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【韓国映画】は「つまらない」をくつがえす日本を代表する映画雑誌が選んだランキング(1999〜2019年)

アカデミーとカンヌの最高賞を同時受賞した希有な映画

半地下の家族」はとんでもない快挙を成し遂げたものの、【韓国映画】はつまらないと食わず嫌いするのは、ちょっと待って欲しい。今回取り上げるのは、日本を代表する映画雑誌、キネマ旬報映画秘宝の双方から年間ランキングから集計し、その結果をランキング。本当におもしろい【韓国映画】はここにある【永久保存版】

 

目次

韓国映画】1999年以降生まれ変わった

 

1984韓国映画アカデミーが設立され、1999年のシュリの公開を筆頭に、2000年代に韓国映画ルネサンス黄金期を迎える。

 

ポン・ジュノの他にも、韓国映画四天王と呼ばれるキム・ギドクイ・チャンドンパク・チャヌク

 

他にも有名監督のキム・ジウンキム・テギュン、ナ・ホンジン、イ・ジョンボム、チョン・チョルズなどがいる。

 

【日本映画】の黄金時代については、こちらをチェック↓

narcos.hatenablog.com

 

韓国映画ポン・ジュノ

韓国映画ランキングポンジュノ

※画像の引用元:IMDb公式サイトより(以下同様)

 

その韓国映画アカデミーの卒業生であり、韓国で最も高く評価されている映画作家のひとり、ポン・ジュノの経歴を確認することで、韓国映画史がおおよそつかめる。

 

ポン・ジュノ韓国映画アカデミー卒業後、オムニバス映画や短編映画で技術を磨き、2000年のダークコメディ「ほえる犬は噛まない」で長編映画初監督とデビューし、脚本も務めた。

 

続く、2003年の「殺人の追憶」と2006年の「グエムル 漢江の怪物」では、韓国で実際に起きた事件をモチーフにして作品を製作し、大ヒットを記録する。

 

それぞれの作品でこれまでの韓国での興行記録を破る新記録を達成。

 

その後、2009年「母なる証明」がカンヌ国際映画祭のある視点部門で上映され、韓国の映画祭である青龍映画賞で最優秀作品賞を受賞する。

 

2013年「スノーピアサー」では、ポン・ジュノ初の英語作品となり、クリス・エバンスら欧米のキャストが出演した。

 

2017年Netflixオリジナル映画「オクジャ okja」が、カンヌ国際映画祭ノア・バームバック監督の「マイヤーウィッツ家の人々 (改訂版)」と共に配信作品としてはじめてパルム・ドールを争った。

 

このときのカンヌ国際映画祭では、「ザ・スクエア 思いやりの聖域」がパルム・ドールを受賞した。

 

2019 年 5 月に「パラサイト」がカンヌ国際映画祭でプレミア上映され、韓国映画として初めてパルムドールを受賞。

 

アカデミー賞では、作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞の主要4賞を受賞。

 

アカデミー作品賞を受賞した初の英語以外の映画であり、アカデミー賞を受賞した初の韓国映画となった。

 

さらに、60年以上ぶりにパルム・ドールとアカデミー作品賞の両方を受賞した3本の映画の1つという歴史的快挙を達成。

 

他の2作品は、「失われた週末」(1945)、「マーティ」(1955年)となっている。

ポン・ジュノフィルモグラフィーに刻まれている特徴としては、韓国社会を強く批判し、様々なジャンル映画を制作しつつジャンルがミックスされる、ブラックユーモア、突然のトーンシフトなどがみられる。

 

主な監督作が7作品しかないのにも関わらず、どれもが興行的&批評的に大成功していて、これだけの功績をあげている稀有な存在。

 

これから三大映画祭制覇の可能性も大いにある。

 

その多くの作品で、主演を務めるのが韓国の国民的俳優ソン・ガンホだ。

 

韓国映画羅針盤となるパラサイトが誕生した2019年

韓国映画ランキングパラサイト

パラサイトは、ポン・ジュノの最新作にして、殿堂入りした大傑作。

 

韓国映画界が目指してきた到達点にして、以降はパラサイト以前・以降という金字塔となった。

 

パラサイトは、韓国の階級闘争についての映画で、韓国人の生活水準がどのようなものであるかをはっきりわからせるものである。

 

韓国では、若者の失業率が高く、高等教育を追求するという厳しい現実があり、富裕層と貧困層との社会経済的格差が拡大しているために生まれた映画である。

 

下層労働者階級で働く貧しい家族は、古くて窮屈な半地下のアパートに住んでいる。

 

一方、裕福な家族は、有名な建築家によって設計されたモダニズムな邸宅で生活している。

 

半地下のアパートは、カビや病気のリスクが高いなどの問題があるにもかかわらず、家賃が安いため、ソウルの貧しい人々によく見られる傾向。

 

映画のタイトルであるパラサイトは、ダブルミーニングとなっていて、どちらも寄生虫を意味しているとのこと。

 

それは、貧しい家族が金持ちの家に潜入して忍び寄るというものと、裕福な家庭は家事も運転も自分ではできないので、貧しい労働者に頼り切っているということを示していてる。

 

韓国映画】ランキング集計のシンプルなルール

 

個人的な主観や、興行成績だけでは偏ってしまうし、本当に面白いものかどうか信用性に欠ける。

 

そこで劇場公開時のデータを参考にするため、キネ旬映画秘宝のランキングを基にランクベスト30までを選出。

 

これでも、その年の他の映画の出来・不出来に左右されるし、秘宝は洋邦ミックスのランキングだから、100%ではないかもしれない。

 

しかし、リアルタイムの評価に絞れば、本当に面白いものが選出される可能性は高いはず。

 

1〜10位までを100〜10点にて評価、11〜20位までは9〜1点、21〜30位までについては、0.9〜0.1点。

 

それではランキングにいってみましょう。

 

まずは、次点となった作品について。

 

こちらも見逃せない作品がズラリ。

 

※リンクの引用元:MIHOシネマ公式サイトより 

 映画ライフを爆上げするMIHOシネマの便利な使い方は↓

www.narcos.site

 

韓国映画】は「つまらない」をくつがえす、ランキング(1999〜2019年)

 

韓国映画】ランキング次点

・アシュラ(2016年) 0.1Point

 

・ムサン日記~白い犬(2010年) 0.2Point

 

・マルチュク青春通り(2004年) 0.2Point 

 

サマリア(2004年) 0.2Point

 

ビー・デビル(2010年) 0.2Point

 

親切なクムジャさん(2005年) 0.4Point

 

・LIES/嘘(1999年) 0.5Point

 

クロッシング(2008年) 0.5Point

 

悪女/AKUJO(2017年) 0.6Point

 

ほえる犬は噛まない(2000年) 0.6Point

 

・新しき世界(2013年) 0.6Point

 

・渇き(2009年) 0.8Point

 

ブラザーフッド(2004年) 0.9Point

 

・友へチング(2001年) 2Point

 

・王の男(2006年)3Point

 

・悪い男(2001年) 4Point

 

・シークレットサンシャイン(2007年) 4Point

 

韓国映画】ランキング30位〜11位

30位 魚と寝る女(2000年)5Point

 

29位 猟奇的な彼女(2001年) 5.2Point

 

27位 うつせみ(2004年)6Point

 

27位 グッドバッドウィアード(2008年)6Point

 

26位 ポエトリー アグネスの詩(2010年)8Point

 

24位 哭声/コクソン (2016年)9point

 

24位 嘆きのピエタ(2012年) 9point

 

21位 ペパーミントキャンディ(1999年)10Point

 

21位 バーニング 劇場版(2018年)10Point

 

21位 サニー 永遠の仲間たち(2011年) 10Point

 

20位 シルミド SILMIDO(2003年)10.1Point

 

19位 工作 黒金星と呼ばれた男(2018年)10.2Point

 

18位 お嬢さん(2016年)11Point

 

17位 シュリ(1999年)14Point

 

15位 アジョシ(2010年)20Point

 

15位 春夏秋冬そして春(2003年)20Point

 

14位 冬の小鳥(2009年) 30Point

 

13位 1987、ある戦いの真実(2017年) 30.8Point

 

12位 哀しき獣(2010年)41Point

 

11位 タクシー運転手(2016年)45Point

 

いかがですか?

 

「사랑해요(サランヘヨ!)」(意味:愛いしてる)という声が、聞こえてきそうな作品群。

 

韓国映画】ランキングベスト10 

10位 大統領の理髪師(2004年) 50Point

キネ旬5位、映画秘宝ランキングなし)

韓国映画ランキング大統領の理髪師

監督:イム・チャンサン

脚本:イム・チャンサン

出演:ソン・ガンホ

   ムン・ソリ

時間:116分 

 

見所

ソン・ガンホムン・ソリ、「殺人の追憶」、「グエムル」などの名子役イ・ジェウンというとんでもない名役だらけ。

 

その一家が紡ぎ出す市井の床屋から、官邸専属の理髪師への出世物語。

 

だからといって、ソン・ガンホはバリバリのキャリア志向ではなく、大統領官がある街で理髪店を営んでいた事から、偶然政府から命じられ、淡々と職務を全うする家庭的な男。

 

イム・チャンサン監督のデビュー作。

 

韓国映画の歴史と重ね合わされている見事な脚本も手掛けており、理髪師という市井の人々との史実ミックスが違和感なく映像化されている。

 

1960年代〜1970年代という激動時代の韓国が舞台となり、当時の大統領であるパク・チョンヒがモデル。

 

歴史的資料価値も高い1本。

 

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9位 オールドボーイ(2003年) 58Point

キネ旬6位、映画秘宝12位)

韓国映画ランキングオールドボーイ

監督:パク・チャヌク

脚本:ワン・ジョユン

   イム・ジュンヒュン

   パク・チャヌク

出演:チェ・ミンシク

   ユ・ジテ

   カン・ヘジョン

   チ・デハン

時間:120分

 

見所

なぜか突如として誘拐されて、インパクトのある15年の監獄、ミステリーの面白さも兼ね備え、何重にも重ねた心底胸糞悪くなる(褒めています!)。
 
チェ・ミンシク演じる主人公の最初のだらしなから、変貌を遂げて、長いパノラマ画のバイオレンス・アクションも見所。
 
知らず知らずのうちに他人に抱かれてしまった恨みがテーマ。

 

やや話に無理がありつつも、身の毛もよだつラストのドンデン返しの巧みさ。
 
2003年度のカンヌ制した実力作。

 

尚、本作は2013年にハリウッド・リメイクされた。

 

監督にスパイク・リー

 

出演はジョシュ・ブローリンシャールト・コプリーエリザベス・オルセンサミュエル・L・ジャクソンなどの豪華な面子が揃っている。

 

ちなみに日本のマンガ原作で、国内で映画化はされずに国際色豊かな広がりを見せた。

 

mihocinema.com

 

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8位 JSA(2000年) 60Point

キネ旬5位、映画秘宝ランキングなし)

韓国映画ランキングJSA

監督:パク・チャヌク

脚本:キム・ヒョンソク

   イ・ムヨン

   チョン・ソンサン

   パク・チャヌク

出演:ソン・ガンホ

   イ・ビョンホン

   イ・ヨンエ

時間:110分 

 

見所

「シュリ」は正直この作品に比べるとお遊びが過ぎている面がある。

 

新時代の到来を告げた実力派の韓国映画は本作というのは周知の事実。

 

監督・脚本パク チャヌク。


スーパースターが揃ったキャストはソン・ガンホイ・ビョンホンイ・ヨンエという鉄壁の布陣のスリートップ。

 

南北問題を絡めた時系列をスリーパートに別けて構成。

 

羅生門」スタイルの第1部から始まり、ホモソーシャル全開の第2部で深掘りして、真相が判明する第3部で爆上げ。

 

ここまで至れり尽せりだと涙が止まらない。

 

ラストショットに映る写真まで巧妙に作り込まれた南北対立映画の中でも飛び抜けた大傑作。

 

世界へ向けて観るものに、心の刃を突き立てた本格韓国映画

 

7位 オアシス(2002年) 70Point

キネ旬4位、映画秘宝ランキングなし)

韓国映画ランキングオアシス

監督:イ・チャンドン

脚本:イ・チャンドン

出演:ソル・ギョング

   ムン・ソリ

時間:133分 

 

見所

暗黙の了解という名を打ち破った非常識なラブストーリー。

変態なのか偏愛なのか、兎に角、歪んでいるのは間違いない、出所したてのアウトサイダーソル・ギョングが、重度の障害者女性に恋をするという今までありそうでなかった映画。

何が非常識かと言えば、障害者だからと言って、オブラートに包む事もなく、美しくも写さない、剥き出し感。

脳性麻痺女性のムン・ソリは、初登場シーンから目に焼き付いて離れなくなる本気仕様。

観るものを圧倒する容赦のない身体障害者表現で、正直言って美しくない女性を熱演する。

よく言えば平等に描かれたこの映画の衝撃、それだけに社会のはみ出し者同士が育む愛が儚く、美しく感じるのは映画の魔術なのか、はたまた幻か。

観るものに心に、良くも悪くも必ず爪痕が残る。

例え、それが幻想だったとしても。

そう、この映画のように。

 

6位 新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年) 90Point

キネ旬ランキング外、映画秘宝2位)

韓国映画ランキング新感線

監督:ヨン・サンホ

脚本:パク・ジュスク

   ジョースーク・パーク

出演:コン・ユ

   チョン・ユミ

   マ・ドンソク

時間:118分

 

見所

ロメロ型直系ゾンビ(ダッシュ系)映画の系譜である新感染は、時速300キロ以上で走行中の高速鉄道の車内が主な舞台を生かした発想が素晴らしい。

 

これにより、スピード感が溢れつつ、密室での閉塞感による恐怖効果が増すことに成功。

 

また、その中で出来事により、人間ドラマが交互に描かれる緩急のつけ方が見事。

 

そして、未曾有のパニックムービーながら、列車内のゾンビを通じて、自己中心的だった父娘の成長物語にもなっており、「グエムル」などのように、家族の絆が深まるテーマ性が通じるものがある。

 

ギレルモ・デル・トロエドガー・ライトイーライ・ロス、ジェームス・ガンなど世界の映画関係者も大賞賛。

 

韓国では、観客動員数は1,156万人を突破し、No.1ヒットを記録した。

 

尚、前日譚を描くアニメ映画「ソウル・ステーション/パンデミック」があり、こちらも見逃せない。

 

mihocinema.com

 

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5位 チェイサー(2008年)  130Point

キネ旬2位、映画秘宝7位)

韓国映画ランキングチェイサー

監督:ナ・ホンジン

脚本:ナ・ホンジン

出演:キム・ユンソク

   ハ・ジョンウ

   ソ・ヨンヒ

時間:125分

 

見所 

「チェイサー」というタイトル通り、特に序盤は追跡シーンでの緩急のついた細かいカット割に切り替わり、響き渡る低音と相まって、スピード感を急速ピッチに切り替え、抑揚のある編集が特徴的であおり方が見事。

 

また、鈍器のリアルな打撃音、生々しい残酷描写、アクション演出もうまい。 さらに、捉え所のなく、人を喰ったサイコ殺人鬼の動機となる人物造形のリアルさ。

 

登場する映画内の全体像が、雨が降り続けて、じめっとした画作り。

 

それと相乗効果を織りなす車、風俗嬢、その変態の客、子ども、ハンマーと杭、汚いタイルの浴室、血、髪の毛、たばこ、キリスト像、犬、ゴルフクラブ、水槽、鍵、泥、などの細部まで緻密さが行き届いているセンスはデビュー作から開眼している鬼畜のセンス。

 

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4位 息もできない(2008年) 150Point

キネ旬1位、映画秘宝6位)

韓国映画ランキング息もできない

監督:ヤン・イクチュン

脚本:ヤン・イクチュン

出演:ヤン・イクチュン

   キム・コッピ

時間:130分

 

見所 

カメラが揺れまくっているのが気になるほどの監督、脚本、主演、編集などを務めるヤン・イクチュンによる韓国インディーズ映画。

韓国映画ルネッサンス期にありながら、韓国映画アカデミー出身ではない俳優叩き上げのヤン・イクチュンの魂の一作。

底辺社会を表す糞蝿という原題が表す通り、暴力にまみれた日常に突如現れたにキム・サンフンとっての異物感である、女子高生ハン・ヨニを巡る物語。

このような童貞くささが全編に渡って溢れ、暴力での自己表現法は、古くは「狂い咲きサンダーロード」や、地球の反対側で製作されたブラジル映画シティ・オブ・ゴッド」に通じる、セックス描写なき、童貞感ただよう男の子映画。

観賞後は、「シバラマァ〜!!!」というワードが、糞蝿のように脳裏にたかってきて、しばらく口癖になる事必須。

 

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2位 母なる証明(2009年) 170Point

キネ旬2位、映画秘宝3位)

韓国映画ランキング母なる証明

監督:ポン・ジュノ

脚本:パク・ウンギョ

   ポン・ジュノ

出演:キム・ヘジャ

   ウォン・ビン

時間:129分

 

見所

ポン・ジュノが国民的女優であるキム・ヘジャの良妻賢母イメージを払拭させ、新境地開拓すべき、脚本を書き下ろし、その役割を果たすことに成功した換骨奪胎作品。

 

兵役を終えて5年振りとなる復帰作での知的障害の名演技を披露するウォン・ビンの熱演。

 

その相性良さも重なり、キム・ヘジャ演じる母親は、愛を超えた、一種の凶器じみた体当たり演技で見事にその試みは開花した。

 

時系列が入れ替わっているオープニングから印象的な音楽とダンスからしてその意気込みが濃厚に漂ってくる。

 

そして、怒涛の展開の果てに訪れるクライマックスでは、オープニングと同じ音楽が流れるラストダンスは、「悪魔のいけにえ」的なカタルシスを感じる事が出来る秀逸さが見事。

 

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2位 殺人の追憶(2003年) 170Point

キネ旬2位、映画秘宝3位)

韓国映画ランキング殺人の追憶

監督:ポン・ジュノ

脚本:ポン・ジュノ

   シム・ソンボ

出演:ソン・ガンホ

   キム・サンギョン

   パク・ヘイル

時間:130分

 

見所

「パラサイト」以前のポン・ジュノの最高傑作。

 

この映画が大傑作の評価を受けている背景は、現実に起こった事件だから。

 

それも韓国の人なら誰でも知っているような凶悪な未解決事件をモデルにしている。

 

そういう優位性を差し置いてみるとどうか。

 

凶悪事件に翻弄される刑事たち、ドロップキック、緩急をつけた追走劇、ドロップキック、ユーモアとサスペンスが融合したストーリー展開の妙、そしてラストの余韻。

 

それでいて、この映画の中心にあるのは、犯人が誰なのかという事件解決のサスペンスを重要視せず、事件に翻弄され、警察の暗部、韓国の暗黒面を明るみにする事に注力しているように感じるシークエンスの数々が秀悦。

 

ポン・ジュノが監督2作品目で、緻密な構成を極め、画も音も「吠える犬はかまない」から、大きな飛躍を遂げ、段違いにスケールアップし、大傑作となったマスターピース

 

mihocinema.com

 

1位 グエムル-漢江の怪物-(2006年) 180Point

キネ旬3位、映画秘宝1位)

韓国映画ランキンググエムル漢江の怪物

監督:ポン・ジュノ

脚本:ポン・ジュノ

出演:ソン・ガンホ

   ピョン・ヒボン

   パク・ヘイル

   ペ・ドゥナ

   コ・アソン

時間:120分

 

見所 

「吠える犬はかまない」からその超絶進化形となる「殺人の追憶」を経て、テーマから一変した、モンスターパニッシャー映画。

 

実際にあった大量のホルムアルデヒドを漢江に流出させた事件からインスパイアした社会風刺を撮っている。

 

怪獣造形は爬虫類と両生類の性質を合わせ持つ設定で、細部に渡るまで緻密にデザインされ、韓国のスピルバーグと呼ばれる由縁ともなるCGを駆使し、当時の韓国歴代興収を塗り替えた大ヒットを記録した。

 

そんなモンスター×ウイルス×ポン・ジュノ×韓国スター(ソン・ガンホぺ・ドゥナ、パク・ヘイル)出演というハイブリット映画。

 

序盤からモンスターを出現させるも、下水道探索劇、病院からの逃走劇、モンスターとの戦闘シーンなど見所は多く、バラバラだった家族の絆が強まる人間ドラマが描かれている。

  

殿堂入り「パラサイト 半地下の家族」(2019年) 190Point

キネ旬1位、映画秘宝2位)

  

監督:ポン・ジュノ

脚本:ポン・ジュノ

出演:ソン・ガンホ

   チョ・ヨジョン

   チェ・ウシク

   パク・ソダム

時間:132分

 

見所

ポン・ジュノ監督の「パラサイト」の面白さは異常!


これまでの作品での高評価をも覆すネクストステージへ飛び級昇格!

ポン・ジュノ最高傑作どころか韓国映画最高傑作の1つなのは揺るがない。

様々なジャンルミックスものの最高峰だし、そのどのジャンルもレベルが高水準。

格差社会問題の反映、高低差の家の対比表現、ユーモアと緊張感のバランス、想定外の展開から、ラストの着地の見事さなどは、思わず拍手喝采したくなる。

韓国映画はまだまだ伸びしろがあり、毎年傑作が出てくるけど、これは一寸次元の異なる弩級の1本。

韓国映画界の黄金期はポン・ジュノが引っ張っている限り、まだまだ快進撃が続き、これに触発されて傑作がこれからも誕生する可能性を示してくれたことも貢献度が大きい。

いや〜参りましたわ、これはカンヌとアカデミーを制するだけある。

モノクロ版も必見。

 

 韓国映画ランキングパラサイトモノクロ

 

1999〜2019年版のランキング、いかがでしたでしょうか。 

 

ポン・ジュノソン・ガンホばっかり!

 

というのが正直なところなんだけど、今の時代を反映させたランキングという事なのでしょう。

 

でも、どれも映画史に残る外せない名品なので、独自のランキングながら、面白い結果になったのではないでしょうか。

 

新作映画の公開が少しずつ戻ってきているので、過去作品の見直しの参考になれば。

 

こういう企画、10年後くらいにまたやりたい☆

 

Filmarksランキングは、こちらをチェック↓

narcos.hatenablog.com

  

まとめ

・【韓国映画】1999年以降生まれ変わった

・【韓国映画ポン・ジュノ

・【韓国映画羅針盤となるパラサイトが誕生した2019年

・【韓国映画】ランキング集計のシンプルなルール

・【韓国映画】は「つまらない」をくつがえす、ランキング(1999〜2019年)

 

殿堂入り パラサイト(2019年) 190Point

1位 グエムル-漢江の怪物-(2006年) 180Point

2位 殺人の追憶(2003年) 170Point

2位 母なる証明(2009年) 170Point

4位 息もできない(2008年) 150Point

5位 チェイサー(2008年)  130Point

6位 新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年) 90Point

7位 オアシス(2002年) 70Point

8位 JSA(2000年) 60Point

9位 オールドボーイ(2003年) 58Point

10位 大統領の理髪師(2004年) 50Point

 

尚、韓国の文化や歴史を学べば学ぶほど、もっともっと韓国映画を深く楽しめる。

 

映画を通じて、これらを一緒に学び、知識を蓄えられるようになってきたので、これからもっともっと韓国映画に注目したい!

 

PS.個人的な【韓国映画】ランキングベスト10(順不同公開順)

 

・カル(1999年)

・公共の敵(2002年)

親切なクムジャさん(2005年)

・悪魔を見た(2010年)

ビー・デビル(2010年)

・哀しき獣(2010年)

・ある会社員(2012年)

・泣く男(2014年)

・バーニング(2018年)

・パラサイト(2019年)

 

今回取り上げた10作品以外のレビュー、最新情報はFilmarks(フィルマークス)で更新中↓

filmarks.com