【DCEU】をつまらないからおもしろく!
DCのDCEU(DC・エクステンデッド・ユニバース)は、マーベルのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に比べて、「つまらない」と思っているあなたへ送る。実はDC作品もかなりおもしろいのだが、DCEU独特の「くせ」を理解する必要がある。この記事では、そんなDCEUをつまらないからおもしろくなるヒントをお伝えしたい【永久保存版】。
目次
- 【DCEU】をおもしろくみるには
- 【DCEU】アルティメット・エディションをみる理由
- 【DCEU】はMCUとは違うクロスオーバー方法
- 【DCEU】は専門用語をおさえるべし
- 【DCEU】の時系列まとめ
- 【DCEU】をわかりやすく総括・解説!
- 【DCEU】おすすめの鑑賞する順番
- 【DCEU】はこれからどんどん面白くなる!
- まとめ
【DCEU】をおもしろくみるには
※画像の引用元:IMDb公式サイトより(以下同様)
※リンクの引用元:MIHOシネマ公式サイトより
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なんと言っても、アルティメット・エディションをみるべし!
アルティメット・エディションとは、「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」(以下:バットマンvsスーパーマン)の完全版のこと。
劇場公開版の編集段階でカットされた約30分の未公開シーンを追加した3時間バーション。
ザック・スナイダーがやりたい事を実現するためには、これぐらいの長尺が必要。
ウォッチメンの時もそうだった!
これこそが、「バットマンvsスーパーマン」の真の姿なのだから!!
【DCEU】アルティメット・エディションをみる理由
2大ヒーローである、スーパーマンとバットマンはもちろん、ヴィランであるレックス・ルーサーJr.、ワンダーウーマンまで登場し、急ぎ足のままラスボス戦に流れ込む。
劇場公開版では、これらの登場人物の背景などがカットされてしまっているため、説明不足が生じているため、作品の魅力が十分に伝わらない。
だから、「バットマンvsスーパーマン」は2時間30分もあるのに、よくわからないまま急展開で話が進み、余計に長く感じてしまう。
完全体として製作されているのに、公開時にカットされた編集版では、不完全な状態。
みている側にも不健康。
逆に、劇場版が消化不良を引き起こしてしまった原因とも言える。
結果として、劇場版ではアメリカを代表する2大ヒーローが出演しているにも関わらず、おいしい所をワンダーウーマンに持っていかれてしまっている。
こうした印象を受ける、残念な作品になってしまっている。
しかし、アルティメット・エディションを観ることでこの問題は解決する。
スーパーマンとバットマンを、しっかりと活かしているので、劇場版より30分長いにも関わらず、体感時間としては、アルティメット版の方が短く感じる。
長さを感じさせないばかりか、楽しい、傑作としての仕上がり!
【DCEU】はMCUとは違うクロスオーバー方法
合わせて理解する必要があるのが、マーベルが単独作品からはじめて、アベンジャーズで合流させたのに対し、DCEUは正反対の戦略をとっていること。
最初からDCの3大キャラクター、スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンを合流させてから、単独作品を展開する。
「ジャスティス・リーグ」でもみられるDCEUの独自性、MCUとの差別化。
つまり、「バットマンvsスーパーマン」の位置づけは「ジャスティス・リーグ0(ゼロ)」のようなもの。
この最初の合流が面白くないと、続きを観たいと思わなくなってしまう可能性がおおきい大事な局面。
【DCEU】は専門用語をおさえるべし
さらに、DCEUがわかりづらい原因の1つはココにある!
1度押さえてしまえば大丈夫だけど、知っているのが前提で進むので、ボケ〜としていると、置きざりにされる。
作品内での説明を期待せず、DUEUの世界観のポイントを押さえて、鑑賞するべし!
(ネタバレになる可能性もあるので、ここでの説明はひかえる)
マン・オブ・スティール
・クリプトン
・クリプトン人
・ジェネシス・チェンバー
・コデックス
・コマンドキー
・ファントム・ゾーン
・ワールド・エンジン
等
「マン・オブ・スティール」以外の他の作品にも同じことが言える。
【DCEU】の時系列まとめ
製作の時系列と作品内の時系列は、違うので注意が必要。
製作の時系列
・マン・オブ・スティール(2013年)
・スーサイド・スクワッド(2016年)
・ワンダーウーマン(2017年)
・ジャスティス・リーグ(2017年)
・アクアマン(2018年)
・シャザム!(2019年)
・ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年)
「ジャスティス・リーグ」の続編ではつながると思われるが、現代間では下の2本については、「ジャスティス・リーグ」に関連が少ない。
・スーサイド・スクワッド(2016年)
・シャザム!(2019年)
この2本を除いた5本を、ひとつながりとしてとらえたい。
その反面、グリーン・ランタンも、本来は「ジャスティス・リーグ」の正規メンバーなので、リストに加えたい。
実は2011年公開のグリーン・ランタンから、DCEUが企画されていた!
そうした背景もあり、リブートも決まっているで、グリーン・ランタンも要チェック。
作品の時系列
↓
・マン・オブ・スティール
↓
↓
↓
・アクアマン
【DCEU】をわかりやすく総括・解説!
それでは、順番にみていきたい。おすすめの順番は、さいごにくわしく。
マン・オブ・スティール(2013年)
見所
記念すべき、DCEUシリーズ第1弾。
ザック・スナイダーの画力、ハンス・ジマー の音楽、役者陣のなりきり度、この映画が積み上げてきた白眉はスーパーマンとゾッド将軍とのタイマン。
一歩も譲らない両者のガチンコ対決は、目から光線を出しまくり、ゴッサムを破壊しまくる肉弾戦から、宇宙にまで及ぶ空中戦まで展開する、最大の見所!
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年)
見所
繰り返しになってしまうが、「マン・オブ・スティール」の続編にして、「ジャスティス・リーグ」に続く、大事な局面を担っている作品。
これをアルティメット・エディションで観ないから、DCEUはつまらない!となってしまう直接の原因。
ワンダーウーマンはいいけど、スーパーマンとバットマンがいまいちなんだよなぁ〜という人こそ必見。
劇場版とは別物だし、取扱注意。
スーサイド・スクワッド(2016年)
監督:デヴィッド・エアー
脚本:デヴィッド・エアー
出演:ウィル・スミス
見所
ハーレイ・クインは成功しているが、予告編がピークというよくない映画のお手本。
トーンもいきなりコミカルになり、前2作品のシリアスさが継承されず、ユニバースさも薄い。
早くもリブートが決まっているDCEUの汚点的評価は否定できない。
エクステンデッド・エディションで、ハーレイとジョーカー の絡みが増えているが、「スーサイド・スクワッド」のジョーカーはそもそも好きになれないので、蛇足感は否めない。
「バットマン vs スーパーマン」のアルティメット・エディションとは違い、作品に対する評価は変わらない。
ワンダーウーマン(2017年)
「ワンダーウーマン」は、「バットマン vs スーパーマン」の続編ではなく、第一次大戦中の成長物語として描かれる。
そのため、DUEU内の時系列としては、過去パートになる。
映画内でも救世主となり、DCEUシリーズをけん引する、最強の女戦士ワンダーウーマン。
女性監督による女性ヒーローもの成功のパイオニアとしての功績は大きい!
ジャスティス・リーグ(2017年)
監督:ザック・スナイダー
脚本:クリス・テリオ
見所
シリーズ大本命ながら、大成功とは言えない。
なぜなら、これまでメインの作品をザック・スナイダーが描いてきたのに、身内の不幸により、監督交代劇が起こったことが大きい。
しかも、ジョス・ウェドンが監督した劇場版とは異なる、ザック・スナイダーが監督したバージョンが観られない。
とはいえ、やっと合流を果たした新メンバー、フラッシュ、アクアマン、サイボーグが出てきて楽しいので、前作を観てから臨むのが必須。
アクアマン(2018年)
時間:143分
見所
「バットマン vs スーパーマン」に次ぐ、DCEU最高傑作。
個人的には、ワンダーウ—マンより断然こっち!
海の世界の圧倒的なビジュアル表現、ヴィランのブラック・マンタ、兄弟対決神話な面白要素がてんこ盛り!
ジェームズ・ワンがDCEUの監督??
相性の違和感を心配していたが、何も問題がなかった。
ちゃんと、傑作になっている。流石!!
シャザム!(2019年)
見所
マーベルのスパイダーマン枠に対抗する異色の2人2役の少年?大人ヒーロー。
製作側にも、ホラー監督とSF畑の脚本での評価されている一風変わった組み合わせ。
DCEUらしくない?そんなフレッシュさがつまった面白さ!!
ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年)
監督:キャシー・ヤン
脚本:クリスティーナ・ホドソン
出演:マーゴット・ロビー
エラ・ジェイ・バスコ
ジャーニー・スモレット=ベル
ロージー・ペレス
時間:109分
見所
DCEUのヘタレジョーカー、さらば。 これからはハーレイ・クイン時代到来だ!
堂々とした宣戦布告映画の誕生!
DCEUの8作目だけど、シリーズを観ていなくても単独で楽しめる親切設計がされている。
初のハーレイ・クインの単独映画は、ハーレイ・クインの不安定な心情を表しているかのように、画面の極彩色が絶えず、常に気が利いている音が鳴り響き、独特な編集スタイル。
さらに、バイオンスやアクションが突然訪れる慌しさで表現されているド派手なご機嫌ムービー。
87イレブンが監修した、マーゴット・ロビーが見せるフレッシュなアクションシーンは見応え十分!!
出てくる舞台のセンスもよい。
女の愛と友情も金次第?裏切りと信頼は紙一重、隙を見せれば騙し合いやバカし合いの応酬!
ちょっと出てくる男が弱過ぎるのが気になるけど、終始楽しい!!
ワンダーウーマン 1984 (2020年)
監督:パティ・ジェンキンス
脚本:パティ・ジェンキンス
ジェフ・ジョーンズ デヴィッド・キャラハム
出演:ガル・ガドット
見所
1984というタイトルが示すように80年代の再現に重きを置いていて、画質にも拘りがみられる。
特に、ショッピングモールのシーンにそれが顕著に現れている。
しかし、本作はDCEUというより、少年ジャンプに近いような感覚で、何でもありな寓話的世界観。
これみよがしなシーンが多く、必要以上に長く、いちいち気になる展開の連続により、乗り切れなかった。
ガル・ガドットはもちろん、出演者たちは豪華でそれぞれハマり役であり、悪くはないけど・・・といったDCEUの悪癖が露呈している作風だ。
ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結(2021年)
監督:ジェームズ・ガン
脚本:ジェームズ・ガン
出演:マーゴット・ロビー
デヴィッド・ダストマルチャン
ダニエラ・メルシオール
ピーター・カパルディ
見所
ジェームズ・ガン版のスースクは、DCEUで「ガーディアンズ・ギャラクシー」をもっともっと攻めた映画だった!
MCUでは到底制作出来ないであろうスプラッター描写山盛りのDCEUの第10作目。
また、政治的要素も多く、大人向けのアメコミ仕様といった趣きが強い。
前作のデヴィッド・エアー版は消極的な仕上がりだったのに対し、今回は制作の自由を与えられ、やりたい放題となり、意外な展開の連続で、とんでもないところに着地した!
また、やはりDCEUは女性キャラクターが花形で、今回もハーレイ・クインがぐいぐい持っていく!
そして、ラストはあのキャラまで大暴れ。
DCEUの新境地を切り開いた功績が大きいジェームス・ガン版は、なかなか天晴れだ!!
番外編 グリーン・ランタン(2011年)
DCやライアン・レイノルズの黒歴史的に扱われているが、これは面白い!!
食わず嫌いしていてはもったいない。
監督はマーティン・キャンベルだし、グリーン・ランタンも、ジャスティス・リーグのメンバー。
巨費の製作費をかけているため、興行的には失敗扱いされているが、作品としては成功しているといえる。
少なくても「スーサイド・スクワッド」よりは。
あっちがDCEUに入っていて、こっちが入らないのはおかしい。
ちなみに、ライアン・レイノルズと、ブレイク・ライヴリーは、この作品を機に結婚!
作品内でもラブラブが伝わってくる!
こちらもエクステンデッド・エディションがあるが、劇場版とあんまり変わらない。
【DCEU】おすすめの鑑賞する順番
鑑賞の順番は製作順で大丈夫!
ただし、 先に説明した通り、「バットマンvsスーパーマン」は、アルティメット・エディションでの鑑賞が必須。
【DCEU】はこれからどんどん面白くなる!
2022年には、「ブラックアダム」、「シャザム! 〜神々の怒り〜」、「バットガール」の公開が控えている。DCEUは敵役もイイし、ますます目が離せない、これからさらに盛り上がる!!!
まとめ
・【DCEU】をおもしろくみるには
・【DCEU】アルティメット・エディションをみる理由
・【DCEU】はMCUとは違うクロスオーバー方法
・【DCEU】は専門用語をおさえるべし
・【DCEU】の時系列まとめ
・【DCEU】をわかりやすく総括・解説!
・【DCEU】おすすめの鑑賞する順番
・【DCEU】はこれからどんどん面白くなる!
PS.個人的【アメコミ原作映画】ベスト10
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