映画【ニュー・ミュータンツ】公開前!X-MENまとめ
「ニュー・ミュータンツ」、X-MENシリーズをみたいけど、どこから手をつけていいのかわからない、敷居が高そう、でも気になる!って思っていた人は必見!「ニュー・ミュータンツ」が8/28全米公開に控えた今こそ、大人気のX-MENシリーズの総括が必要。X-MENシリーズは超面白いので、知らないままで「ニュー・ミュータンツ」をみるのはもったいない必見の特集【永久保存版】。
目次
【ニュー・ミュータンツ】が2020年8月28日全米公開予定
※画像の引用元:IMDb公式サイトより(以下同様)
X-MENシリーズは2019年に幕を閉じ、「ニュー・ミュータンツ」が、2020年8月28日、全米公開予定。
ニュー・ミュータンツを楽しむためにも、今のうちから、X-MENシリーズをおさえておく必要がある。
・ニュー・ミュータンツ(2020年)
監督 ジョシュ・ブーン
脚本 ジョシュ・ブーン
出演 アニャ・テイラー=ジョイ
チャーリー・ヒートン
時間 94分
見所
X-MEN映画のスピンオフとして製作された作品。
若きミュータントたちが悪霊と戦うホラー映画×青春ヒーロー映画。
【X-MEN】シリーズの基本
まずは2000年〜2006年、初期の3本(以降は旧3部作)。
そこから、時系列が変化。
リブート&スピン・オフが繰り返される2009年〜2019年。
これらが重なり合っていて、全部で12作。
X-MENシリーズのリブートとしては登場人物たちが若返り、プリクエル(前日譚)からはじまる4本。
これが2011年以降、ファースト・ジェネレーションからの流れ。
また、2009年以降、X-MENシリーズの主人公であるウルヴァリンに代表される
スプン・オフが5本。
これらが複雑そうな、順番・時系列になっているので、わかりづらくなる原因だと言える。
【X-MEN】シリーズをわかりやすく総括・解説!
それでは、X-MENシリーズを公開順にみていきましょう。
おすすめの順番は、さいごにくわしく。
X-MEN(2000年)
監督 ブライアン・シンガー
脚本 デヴィッド・ヘイター
出演 ヒュー・ジャックマン
時間 104分
見所
X-MEN2(2003年)
監督 ブライアン・シンガー
脚本 マイケル・ドハティ
ダニエル・P・ハリス
出演 ヒュー・ジャックマン
時間 135分
見所
X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年)
監督 ブレット・ラトナー
脚本 ザック・ペン
サイモン・キンバーグ
出演 ヒュー・ジャックマン
時間 105分
見所
ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年)
監督 ギャヴィン・フッド
脚本 デイヴィッド・ベニオフ
出演 ヒュー・ジャックマン
時間 108分
見所
ウルヴァリン初のスピンオフ。
ウルヴァリンが戦い抜いてきた長い歴史を楽しみにしていたのに、掘り下げが足りない。
さらにデッドプールの贅沢な無駄使いが際立つ。
X-MENシリーズを振り返ってみるとフューチャー&パストの歴史改変は、本当にシリーズとしても功績が大きい。
そのフューチャー&パストにしても、1番の功労者もウルヴァリンだったりするので、ウルヴァリン フューチャー&パストにしてもいいくらい。
あと、デッドプールは何かとウルヴァリンに、ライバル心を燃やしているが、ウルヴァリンが頑張らなければ、日の当たる場所に出れずにいた可能性が高い。
映画内ではもっと長らく、この作品のままのデッドプールで終わってた可能性もあるのだから、もっとウルヴァリンに感謝すべし!!
X-MEN: ファースト・ジェネレーション(2011年)
監督 マシュー・ヴォーン
脚本 ザック・ステンツ
アシュリー・ミラー
マシュー・ヴォーン
出演 ジェームズ・マカヴォイ
時間 131分
見所
個人的には旧3部作も大好きだが、仕切り直しにより、新たな観客層を集めるのに成功した、マシュー・ボーンの偉業であるリブート版1作目。
何と言っても、キャスティングが絶妙で、ジェームズ・マカボイ、マイケル・ファスベンダー、ケヴィン・ベーコンの3トップが最高!
特に、若マグニートを演じる、マイケル・ファスベンダーはハマり役!
ナチス残党狩りは秀悦で、ナチスにより腕に掘られた囚人番号のタトゥーすら神々しく思える。
また、ジェニファー・ローレンス、ニコラス・ホルト等キャラクターの若返りに成功し、この面子で60年代のボンド映画のように上品に観せてくれるから面白い!!
ここからX-MENを観ても、十分通じるシリーズ屈指の完成度高さの誇る。
ウルヴァリン: SAMURAI(2013年)
監督 ジェームズ・マンゴールド
脚本 マーク・ボンバック
出演 ヒュー・ジャックマン
時間 126分
見所
評価が低い、いわゆるシリーズの中でも、駄作とされている本作だが、結構面白かった。
ただし、シリアス、ダーク、重苦しい。
その雰囲気は高い作品なので、 みづらいは確か。
その反面、日本が舞台なので、変な描写が気になったり、突っ込みどころもあるので、バランスが悪い。
しかし、デッドプールのように、売れても天狗にならず、調子にも乗らず、おごらず、チョイ役でも出演を忘れない。
ほとんどのX-MENシリーズに、ヒュー・ジャックマンのウルヴァリンが、ずっと1人の役者として出演し続けてくれた。
その精神そのものがSAMURAIなのだ!!
このタイトルはシリーズを通して、ウルヴァリンを表現しているため、本作は話のつながりというより、存在そのものとして確実に必要な作品。
X-MEN: フューチャー&パスト(2014年)
監督 ブライアン・シンガー
脚本 サイモン・キンバーグ
出演 ヒュー・ジャックマン
時間 131分
見所
X-MEN特有の前作や旧作のつながりを重視せず、新たな一歩を踏み出すというのが、 シリーズ最大限顕著に現れている。
タイムスリップを駆使した歴史改変により、 旧3部作と話がつながらず、そんなの関係ねぇ!!
状態で突っ走る清々しさには、 敬服するばかり。
特に、ラストに訪れるカタルシスは、 前作ファースト・ジェネレーション以上!!
これは一途に旧3部作に関わっていたのに、 急遽降板してしまったブライアン・シンガーならではの、10年越しの離れ業。
旧3部作とリブート版X-MENのキャストの見事な融合が、 シリーズ最高傑作として成り立たせている。
X-MENを楽しめるか否かは、この作品に左右される大きな分岐点。
キャラクターにローグが復活するなど、 旧シリーズの豪華顔触れが並ぶのは嬉しい。
また、クイック・シルバーが初登場して楽しさ倍増!
ウルヴァリンが新旧キャラの間を、立回るロジックも見事だし、 敵役にはピーター・ディンクレイジ。
隙のない配置。
X-MEN: フューチャー&パスト ローグ・エディション(2014年)
監督 ブライアン・シンガー
脚本 サイモン・キンバーグ
出演 ヒュー・ジャックマン
時間 149分
見所
劇場公開版に、ローグのシーンを、追加編集した新たな本編。
X-MEN: アポカリプス(2016年)
監督 ブライアン・シンガー
脚本 サイモン・キンバーグ
出演 ジェームズ・マカヴォイ
時間 144分
見所
オスカー・アイザック扮する、 X-MEN最強の敵、神であるアポカリプスが現れる。
リブート版3部作として観ると、 3部作目に相応しい、キャラクターが勢ぞろい。
ついにジーン・グレイも登場。
そんな中でも、各キャラクターのみせ場がしっかりと 用意されている。
正直、フューチャー&パストでシリーズが終わってもよかったと思える満足感を味わえていた。
それなのに、旧3部作とZEROとのつながりや、ブライアン・シンガーが続編を 作ってくれた事に感謝のX-MEN集大成!
でもやっぱり、プロフェッサーXをハゲさせすには終われなかった というのも大きい気がするが・・・。
LOGAN/ローガン(2017年)
監督 ジェームズ・マンゴールド
脚本 マイケル・グリーン
出演 ヒュー・ジャックマン
スティーヴン・マーチャント
リチャード・E・グラント
ダフネ・キーン
時間 137分
見所
超絶名作ながら、この作品には大きな欠点がある。
悲し過ぎて再鑑賞に踏み切れないという大きな問題。
X-MENシリーズが、好きであればあるほど、その壁が大きく立ちはだかる。
身体の一部がサイボーグ化してる存在感のある狂気のヴィラン、 ドナルド・ピアースを演じるボイド・ホルブルック。
自身のフィルムグラフィーを代表するハマり役となっている。
デッドプール(2016年)
監督 ティム・ミラー
脚本 レット・リース
ポール・ワーニック
出演 ライアン・レイノルズ
時間 108分
見所
紆余曲折した、遅咲きの変幻自在のトリックスター、ライアン・レイノルズ。
その生き方を、反映させたかのような、デッドプールとの完全一致!
これまでもその時代を反映させたアイコンが誕生してきたように、新時代の最新版を示したヒーロー誕生秘話は、めちゃくちゃ面白い!
異彩のダークヒーローらしく、X-MENシリーズ初のR指定作品は、キャラクターの背負ってしまった苦しみや痛みを感じさせないために、Fワード連発でべしゃりまくる。
第4の壁を破る皮肉を利かせた、メタギャグがキマり、エロ・グロ描写多めだけど、重さを感じさせない。
ブラックコメディーのセンスがよく、スピーディーなテンポのよさもありつつ、チャラいけど軽くもなり過ぎず、やり過ぎないように調整された万人向け仕様は天晴れだ。
デッドプール2(2018年)
監督 デヴィッド・リーチ
脚本 レット・リース
ポール・ワーニック
出演 ライアン・レイノルズ
時間 120分
見所
前作から、映画のメタギャグやパロディが強化され、Xフォースの面々の悪ふざけも度を超え、悪役までもがとっ散らかって、今回はバランスの悪さを露呈。
初見時はそのように感じられたが、よくよく考えると、これこそがデッドプールのいびつさを、表現しているように解釈出来る。
そもそも、デッドプールが普通のヒーローという存在に、疑問のある歪んだキャラクターであるし、他にもややこしいキャラクターだらけが登場する本シリーズ。
だから、今作のようにキャラクターの深掘りに沿って注視して観れば、この映画が示す新時代のヒーロー論。
その提示が観えてくる、意外と深い続編。
X-MEN: ダーク・フェニックス(2019年)
監督 サイモン・キンバーグ
脚本 サイモン・キンバーグ
出演 ジェームズ・マカヴォイ
時間 114分
見所
旧3部作同様、ダークフェニックス編で、20世紀フォックスとしてのX-MENシリーズが幕を閉じる。
それなのに、またしても、ブライアン・シンガーではない。
やはりダークフェニックスの話は、どうしても撮りたくなかったという事なのだろうか・・・。
とは言え、旧3部作からみくらべると、完全にマイノリティーで日陰者だったX-MEN達もずいぶんと表に出て、堂々と生きられるようになったんだなぁ〜と感心する。
日の当たる場所で生活できてよかったね〜と、ミュータントたちに対して老婆心のような気持ちもありつつ、心地よく鑑賞。
これもフューチャー&パストの歴史改変の功績により、人類と手を取り合って、共存状態が機能している偉業を達成しているから成り立っている。
そのため、その後の話は、ブライアン・シンガーでなくてもいいというのは、わからないでもない。
そんな最終章だが、個人的にはもやもやして終わったという感じ。
【X-MEN】シリーズ総括・感想・考察
ダークフェニックまで鑑賞後の気になる問題点
シリーズを通して苦労して作り上げた人類との平和協定状態だった
ジーン一人の暴走により、人類との関係は急変してしまうし、ジーンの覚醒秘話も旧3部作で触れられていたように、
これまで積み上げてきたものは、何だったんだのかと、置いてけぼり感による味気なさ。
MCUに比べると愛が足りない。
ダークフェニックのいい所
バトルシーン、特にフェニックスが完全開放なるラストは、ファイナル・ディシジョンより、数段上にレベルアップし、異次元の強さがより堪能出来てブチ上がる。
X-MENシリーズ・MCUとの合流はあるのか?
このダークフェニックの異次元の強さは、キャプテン・マーベルとのガチンコ対決がみられると期待していたが、そういう感じにはならなかった。
しかし、絶対にないとは、言い切れないので、密かな楽しみにしておこう。
X-MENシリーズへの感謝。
そんなこんなで、終わってしまったX-MENシリーズ。
これまでMCUよりも長い歴史を持ち、いい時も悪い時あり、
ありがとう。
まとめ
・2020年8月28日ニュー・ミュータンツが全米公開予定
・X-MENシリーズの基本
・X-MENシリーズをわかりやすく総括・解説!
・シリーズ総括・感想・考察
X-MENシリーズ、おすすめの鑑賞する順番。
まずは、旧3部作からアポカリプスまで順番にみる(フーチャー&パストは劇場公開版)。
ここまできたら、時系列を整理し、 理解を深めるため、ファースト・ジェネレーションに1回もどる。
そして、フューチャー&パストを ローグ・エディションでみる。
※ここが最大のポイント!!
→アポカリプス
→LOGAN/ローガン
→デッドプール1・2
→ダーク・フェニックス
この順番での鑑賞こそ、ローグ・エディションの真価が問われるでは!!
PS.個人的【アメコミ原作映画】ベスト10
・クロウ 飛翔伝説
・ヒストリー ・オブ・バイオレンス
・パニッシャー : ウォー・ゾーン
・ヴェノム
・ジョーカー
1.フューチャー&パスト、フューチャー&パスト ローグ・エディション
2.LOGAN/ローガン
3.ファースト・ジェネレーション
4.デッドプール
5.X-MEN2
最新情報はFilmarks(フィルマークス)で更新中↓