ナルコスの登場人物とゆかいな仲間たち

「マジックリアリズムは、コロンビアが発祥の地。不可解な事が日常的に起こる。肝心な時に限って、奇妙な事が。」

エル・チャポ イントロダクション

メキシコ麻薬戦争の系譜

近年のメキシコ麻薬戦争を紐解いてみると、2006年12月。当時のフェリペ・カルデロン大統領の政策だと言われている。それは突然起きたのか?もちろんそんなことは無い。いつの時代と同様に予兆はもっと前にあったのだから【永久保存版】。

 

目次

メキシコ麻薬戦争作品のはじまり

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画像の引用元:IMDb公式サイトより(以下同様)

 

2014年頃からメキシコ麻薬戦争系の作品が増えたのは、ホアキン・グスマンの逮捕に影響が全くないとも言い切れないし、メキシコ麻薬戦争が加熱の一途をたどるのも起因している。

 

例を挙げるまでもなく、有名作で言えば、「ボーダーライン」、「悪の法則」、「メキシコ地獄の抗争」、「皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇」、「カルテル・ランド」等。

 

だが、それらは日本で公開されている氷山の一角で、メキシコでは1980年代からいわゆる「ナルコ映画」は何千本もある。

 

(残念ながらそれらのほとんどの作品は日本で観る事は出来ない)

 

現地では、(日本でも昔そうであったように)、カルテルの大物ボスは英雄視され、麻薬密輸を歌ったナルコ・コリードも大ヒットしている。

 

エル・チャポのカリスマ性は、アル・カポネをも超越している

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2013年2月、アメリカの麻薬取締局(DEA)とシカゴ犯罪委員会がエル・チャポことホアキン・グスマンをアル・カポネ以来初となる凶悪犯指名手配リストのトップに指定したと発表した。

 

アル・カポネと言えば、禁酒法時代にシカゴを拠点にした暗黒街の帝王と呼ばれ、アル・カポネをモチーフとした映画は「スカーフェイス」を代表に数多くあるが、代表作は「アンタッチャブル」だろう。

 

そのアル・カポネをしても、当局はアル・カポネよりずっと危険としているホアキン・グスマンの映像化が本作「エル・チャポ」なのだ。 

 

ということは、本作「エル・チャポ」のポテンシャルは、「ナルコス」、「スカーフェイス」そして「アンタッチャブル」をも超える作品になる可能性が十二分にある。

 

メキシコ麻薬戦争の社会現象化

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当然ながら、これだけ事が大きくなると、作品の中だけで収まるはずもなく、これらの関連事件は社会現象となる。

 

コロンビアでも1994年、サッカーワールドカップオウンゴールをした選手が粛正されてしまったが、メキシコではそれ以上の事が起きている。

 

メキシコでは敵対組織同士で、見せしめに残虐事件が起こるのは日常茶飯事。

 

ナルコスのスタッフも犠牲になってしまったのは、記憶に新しい。


「ナルコス」のシーズン4はメキシコが舞台のため、2017年9月にメキシコの中部イダルコ州近郊でロケ地を探していた際、銃弾を撃ち込まれ、蜂の巣状態の遺体で発見されたのは、「ナルコス」を観ていた直後であっただけに衝撃を受けた。

 

さらに、2017年12月。

 

某麻薬カルテルのボスを侮辱する17歳のYouTuberが、銃弾を撃ち込まれて殺害された。

 

動画をアップして殺されるなんて信じがたいが、現実に起きた事である。

 

残念ながら、これらはほんの表面的な出来事に過ぎず、詳しくは本編に譲るが、その背景にあるのは、1990年代にコロンビアの麻薬カルテルが壊滅にある。

 

ここから勢力を拡大し、台頭したのがメキシコの麻薬カルテルだ。

 

エル・チャポの作品概要

1985年、グアダラハラカルテルの大ボス、ミゲル・アンゲル・フェリックス・ガジャルドホアキン・グスマンが属する所から始まル。

 

世紀の脱獄を果たし、後にメキシコの麻薬王「エル・チャポ」と呼ばれるまでに上りつめた史実に基づく物語。

 

動画配信(Netflix独占配信)

・シーズン1:2017年10月から配信中

・シーズン2:2017年12月から配信中

・シーズン3:2018年7月から配信中

 

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