いので入れてみた。
「アントマン」は直接の関係はないかもしれないけど、こちらも超面白いので、ぜひ!
本当は「スパイダーマン」の2本も入れたいけど、キリがないのでここまで。
アントマン(2015年)
監督:ペイトン・リード
脚本:ジョー・コーニッシュ
アダム・マッケイ
出演:ポール・ラッド
時間:117分
見所:
劇場鑑賞時は、エドガー・ライト監督降板の情報が先行しており、大丈夫かなという心配から、変な先入観を持っていた人も多いはず。
しかし、大方の予想に反し、いざ鑑賞したら楽しかった!おかわり!という感想を持ったのを覚えている。
というのも、縮小ものというどう考えて楽しいジャンルだから。
訓練時のスーツや、ヒロインとの格闘術、ありんこたちとの共闘は心が踊る。
そして、本番を迎える頃になると、それはもう大盛り!
おまけに主人公のスコット共に、おバカなマイケル・ペーニャが加わり、コメディ映画としての楽しさに拍車がかかっている!
インフィニティ・ウォー(2018年)
監督:アンソニー・ルッソ
脚本:クリストファー・マルクス
出演:ロバート・ダウニー・Jr
時間:156分
見所
シリーズ10年目、今や現代の超大作として他の作品には真似出来ない19作品目がクロスオーバーする百花繚乱の集大成。
舞台も地球全土はもちろんのこと、銀河にまで広がった全員集合パート3。
これはさすがにまとまらないであろうと思っていたものの、アベンジャーズメンバーが、全て脇役という大胆不敵さ。
MCUのラスボスであるサノスによる、サノスのための、サノスフェスティバル!!!
もはや手のつけられない、跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)のディランの到達点。
アントマン&ワスプ(2018年)
監督:ペイトン・リード
脚本:クリス・マケナ
エリク・サマーズ
アンドリュー・バラー
ガブリエル・フェラーリ
出演:ポール・ラッド
ハナー・ジョン・カメン
時間:118分
見所
前作同様、「アベンジャーズ」の後の箸休めとしても、大変重要な役割を果たしてくれたゆるめの作風。
初登場キャラクター、ワスプやゴーストもいい。
キャプテン・マーベル(2019年)
監督:アンナ・ボーデン
ライアン・フレック
脚本:アンナ・ボーデン
ライアン・フレック
ジェニーバ・ロバートソン=ドワレット
ジャック・シェイファー
出演:ブリー・ラーソン
時間:124分
見所
「キャプテン・マーベル」は、MCU内での立ち位置の難易度から、求められるハードルが高く、新しい試みなのがかなり伝わってくる。
時系列的にも、まさにMCUの最終秘密兵器として、このタイミングでなければならなった!
という納得出来るもので、カタルシスが倍増!
さすがマーベル、よく出来ている!!
90年代の時代背景描写もいい。
MCU強さインフレは、ついに本作で最大限崩壊したが、誰もが認める最強キャラ、キャロルもかなり好きになった。
エンドゲーム(2019年)
監督:アンソニー・ルッソ
脚本:クリストファー・マルクス
出演:ロバート・ダウニー・Jr
時間:181分
見所
「アベンジャーズ」11年の歴史の締めくくり。
大荒れ・騒然・大衝撃により話題となった「インフィニティ・ウォー」での、サノスの指パッチン。
その期待を一身に背負い、上がりきったハードルに対し、超絶大作にふさわしい、ド派手な大どんでん返し展開。
オールスターにつぐ、オールスターが総出演しまくりで、本編3時間でも時間は足りずに、体感時間はあっという間。
鑑賞後に思うのは、「アベンジャーズ」とはなんだったのか?
その答えは・・・愛である。
バラバラだった個々のピースがつながる高揚感、多幸感、次作への期待がついにひとつにつながる。
同じ時代を生きた愛が詰まっているから、皆が熱狂し、涙し、歓喜する。
だからやっぱり、「Avengers Assemble」は、身が震える想いで前のめりになる。
そして、あの最終決戦の場では、自分も一緒に戦っているかのように作品世界に入り込んでしまう。
さいごに、功労者たちへこう言いたい。
「3000回愛してる、3000回ありがとう」。
まとめ
最低限みておくべき4本。
・アベンジャーズ(2012年)
・ウィンター・ソルジャー(2014年)
・エイジ・オブ・ウルトロン(2015年)
・シビル・ウォー(2016年)
エンドゲームまで気になる人はこちら。
・アントマン(2015年)
・インフィニティ・ウォー(2018年)
・アントマン&ワスプ(2018年)
・キャプテン・マーベル(2019年)
気になる人はぜひチェックしてみて!
PS.個人的【アメコミ原作映画】ベスト10
・クロウ 飛翔伝説
・ヒストリー ・オブ・バイオレンス
・パニッシャー : ウォー・ゾーン
・ヴェノム
・ジョーカー
1.ブラックパンサー
2.ウィンター・ソルジャー
3.インフィニティ・ウォー、エンドゲーム
最新情報はFilmarks(フィルマークス)で更新中↓