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映画【アイリッシュマン】は「つまらない」と思っている人必見!おもしろくなる方法まとめ


Netflixオリジナル映画【アイリッシュマン】は別格扱い

ひとむかし前だと、「これがNetflixオリジナルで観られるのか」、と話題になったのも懐かしい。現在は、Netflixオリジナルだからこそ実現した企画という認識に変換されている。2019年は、そうした根拠となる有名映画人参戦のメジャー作品が連発。その真打ちとなる、「アイリッシュマン」を深く掘り下げたい。もしかしたら、そんな「アイリッシュマン」をつまらないと思ってるその原因は、実はこんなところにあるのかもしれない。

 

目次

映画【アイリッシュマン】をおもしろく観るには4部作の最終章として捉える

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※画像の引用元:IMDb公式サイトより(以下同様)

 

アイリッシュマン」はスコセッシ 4部作の最終章にあたるため、前3部作である「ミーン・ストリート」、「グッドフェローズ」、「カジノ」、そして「アイリッシュマン」をひとつながりとして観ると、面白さの度合いは数段階ステージが上がる。

 

時代設定はどれも、40年代〜80年代の間の実話ベースとなっており、MCUほど顕著ではないが、ユニバース(作品内でつながる)形式となっている。

 

つまり、ミーン・ストリートでは街のチンピラを焦点を当てて描かれ、グッドフェローズでは下級マフィア、カジノではそれら下級マフィアを司るボスという神を描いている。

 

しかも、「グッドフェローズ」、「カジノ」この2作品では、原作ニコラス・ピレッジ、監督 マーティン・スコセッシ、脚本 ニコラス・ピレッジ&マーティン・スコセッシといった組み合わせなので、余計にユニバースさを感じる。

 

どちらも、主演にロバート・デ・ニーロジョー・ペシ


この黄金カルテット形成した相乗効果により制作された、今なお語り継がれる伝説の作品。

 

映画【アイリッシュマン】スコセッシの前3部作を観る理由

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そして、今回の「アイリッシュマン」で描かれるのは、実在した超大物のジミー・ホッファ失踪事件をベースにした時代背景等々、話題性には枚挙にいとまがない超大作。


いわば、「カジノ」では神扱いであったが、さらにその上の存在、マフィア界の天上人、ドラゴンボールで言えば界王神界での界王神たちの戦いが描かれる。

 

スコセッシ組の古参であるロバート・デ・ニーロジョー・ペシを筆頭に、実在した超大物のジミー・ホッファに、アル・パチーノを配置した鉄壁布陣。

 

これをNetflix制作により、自由に作れたのだから、面白くないはずがない。

 

もし「アイリッシュマン」をつまらないと感じてしまうなら、「ミーン・ストリート、「グッドフェローズ」、「カジノ」、これら3作品を合わせてのイッキ見を推奨する。


今回スコセッシは、ロバート・デ・ニーロとタッグは22何年振りだし、ジョー・ペシハーヴェイ・カイテルまで揃っているだけでも驚きなのに、スコセッシとアル・パチーノが初顔合わせの超贅沢仕様。

 

そのため、スコセッシ3部作の派生作品として捉えて、「タクシー・ドライバー」、「ヒート」も合わせて紹介したい。

 

映画【アイリッシュマン】スコセッシ3部作+αをわかりやすく総括・解説

 

ミーン・ストリート(1973年)

 

監督:マーティン・スコセッシ

脚本:マーティン・スコセッシ

   マーディック・マーティ

出演:ハーヴェイ・カイテル

   ロバート・デ・ニーロ

   エイミー・ロビンソン

   デヴィッド・プローヴァル

時間:115分

 

見所

極上のオープニングがこれでもか!と物語っているように、音楽と画面のしびれる連動具合、独特の編集スタイル、後のスコセッシ作品へとつながるキャスト達等の完成度。


これは、英エンパイア誌が最高の米インディペンデント映画50本のうち、1位に選ばれる評価の高さ。


そして、映画本編は70年代らしく、狂気のセンスをただよわせている、はなれわざで魅せるスコセッシの自伝的作品。


特に音楽がヤバいのは以下の通り。


1.有名過ぎるオープニング

The Ronettesの「Be My Baby」。


2.エキセントリック・クレイジー・キレキレ

ジョニー・ボーイ(ロバート・デ・ニーロ)の登場曲、The Rolling Stonesの「Jumpin' Jack Flash」。


赤いライトに照らされた店内に、スローモーションで登場し(音楽も合わせてスローになっている)、まとう空気の違いから、周囲にそれとわからせる脅威の存在感。


この作品のデ・ニーロを観て、コッポラは「ゴッドファーザーPART2」に、デ・ニーロの起用を決めたという有名なエピソード。


3.ラストシーンのカーチェイスのバイオレンスを爆上げするCreamの「Steppin' Out」。 


正直、スコセッシの分身ともいえるチャーリーを演じる主演のハーヴェイ・カイテルは、デ・ニーロに喰われてしまってる感は否めない。


けれども、本当に大好きな俳優。ハーヴェイ・カイテル出演作の中でもお気に入りは本作の他に「バッド・ルーテナント」、「ピアノ・レッスン 」、「スモーク」は見逃せない。


グッドフェローズ(1990年)

 

監督:マーティン・スコセッシ

脚本:ニコラス・ピレッジ

   マーティン・スコセッシ

原作:ニコラス・ピレッジ

出演:レイ・リオッタ

   ロバート・デ・ニーロ

   ジョー・ペシ

時間:145分

 

見所

実在のマフィアの告白本を元にした、主人公ヘンリー・ヒルレイ・リオッタ)が、生きた50〜80年代の30年を圧縮。


スピーディな展開に合わせた、圧倒的で多種多様で重要な役割を負っている、音楽の存在感が際立つ革新的映画。


音楽の使い方の徹底度合いが底上げされており、時代を考慮してその時点(もしくはそれより前)でしか聞けなかったものに限定。


今では当たり前となった映画内のシーンと歌詞をマッチさせている元祖の作品というのはもっぱら有名。


それのそのはず、撮影前の脚本時点で音楽を決めており、音楽に合わせて編集もされている。


例えば、オープニングから使用されるトニー・ベネットの「Rags To Riches」、ジミー(デ・ニーロ)のあるシーンでかかる「Layla」、麻薬の象徴としてのストーンズの楽曲や、ラストで鳴り響く「My Way」の使い方等、以降の映画文法に与えた功績は図り知れない。


また、何を置いても、音楽と同等もしくはそれ以上の存在感を放つ、ジョー・ペシ扮するトミーだ。


一触即発の暴君で気性が荒く、火のついた導火線を持ち合わせた忙しなさで、映画内でトミーが登場するシーンでは、緊張感が高まり続けて、とどまる所を知らない。


マフィア映画史屈指の人気キャラクター。


特に、ナイトクラブでヘンリーに本気で絡む、トミーのシーンは伝説的なアドリブが生んだ賜物。


カジノ(1995年)

 

監督:マーティン・スコセッシ

脚本:ニコラス・ピレッジ

   マーティン・スコセッシ

原作:ニコラス・ピレッジ

出演:ロバート・デ・ニーロ

   シャロン・ストーン

   ジョー・ペシ

時間:178分

 

見所

直接なつながりではないが、「グッドフェローズの続編的立ち位置で、「アイリッシュマン」にも関連する。


ラスベガスのカジノはジミー・ホッファ率いる全米トラック運転手組合の融資を受けて経営されている。


そのチームスターズ(全米トラック運転手組合)に代わって、カジノ経営をするのが、マフィアに雇われた凄腕のノミ屋、実在の人物である、フランク・レフティ・ローゼンタール。


映画ではエースとなっているが、ロバート・デ・ニーロが演じている。


その幼馴染で用心棒にジョー・ペシ


エースの妻役にシャロン・ストーン


危険臭が漂い過ぎて、何をしでかすかわからない、危ない顔ぶれが揃っている。


オープニングから文字通りぶっ飛んでる映画で、原作者ニコラス・ピレッジいわく、カジノの登場人物はいずれも生まれつき、かたぎの道には無縁の人間。


そんな人間達が繰り広げる、波乱に満ちた物語が画面を占拠し、観る物を飽きさせない矢継ぎ早な編集で、「グッドフェローズ」より長い177分間はあっという間。


タクシー・ドライバー(1976年)

 

監督:マーティン・スコセッシ

脚本:ポール・シュレイダー

出演:ロバート・デ・ニーロ

   シビル・シェパード

   ハーヴェイ・カイテル

   ジョディ・フォスター

   アルバート・ブルックス

時間:114分

 

見所


スコセッシ×ポール・シュレイダー×デ・ニーロが生み出した、ダークヒーローと言えば、真っ先に思い浮かぶのが、トラヴィスという代名詞。


それもそのはずなのは、精神安定剤的に溜飲を下げるのに完璧に作用するからだ。


スコセッシ的な瞬間が大炸裂する真骨頂、トラヴィスの自由過ぎる暴走の果てに、降臨するカタルシスは、男たちの永遠の憧れ。


ヒート(1995年)

 

監督:マイケル・マン

脚本:マイケル・マン

出演:アル・パチーノ  

   ロバート・デ・ニーロ

   ヴァル・キルマー

   ジョン・ヴォイト

   トム・サイズモ

時間:171分

 

見所


ゴッドファーザーPART2」から誰もが待ち望み、時を経てついに実現した、映画界のモンスター俳優W主演、アル・パチーノ×ロバート・デ・ニーロ


男たちの生き様をまざまざと描いた美学と、映画史に刻まれているリアル過ぎる銃撃戦。


何度観ても飽きず、特に生音の迫力は半端じゃなく震える。


これまでのそれとは一線を画す。犯罪映画てなく戦争映画レベル。


これが見事に融合し、重厚な完成度で観る度にしびれる。 


再生を始めると、真空パッケージ化した色気と狂気が画面から醸し出され、あっという間に引き込まれて、途中下車は不可避。


文句なしに銃撃戦映画の頂点に、君臨する決定版だ!!


マイケル・マン監督のぶっちぎり最高傑作。

 

映画【アイリッシュマン】 作品概要

アイリッシュマン(2019年11月配信)

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監督 マーティン・スコセッシ

製作 マーティン・スコセッシ   

   ジェーン・ローゼンタール

   エマ・ティリンジャー・コスコフ

   ロバート・デ・ニーロ

   ガストン・パヴロヴィッチ

脚本 スティーヴン・ザイリアン

原作 チャールズ・ブラント

撮影 ロドリゴ・プリエト

音楽 ロビー・ロバートソン

 

時間 209分

 

あらすじ

裏社会のボスに長年仕えてきた殺し屋フランクが、秘密と暴力にまみれた自らの半生を振り返る。

 

マーティン・スコセッシ監督が贈る、ギャング映画の新たな傑作。

 

Netflixより)

 

映画【アイリッシュマン】キャスト&キャラクター紹介

 

メインキャスト

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フランク・シーラン/ロバート・デ・ニーロ
 
第二次大戦に従軍し、戦後トラック運転手兼殺し屋稼業を始め、1955年からマフィアのボスのブファリーノの運転手となる。
 
その後、全米トラック運転手組合に所属し、組合委員長ホッファの用心棒となる。
  
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ジミー・ホッファ/アル・パチーノ
50年代はエルビスに迫り、60年代はビートルズに匹敵する程の人気の持ち主で、ピーク時は大統領の次に力を持つ男とされていた、全米トラック運転手組合委員長。
 
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ラッセル・ブファリーノ/ジョー・ペシ
 
ペンシルバニアのマフィア「ブファリーノ一家」のボス。
 
メインキャスト3人まわりの登場人物

 

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ペギー・シーラン/アンナ・パキン

フランク・シーランの娘。

 

ドロレス・シーラン/マリン・アイルランド

フランク・シーランの娘。

 

メアリーアン・シーラン/ジェニファー・マッジ

フランク・シーランの娘。

 

コニー・シーラン/ジョーディン・ディナテイル

フランク・シーランの娘。

 

メアリー・シーラン/アレクサ・パラディノ

フランク・シーランの最初の妻。

 

アイリーン・シーラン/ステファニー・カーツバ

フランク・シーランの二番目の妻。

 

ジョゼフィーヌ・ホッファ/ウェルカー・ホワイト

ジミー・ホッファの妻。

 

チャッキー・オブライエン/ジェシー・プレモンス

ジミー・ホッファの養子。

 

フランク・フィッツシモンズ/ゲイリー・バサラバ

ジミー・ホッファの秘書。

 

ビル・ブファリーノ/レイ・ロマノ

ラッセル・ブファリーノのいとこで、ホッファの側近(弁護士)。

 

キャリー・ブファリーノ/キャスリン・ナルドゥッチ

ラッセル・ブファリーノの妻。

 

フィラデルフィアファミリー

 

アンジェロ・ブルーノ/ハーヴェイ・カイテル

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マフィア「フィラデルフィア一家」のボス。

 

フェリックス・ディトゥリオ/ボビー・カナべイル

通称スキニー・レイザー。

 

アンジェロ・ブルーノの部下(殺し屋)。

 

ジェノヴェーゼファミリー(NY5大ファミリー)

 

アンソニーサレルノ/ドメニク・ランバルドッツ

ジェノヴェーゼ一家のボス。

 

アンソニー・トニー・プロ/スティーヴン・グレアム

マフィア「ジェノヴェーゼ一家」の幹部で、全米トラック運転手組合第560支部長。

 

トーマス・アンドレッタ/ジェレミー・ルーク

トニー・プロの部下(殺し屋)。

 

ティーブン・アンドレッタ/ジョゼフ・ルッソ

トニー・プロの部下(殺し屋)。

 

サリー・バグズ/ルイス・キャンセルミ

トニー・プロの部下(殺し屋)。

 

映画【アイリッシュマン】名場面ハイライト(評価・解説・考察)

この映画がつまらない!と感じる3つの問題とは

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①話がややこしく感じてしまう時間軸シャッフルの同時進行

②配信時間が長い

③登場人物が多く区別がしづらい

 

以下あらすじ・ネタバレあり。 

 

①話がややこしく感じてしまう時間軸シャッフルの同時進行

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映画冒頭、3つの時間軸から話が展開される。 

A.現代のフランク・シーランの語りが最初はナレーションとしての役割を果たしている

B.1970年代のフランクとラッセルによるロードムービーかつサブストーリー

C.1950年代に第二次世界大戦から復員してから現代に向かって進むメインストーリー  

 

尚、本作では、メインキャスト3人がそれぞれの時代をそれぞれ演じ分けているのも見所の一つだ。

②配信時間が長い

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こちらに関しては、210分という時間になっているが個人的には足りないぐらい。

 

ずっと観ていたいと思うほどだけど、脳内整理がついていないとこの問題が生じる可能性がある。 これに関しては、鑑賞前にこの映画が4幕構成になっていることを理解しておけば問題ない。

 

1幕目:先に書いた3つの時系列(ABC)が同時進行し、フランクとラッセルの関係性が描かれる

2幕目:ジミー・フッファが登場し、当時の時代背景が描かれ、関係性も複雑になる

3幕目:時系列BとCが合流し、ジミー・フッファ失踪事件の真相が描かれる

4幕目:時系列Aに集約され、物語はエンディングに向かう

 

この4幕構成の大枠を抑えておけば大丈夫。

 

③登場人物が多く区別がしづらい

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アイリッシュマン」の世界は、様々な人間が登場するが、大きく別けて、3種類の人間に大別できる。 マフィア・労働組合・政府関係者というシンプルな区分け。

 

しかし、俳優陣が昔の人だし、渋いので、判別しづらいかもしれない。

 

これを解決するのは、まずはメインキャラクター3人を鑑賞前に事前にチェックしておく必要がある。

 

次に、当時隆盛を誇っていた全米トラック運転手についても押さえておきたい。「チームスターズ」と呼ばれマフィアと手を結び、長年にわたり不正行為を働いたとされるが、政権交代により、敵対するマフィアが変化する。

 

例えば、ホッファはリチャード・ニクソンを支持していたが、ジョン・F・ケネディ暗殺により、どういった恩恵があるのか。

 

史実と照らし合わせて映画が製作されているので、この時代のアメリカの政治の変化による動向にも注目。

 

また、時系列に合わせて家族も変化する。例えば、最初の妻メアリーと離婚し、若いアイリーンと再婚し、先妻と合わせ4人の娘ができる。娘のペギーは、大きくなると、ペギー・シーランからアンナ・パキンに変わり演じているなど。

 

このように覚えておけば、こちらも解決する。

 

このような前提条件をクリアして、「アイリッシュマン」を見れば、この時代にこんな画期的なエンターテイメント映画が撮られていたなんて凄い!!となるはず。

 

スコセッシ映画の真骨頂・集大成をみた

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アベンジャーズの2作品、「インフィニティ・ウォー」×「エンドゲーム」を圧縮した至れり尽くせりの超贅沢仕様。

 

3時間半を飽きさせない工夫がされていて、マフィア、組合、政治の関係を示し、犯罪の瞬間と緊張も捉えていて、複数軸が同時進行により物語に奥行きを与えている。

 

アメリカの現代史に照らし合わせ、登場人物たちの長い人生が、じっくりと映画内で時が流れている。

 

「俺は家族を守ろうとして頑張ってきたんだ」というフランク・シーランに対し、娘のペギーから間髪入れずこう返される。

 

「一体何から?お父さんに相談してもロクなことにならなかった」と返されるやりとりからの流れは、前後3部作から連なる、全てが一変するラストのアップデート。

 

また、「どうしてあいつらは自分の墓穴をほったのかわからん」という台詞が、後半フランク自身に、降りかかってくる後半の恐ろしさに、スコセッシの真骨頂・集大成をみた。

 

映画【アイリッシュマン】 スコセッシのコメント 

 

Martin Scorsese at an event for The Irishman (2019)

 

アイリッシュマン」は特典映像もNetflixで配信されているので、こちらからも引用したい。

 

「監督・出演陣が語るアイリッシュマン」でスコセッシが次のように語っている。

 

観る側に変革が起きているため、特定の場所で観るためではなく、制作に集中したと明かしている。

 

劇場公開用の尺に合わせて、映画をむりやり切り刻むのではなく、Netflixオリジナルとして、この作品が生を受けたという事。

 

また、メインキャスト3人を20代半ば~50代に若返らせ全部を作り変えるわけではない、CGによるメイクと語っているように、こちらも大きな技術革新がされている。

 

今後も多用されるであろう、最先端の映像技術が多額の費用をかけて、(最終的な製作費の1億7500万ドルの多くの部分)使われている点も注目だ。

 

このように、スコセッシ組の古参のキャストの集合と、アル・パチーノを合流させつつ、時代の最先端が詰まっている映画。

 

そして、それを完全な形で見られる点において、「アイリッシュマン」の凄さはスコセッシ映画の到達点となっている。

 

映画【アイリッシュマン】がNetflixオリジナルを変える

 

映画人たちが業界内のあれこれに出来る限り縛られず、作りたい物を作り、実現する事ができる場として、Netflixオリジナルというジャンルが確立し、機能を果たしている。

 

いち視聴者として、そのようにして誕生した映画を観れるなんて。これ以上の喜びはないのではないだろうかー。

 

今後も、多くの映画作家たちに、この流れが続いて欲しい。

 

Netflixオリジナル映画】が最強ジャンルになるという未来予想図は前回の特集を参照↓ 

narcos.hatenablog.com

 

Netflixオリジナル映画】おすすめ2021年版はこちらをチェック↓

narcos.hatenablog.com

 

まとめ

Robert De Niro, Harvey Keitel, Al Pacino, Martin Scorsese, and Joe Pesci at an event for The Irishman (2019)

・映画【アイリッシュマン】をおもしろく観るには4部作の最終章として捉える

・映画【アイリッシュマン】スコセッシの前3部作を観る理由

・映画【アイリッシュマン】スコセッシ3部作+αをわかりやすく総括・解説

・映画【アイリッシュマン】作品概要

・映画【アイリッシュマン】キャスト&キャラクター紹介

・映画【アイリッシュマン】名場面ハイライト(評価・解説・考察)

・映画【アイリッシュマン】スコセッシのコメント

・映画【アイリッシュマン】がNetflixオリジナルを変える

 

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