ナルコスの登場人物とゆかいな仲間たち

「マジックリアリズムは、コロンビアが発祥の地。不可解な事が日常的に起こる。肝心な時に限って、奇妙な事が。」

ナルコス シーズン2 全10話 (あらすじ・ネタバレ)

※ドラマタイトルの「ナルコス」は麻薬密売人を意味する

 

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目次

シーズン2 エピソード1 「自由の身」 あらすじ・ネタバレ (実話・実在・実録)

ナルコスシーズン2 エピソード1

※画像の引用元:IMDb公式サイトより (以下同様)

 

DEA(麻薬取締局)捜査官であるマーフィーとペーニャは、刑務所より脱走した麻薬王パブロ・エスコバルを追う。

 

パブロはその絶大な権力を盾に、彼を発見した軍人たちの前を悠々と通り過ぎて逃げたのだ。

 

麻薬王に間接的にでも弓を引くことの恐ろしさを、彼らは十分に知っているからだ。

 

彼はその後家族のもとへと帰り、そこで態勢を立て直すことが出来るようになるまで、身を隠すことにした。

 

その頃、ガビリア大統領は、パブロ特捜隊の任務失敗に対する後始末を行っていた。

 

脱走したパブロが再び麻薬ビジネスを活動させることを恐れた彼は、メデジン全域に軍を配備して牽制している。

 

この時、メデジン・カルテル頭目であるパブロが、刑務所行きとなったことで不安定化・分裂し、それぞれが独立するギャング集団となっていた。

 

パブロは、このままではカルテルの再出発に支障が出ると心配し、運転手リモンを雇って町中を秘密裏に奔走して、組織をまとめなおすことを決心。

 

町を駆ける1台の車を止める軍人はいない。

 

しかし、麻薬王はトランクの中に身を潜めていた。

 

コロンビアの情勢が混沌のるつぼと化しつつある一方、マーフィーの私生活もまた悪い方向へ転がっていく。

 

麻薬王逮捕という重大な責務を負わされ、仕事に没頭し続けることに、とうとう愛想をつかせた妻コニーが、娘を連れてマイアミへ帰ろうとしていたのだ。

 

それを知ったマーフィーは空港に急行するも、そこには彼の妻の姿はなく、ただただ虚しい喧騒が空間を埋めているだけだった。

 

マーフィーのフラストレーションはたまるばかり。

 

居合わせただけの男にストレスを向けるほどに、彼もまた追い詰められていたのだった。

 

パブロの弁護士からガビリア大統領へ電話を入れるが、サンドバル副大臣が対応する。

 

刑務所での安全を保障してくれるのならば、刑務所に戻る準備があると告げようとするが、とりあってもらえず、電話は切られ、テレビをつけるように言われる。

 

テレビでは、ガビリア大統領が中継しており、パブロ逮捕につながる情報提供者に、140万ドルの報奨金が支払われることを全国に流布し、パブロを追い詰めようとする。

 

手段を選ばなくなったガビリアの一手により、パブロの身は大金の詰まった袋同然になった。

 

これまで市民の敵というスタンスを取らずに、組織運営してきたパブロだったが、シーズン1でのコカインによる暴力事件の頻発によって、評価が悪化していたことも手伝い、もはや彼にとってメデジンに安住の地は存在しなくなった。

  

シーズン2 エピソード1 名場面ハイライト (評価・解説・考察)

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政府側のパブロへの完全宣戦布告。

 

パブロの脱獄により、つかの間の平和もなくなってしまった。

 

これまで脅迫や暴力を恐れ、交渉等に歩み寄っていたものの、懸賞金を賭けエパブロ逮捕に踏み切る。

 

全国民を敵に回してしまったパブロはどう打って出るのか、新章開幕。

 

シーズン2 エピソード2 「カンバラッチェ」 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

自分を捕まえた者に140万ドルの報奨金を出すと声明したガビリアに対し、パブロは反撃に出た。

 

マスコミのインタビューを受け、安全が保障されれば、いつでも刑務所に戻るつもりであると表明したのである。

 

また、自分がコロンビアを代表するヒーローであるという、PR広告を出すことによって印象操作を開始した。

 

麻薬取締局では新しい人事が発表され、クラウディア・メッシーナがマーフィーとペーニャのボスとして配属されることになった。

 

また、CIAの支部長にはビル・ステックナーが着任した。

 

就任早々、マーフィーは過去の暴行事件のような不祥事を起こしたらすぐにマイアミに送り返すと警告されてしまう。

 

それを知ったペーニャは、マーフィーの必要性を強調した。

 

一方で、キカはマリッツァの始末を考えていた。

 

デ・グレイフ検事総長はフェルナンドと接触して、公平な裁判を受ける権利を説き、取引に応じる構えを見せる。


メデジンでは厳戒令が敷かれ、パブロを倒すための基地が作られていた。

 

ピンソン大佐によるホットラインが用意され、マーフィーとペーニャが精査の任務に就く。

 

しかし、印象操作ですっかり英雄となってしまった、パブロの情報を市民たちは売ろうとしない。

 

サンドバルが苦情を申し立てると、検事総長はパブロの脱獄幇助の疑いで、捜査すると脅すのであった。

 

ピンソン大佐のやり方では、いつまで経っても、パブロを捕まえることができない。

 

業を煮やしたDEAは、警告を無視して、独自で調査を続ける方針を取ることにした。

 

ラクイカは、政府に密告した人物と売春宿に、居合わせた全員を殺害する凶行に至る。

 

キカはマリッツァを殺そうと探し回っていたが、リモンは留守を装って彼女を助ける。

 

パブロの妻のタタはすっかり逃亡生活に疲れてしまい、国外に逃げることを提案するが、ガビリアが取引に応じる確信があるとしてそれを拒否した。

 

パブロは、逃亡中のジュディ・モンカダと麻薬製造所を奪回するために奔走していた。

 

しかし、ちょっとした情報から、パブロの隠れ家らしき家があることが判明し、捜査が開始される。

 

大々的に捜査したことで近隣住民が騒ぎ、それを聞きつけたパブロ一味は逃亡してしまう。

 

実は、こういう時のために、あらかじめ逃亡用のトンネルが用意されていたのだ。

 

パブロは、逃亡しながらこれまで自分が煮え湯を飲まされてきたことに凄絶な仕返しを計画する。

 

その手始めとして、パブロはメデジン各地に配置されている軍隊を襲撃した。

 

反撃の余地も与えない程の徹底した襲撃であった。

 

これにより、多くの人命が失われることになる。

 

身の危険を感じたマリッツァは、田舎の方へ逃亡を図った。

 

シーズン2 エピソード2 名場面ハイライト (評価・解説・考察)

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町中での容赦ない殺戮。

 

死者、負傷者続出のパブロ逮捕劇は陰惨を極めた。

 

寸前まで追い込めば追い込む程、次の捜査が難しくなり、報復が倍になって帰ってくる戦争状態の中、パブロと妻のタタは、陽気なBGMで静かに踊っている。

 

両シーンの対比の様が秀逸。

  

シーズン2 エピソード3 「マドリッドからの帰還者」 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

ガビリア大統領は、ピンソン大佐を解任して、スペイン赴任中のカリージョを呼び戻した。

 

そして、ある任務を依頼する。

 

その内容を知ったパブロは激しく動揺するが、過激過ぎる戦術はマーフィーとペーニャの心も乱れさせていた。

 

その頃、パブロはジュディ・モンカダの居場所を突き止めるために工場を潰しにかかっていた。

 

しかし、ジュディはカリ・カルテルと手を組むために動いており、そのためにパチョのパートナーであるヒルベルトと密会していた。

 

ヒルベルトは裏の顔を隠すため実業家として活動しているやり手である。

 

彼はパブロとの直接対決を避けるために、ジュディのいる工場を特捜隊に伝えることを企む。


パブロが最も恐れる相手であるカリージョ大佐が特捜隊に復帰した。

 

パブロにそのことを伝えるために大部隊を出動させ、監視係の電話を傍受し発信元の特定に成功した。

 

カリージョ大佐は、そこにあったパブロの絵に放尿して彼を侮蔑する。

 

また、見せしめのために監視係の子供たちを、特捜隊に捕まえさせて、その中のひとりを殺害してしまった。

 

そして、パブロへの土産だと言って殺した少年の友人ダビドに、銃弾を持たせるのであった。

 

一部始終を見ていたペーニャは、ショックを隠すことができない。

 

カリージョの帰還を知ったタタは、政府との交渉が無理であることに気づいていた。

 

このままでは夫が殺されてしまうかもしれないと、タタは不安に駆られる。

 

やがて、カリージョ大佐から銃弾を預かったダビドがパブロを訪ねて来た。

 

カリージョ大佐によって大事な友人が殺されたと訴えるダビドの姿を見て、パブロはある計画を思いつくのであった。

 

それを利用して相手に揺さぶりをかけるのである。

 

パブロはバレリアにダビドのインタビューを依頼し、特捜隊から友人が殺されたことを話させる。

 

このことは、国内に報道されることとなった。


一方その頃、ジュディの腹心であるドン・ベルナは、ペーニャに接触を図っていた。

 

そして、ジュディの工場の場所を密告する。

 

その工場はパブロの手下たちが見張りをしていたが、特捜隊によって制圧された。

 

カリージョ大佐は、手下をプロペラ機に乗せて白状することを迫る。

 

自分たちに協力しなければ、ヘリから突き落とすという無慈悲な作戦だ。

 

これまでにないカリージョ大佐の過激なやり方に、耐え切れなくなったマーフィーとペーニャは、精神的に疲れ果ててしまった。

 

マーフィーは妻のコニーに電話をし、ペーニャは酒で憂さ晴らしをするのであった。

   

シーズン2 エピソード3 名場面ハイライト(評価・解説・考察) 

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現場復帰したカリージョ大佐の容赦ない見せしめ。

 

パブロへの協力者は、誰が相手でもねじ伏せる。

 

少年を撃ち抜き、銃弾をパブロへの土産に持たせる。

 

しかし、その事を逆手に取られ、少年にインタビューさせて一部始終を話させる。

 

その後、口を割らない者は飛行中のヘリから突き落とす等、両者の一歩も譲らない攻防戦が展開される。

 

シーズン2 エピソード4 「地獄の決斗」 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

刑務所を脱走しコロンビア内でひそかに麻薬密売組織を率いて活動を続けていたパブロ。

 

コロンビア国家警察の一員であるカリージョに対して、国民の反感を抱かせるようにさまざま画策していた。

 

ディビッドにテレビで話させようとしたが、ガビリアがその話を大きくすることもなければ、信じることもなかったため、成功しなかった。

 

また、カリージョの出来事を手紙に書きためて、全国の新聞社に送ったが、反応がなく、こちらも失敗に終わる。

 

これらの活動により、逆にパブロの評判が落ちる一方となってしまい、パブロはそのことに頭を悩まされることとなる。

 

パブロが自身の評判の下落に頭を悩ませている間に、カリージョが率いるコロンビア国家警察のチームであるサーチブロックがモンカダの麻薬製造所を襲撃していた。

 

カリージョがパブロを倒そうとするのとほぼ同時期、競合しているカリ・カルテルは、カスターノ率いる右翼の武装自警団ロス・ペぺスとパブロを倒すために協力することになる。


パブロが率いている組織内は、襲撃と作戦がうまくいかないこともあり、混乱に陥っていた。

 

組織の一員であるリモンは、この機にパブロの居場所をアメリカの麻薬取締局に、教えることでフリーになれると考えて、同じく組織の一員であるマリッツァを説得し成功する。

 

マリッツァは、ぺーニャに会いに行き、そしてカリージョにもそのことを報告する。

 

この情報をもとにして、カリージョ率いるサーチブロックはパブロの逮捕の作戦の配置についた。

 

しかし、マーフィーとペーニャは、この作戦に参加が禁止されていた。


襲撃は成功するかに思われたが、情報はカリージョをはめる罠であり、逆に襲撃されることとなる。

 

カリージョたちサーチブロックが配置についていると、とつぜん爆発が起こり、トラックに囲まれることとなる。

 

逃げ場を失ったサーチブロックのメンバーは次々に殺され、カリージョも撃たれ、パブロによって撃ち殺されてしまう。


マーフィーとペーニャは、誤った情報を提供して、カリージョたちを失わせてしまったことで、罪悪感に苛まれることとなる。

 

ペーニャは、ドン・ベルナに連れられて、ジョディとカスターニョ兄弟と会っていた。

 

彼らはパブロの敵対組織のひとつであり、パブロを殺すために協力しようと計画するつもりである。

 

シーズン2 エピソード4 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

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カリージョ大佐暗殺計画。

 

パブロ側がうその情報を流し、カリージョ大佐の部隊をおびき寄せると、車を爆発させ、部隊がひるんだ隙に、建物に潜んででいたパブロ側による一斉射撃で一網打尽にしてしまう。

 

瀕死状態のカリージョ大佐も少年に渡していた銃弾を直接パブロに打ち込まれ、グスタボのかたきとして、銃弾を打ち込まれて葬り去られてしまう。 

 

シーズン2 エピソード5 「敵はただ一人」 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

コロンビア軍の大佐でありサーチブロックを率いていたカリージョが、パブロの襲撃作戦の罠にはめられて死亡してから、サーチブロックを率いる人がいなくなっていた。

 

後任を探そうとしていたが、サーチブロックの任務の危険度や死亡率の高さから、引き受ける人間は現れない。

 

コロンビア大統領のガビリアは、コロンビア軍大佐のヒューゴ・マルティネスを後任として指名したが断られてしまう。

 

後任を決めなければならないガリビアは、ポリスアカデミーを卒業したばかりのマルティネスの息子をサーチブラックに参加させたことを伝えた。

 

息子の安全を守るためにも、マルティネスはカリージョの後任を引き受けざるを得なくなってしまう。

 

一方のパブロは、カリージョを始末することができたため、非常に機嫌が良くなっていた。

 

麻薬ビジネスも、工場の襲撃などもあったが、徐々に盛り返すこととなり、そのこともパブロの機嫌を良くしていた理由である。

 

パブロは、妻であるタタを励ますことを目的として、彼女の兄弟であるカルロスをマイアミから呼び寄せる。

 

パブロの組織の一員であるリオンも、マイアミで仕事がうまくいっているという報告をカルロスがしていた。

 

そのため、リオンもコロンビアに呼び寄せて、さらなる組織の発展につなげようと話し合っていた。

 

しかし、マイアミから呼び寄せたレオンは、敵対するカリ・カルテルにさらわれ、幹部のパチョに引き渡されてしまう。

 

その頃ペーニャは、サーチブラックをはじめとする組織の在り方に失望していた。

 

そのうえ、後任であるマルティネスでは、パブロを捕まえることができるとは思えなかった。

 

そこで、ペーニャはかつてパブロの組織の情報を密告したことがあるマリッツォを使うことにした。

 

パブロの組織のひとりであるレオンを呼び出して、トルヒーリョと共にあとをつけることに。

 

尾行した先には、組織の一員であるべラスコがいたため、捕まえるためにマルティネスに応援要請するも断られる。

 

そのため、協力関係にある犯罪組織のドン・ベルナへに連絡する。

 

ドン・ベルナたちと襲撃をして、べラスコを捕まえることができたが、拷問の末にもべラスコはパブロの居場所を吐くことはなかった。

 

べラスコは代わりに3人の会計士の住所を吐く。

 

その後、右翼の武装自警団であるロス・ペペスの署名とともに、べラスコの死体がつるされているのが発見された。

 

シーズン2 エピソード5 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

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政府側と戦争中のパブロに新たに敵対組織が誕生する。

 

しかも、パブロの側近ベラスコの死体を吊るして。

 

カリ・カルテル側が関与していないように見せかけ、カスターニョ兄弟が仕掛けたロス・ペペスという刺客が現れた。 

 

シーズン2 エピソード6 「ロス・ペペス」 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

物語は、パブロのグスタボとの時間を回想する場面から始まる。

 

犯罪組織であるドン・ベルナとカスターニョ兄弟たちは、麻薬密売などの関係で敵対するメデジン・カルテルのメンバーを次々と粛正していった。

 

そして、殺されたメンバーの死体を公にすることにより、パブロへのメッセージとしていた。

 

ペーニャは、コロンビア軍に所属しパブロの組織の壊滅を、第1の目的とするサーチブロックから入ってくる情報を、協力関係を持っていたドン・ベルナへと流していた。

 

ペーニャはサーチブロックの組織体制に、不信感を持っていた。

 

それに、ドン・ベルナやカスターニョ兄弟たちが結成したロス・ペペスの方が素早く行動して結果を出せたからである。

 

これはパブロを追い詰めて捕まえるために、非常に有効ではあったが、DEAとしての一線を越えた行為でもある。

 

マルティネス大佐がサーチブロックを率いながら、パブロの部下ブラッキーを捕まえるために、町の一角を封鎖することとした。

 

同時に、ペーニャからの情報によりカスターニョ兄弟も、その町に向かう。

 

そなさなか、検問を担当していたヒューゴ・マルティネス・Jrと遭遇する。

 

カスターニョ兄弟とカルロス大佐の特捜隊が、銃を向け合い緊張感が高まっている際に、関係者が現場に到着する。

 

ペーニャが説得し、カスターニョ兄弟をなだめたことにより、その場は何とか納めることができた。

 

ロス・ペペスと名乗る組織の所業が、カスターニョ兄弟の仕業であると知ったパブロは報復に出ることを決める。

 

敵対組織であるカリ・カルテルを率いているロドリゲス兄弟の娘の結婚式の日に、爆弾を仕掛けて式場を爆破したのである。

 

このことにより、ヒルベルト・ロドリゲスの怒りは頂点へと達し、メデジン・カルテルとカリ・カルテルとの抗争は激化することとなる。

 

カリ・カルテルはパブロに報復しようとしていたが、パブロの居場所が分からずに足止めを食らっていた。

 

しかし、信仰深いパブロの母親のエルミルダが皆の反対をよそに内緒で教会へやってきたところを尾行され、パブロの家の場所が判明してしまう。

 

カリ・カルテルは突き止めたパブロの家を襲撃したが、パブロとその家族は何とか逃げ切った。

 

しかし、パブロの妻のタタの兄弟であるカルロスは撃たれてしまう。

 

エスコバル一家が逃亡し、たどり着いた家には暖房がなかった。

 

寒さを訴える妻のタタと娘のためにパブロは、現金を燃やして火を起こした。

 

シーズン2 エピソード6 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

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ヒューゴ・マルティネス Jr.が、カスターニョ兄弟のカルロスに銃を突きつけるも、身分証確認に気を取られ、銃を奪われる失態を晒してしまう。

 

緊張が高まる中、マーフィ、ペーニャ、マルティネス大佐が到着し、難を逃れる。

 

この時の出来事が物語上、後に大きく影響する。

 

シーズン2 エピソード7 「1993年ドイツへ」 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

コロンビア国内では、メデジン・カルテル、カリ・カルテル、ロス・ペペスの抗争によって、頻繁に爆破が起こっていた。

 

麻薬密売組織や自警団に関わっていない一般人も、これらの戦いに巻き込まれることが増えており、国民の不安と不満が溜まるようになる。


パブロは家族を国外へと逃亡させるために、ドイツへ送る手配をし出した。

 

複数のフライトを手配することによって、どの便に乗るのかをわからないようにして、家族を安全に国外へと逃がすようにしたのである。

 

直接的には罪を犯していない家族を、法的に逃がすことはできないとガビリアは言う。

 

アメリカのコロンビア大使であるクロスビーと、アメリカの麻薬取締局の上司であるメッシーナは、DEAであるマーフィーにパブロの家族を追わせることにする。


家族を追ってドイツに着いたマーフィーは、家族が大金を持ち込もうとしているとして、入管に通報した。

 

通報を受けて家族は、ドイツ警察に引き止められ、ドイツとコロンビアとの協議が行われることとなる。

 

最終的に家族はコロンビアへと送り返されることとなった。


コロンビアへと送り返された家族を待っていたのは、パブロと交渉を続けていた法務長官の差し金により、送られたコロンビア警察であった。

 

メデジン・カクテルとロス・ぺぺスの抗争は激化し、パブロの手下や友人たちは次々と殺され、逮捕され、あるいは裏切られることとなる。

 

同時にカリ・カルテルの勢いは増し、状況はヒートアップする一方である。

 

パブロの弁護士である、フェルナンドは14歳の息子と共に、ホテルへと隠れる。

 

逃亡しようとしていたが、ロス・ペペスのドン・ベルーナとカスターニョ兄弟によって、殺されてしまう。


パブロは家族を国外に逃すことに失敗し、家族の安全を確保することができなかった。

 

パブロは、正気を失いつつあった。

 

敵対組織たちは勢いを増す一方であり、パブロは次第に追いつめられてしまう。

 

そして、220ポンドもある爆薬を大統領の官邸に仕掛けることを計画する。


大統領官邸を最初に出てきたコロンビア国民の家族が、パブロが引き起こしたこの爆破によって娘を失った。

 

パブロが家族を守ろうとする行動により、何人もの国民たちが幾人もの家族を失う羽目となったのである。

 

この爆破は、コロンビア国民の怒りを買う一端となる。

  

シーズン2 エピソード7 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

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パブロは家族を国外で受け入れられなかったことによる怒りは、大統領に向けられる。

 

ロス・ペペスと結託し、自分たちをこれ以上追いつめるなら、反撃ののろしをあげる。

 

パブロはブラッキーへ指示を出し、大統領官邸前にプラスティック爆弾を仕掛けさせる。

 

ブラッキーはこれを実行してしまい、大虐殺となり、辺り一面は地獄絵図と化す。

 

シーズン2 エピソード8 「メデジンをあとにして」 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

情報操作によって市民の信頼を得ていたパブロであったが、大勢の一般人を巻き込んだテロを発端に国中の怒りが集中。

 

もはやどうすることもできない所まできていたパブロの姿に、キカは不安を募らせていた。

 

一方で、妻のタタをはじめとするパブロの家族たちは、政府によって保護され、コロンビアから出国要請をしていたが、受入てくれる国の保証はないとの回答であった。

 

パブロのテロのニュースを見ていたカリ・カルテルヒルベルトは、パブロが終わりに近い事を悟ると、パッチョをマイアミに行かせる。

 

マルティネス大佐はロス・ペペスと内通者が捜査本部内に、潜伏していることに気づいていたが、パブロの逮捕に専念していた。

 

パブロの家族を見張っていたブラッキーは、ホテル前からでは家族の様子がわからないものの電話でパブロに嘘の報告をして、パブロを安心させていたが、特捜隊によって逮捕される。

 

ロス・ペペスは、パブロの盟友たちに向けて地元紙に広告を掲載した。

 

ロス・ペペスに加わるのであれば、命は救ってやるという内容だった。

 

ジュディとベルナは、手を組むべきだと諭してガジョン兄弟を、引き込むことに成功する。

 

それを知ったパブロは、モンテカジノの襲撃を計画した。

 

その頃、マイアミに降り立ったパッチョとナベガンテが、マイアミでのビジネスに従事していたレオンに接触し、好条件を理由にパブロ側のメデジン・カリテルから、カリ・カルテルに寝返っていた。

 

ブラッキーが逮捕されたことを聞いたマーフィーとペーニャは、爆弾の残留物が手と上着から検出された証拠をもとにブラッキーが実行犯である事を突き止め、起訴する旨を話す。

 

このままでは死刑になるから、パブロを差し出すように迫るが、ブラッキーはボスを売る事はできないと言い、代わりにラ・キカの情報を引き出す。

 

一方、マイアミを手に入れたパチョはナベガンテにレオンを殺害させる。

 

マイアミで起こった裏切りと自分のビジネスの終わりを知らされたパブロは、カリ・カルテルへの復讐を胸に行動を開始した。

 

ガビリア大統領は、パブロの家族の出国を迫るプレッシャーに追い込まれていた。

 

タタから助けを求められたバレリアは、パブロの元を訪ねる。

 

パブロに会ったバレリアは、無線電話をタタに渡す役目を言い渡された。

 

任務を果たすためにタタの滞在先であるホテルを訪ねたバレリアとクルーたちであったが、その翌日に無残な死体で発見されることとなる。

 

手を下したのは、他でもないロス・ペペスであった。

 

パブロは、レオンと連絡が取れなくなり、バレリアの死をタタから聞かされ、モンテカジノ襲撃を命令する。

 

キカを追跡するためにブラッキーの携帯を使って電話をかける。

 

その頃キカは、金の回収のために動いていた。

 

やがてその居場所は特定され、追いつめられることになり、キカは逮捕された。

 

キカは、パブロの居場所を特定するために協力することになった。

 

位置情報を入手するために電話をかけるが、そのことに気づいたパブロは襲撃の中止を決める。

 

特捜隊は、襲撃のために集められていたパブロの部下たちを攻撃。

 

パブロは助かったものの、この攻撃で多くのメンバーたちが命を落とすこととなる。

 

後に残ったのは、部下のリモンのみであった。

 

シーズン2 エピソード8 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

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孤立無援となったパブロ。

 

かつては帝国を築いていたが、ついに壊滅状態となってしまった。

 

最後まで残ったブラッキーとキカは逮捕、協力者(愛人)のバレリアは粛正されてしまう。

 

家族ともはなればなれになり、ここまで追いつめられるているものの、まだ正気を保って逃亡を続けられるパブロのマインドは、ただならないものがある。

 

シーズン2 エピソード9 「我が農場」 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

パブロが姿を消してから1ヶ月以上が経過していた。

 

DEAも待機するより他にない。

 

その頃、パブロは長年生き別れになっていた父と再会を果たしていた。

 

彼の父は、無線の電波も届かないような田舎の農場でひとりで暮らしていた。

 

部下のリモンも束の間の平和な日々を楽しんでいた。

 

パブロの消息が途絶えたことで、ガビリアは政治的圧力を受ける。

 

そのことで公式にロス・ペペスを糾弾した。

 

使命を終えたロス・ペペスは、解散を表明する。

 

その裏で画策していたのは、メデジン麻薬王の座を狙うジュディである。

 

しかし、カリからマンリケの工場のコカインを受け取ったカスターニョ兄弟によって命を狙われてしまう。

 

身の危険を感じたジュディは、ペーニャにカリとカスターニョ兄弟の逮捕を迫る。

 

しかし、その時既にジュディの件はベルナによって、カリ・カルテルに密告されていた。


一方で、タタはパブロからの連絡が途絶え、資金もなくなったことを嘆いていた。

 

パブロは無線の電波が届かない田舎に潜伏していたため、妻に連絡することができなかったのである。

 

マーフィーはパブロが無線を使って、妻と連絡を取っているという情報を掴み、そのコードと周波数を入手した。

 

その情報の提供者となったのは、ホテルでパブロ一家の監視をしているルーゴである。

 

その頃、ペーニャはジュディを免責して証言させるために、メッシーナを説得していた。

 

特捜隊は無線の傍受に必死である。

 

タタは、検事総長からずっと保護する訳にはいかないので、パブロに投降を勧めるように忠告されていた。

 

パブロは、父にこのまま農場で暮らしたいということを打ち明けていた。

 

そして、父の農場の隣に土地を買って牧場を開くという計画を話す。

 

しかし、そんなパブロに父は豚の血を浴びせかけるのであった。

 

激怒したパブロは父を無知で孤独な老人だと罵倒するが、逆に人殺しだと罵られる。


リモンは、パブロがマリッツァに与えた金を奪い返すために出かけていた。

 

しかし、マリッツァから警察に通報すると脅されてしまう。

 

そこで、リモンは無情にも彼女を撃ち殺してしまった。

 

その場には、マリッツァの娘がひとり残されていた。

 

パブロの元に戻ったリモンは、ふたりで父の農場を後にする。

 

メデジンに戻ったパブロは、無線で妻に連絡をした。

 

ベルナは、ジュディに密告をさせないために飛行機に乗せた。

 

ベルナはカスターニョ兄弟と手を組んで、密売を仕切ることにしたのである。

 

ジュディをDEAではなくCIAに引き渡す筋書きもできていた。

 

やがて、メッシーナは異動になり帰国することに。

 

ペーニャは、ステックナーからジュディが「DEAとロス・ペペスが通じていた」ことを暴露すると告げられた。

 

シーズン2 エピソード9 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

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パブロの父親初登場。

 

田舎で自給自足の隠居生活をしている。

 

パブロが一緒に暮らしたい胸を打ち明けるが全力で拒否。

 

自分で選んだ道を貫くように諭される。

 

また、息子の事を人殺しである事を、心から恥じている事も言い渡され、パブロの最後の心の拠り所も閉ざされてしまう。 

  

シーズン2 エピソード10 「最期の時」 あらすじ・ネタバレ(実話・実在・実録)

パブロは大統領になった夢を見ていた。

 

皆に歓迎されて華々しく大統領室へと入って行く自分の姿が見える。

 

しかし、現実は全く異なっていた。

 

誕生日だと言うのに、メデジンのアパートにひとり寂しく身を隠していたのである。

 

そんな彼の所に、無線で家族からお祝いメッセージが届く。

 

受話器からはハッピーバースデーの歌が聞こえていた。

 

特捜隊は、その無線を傍受していた。

 

一方、ジュディの供述から、ロスペペスとつながっていたことがばれたペーニャは、パブロの捜査から外されアメリカに帰国することになる。

 

コロンビアを離れる際、ペーニャはマーフィーに後の仕事を託した。


特捜隊は、パブロがメデジンに戻ったことを突き止めた。

 

ヒューゴ・マルティネス Jr.がカサブランカ周辺で電波を拾ったと報告したのである。

 

そこで、臨時の基地を設置してパブロを捕まえるための準備が整えられた。

 

ガビリアは、パブロを発見次第殺すように命令を下した。

 

夫であるパブロに対しタタは投降することを説得する。

 

そうしなければ保護措置が打ち切られるため、子供の身に危険が及んでしまうのだ。

 

無線を傍受した特捜隊は、パブロの居場所を特定することに成功する。

 

襲撃を試みるが、そこにパブロの姿はなかった。

 

情報そのものが間違っていたのである。

 

その原因となったのは、電波が川の水に反射することで起こるゴースト現象であった。

 

逃亡中のパブロは、市民からの支持を信じきっていた。

 

そのため、警官が配備された町を自由に動き回るなどして大胆不敵な行動に出る。

 

そして、幻影となったグスタボの姿と対峙するのであった。

 

パブロは、幻影のグスタボから助言を受ける。

 

投降して刑務所の中でゆっくり計画を練り、商売を立て直すタイミングを見計らってから脱獄をするのだと。

 

特捜隊は引き続きパブロの捜査を続けていた。

 

外出先からタタに連絡したパブロは、絶対に投降する気はないと宣言する。

 

その無線を傍受した特捜隊は、窓越しにパブロの姿を確認した。

 

マルティネス大佐はその報告を受け、部隊の到着まで待機するように命じる。

 

一方のパブロは、マスコミに発表するための声明をタタに伝えていた。

 

その間、部隊は着々と隠れ家を包囲していた。

 

状況に気づいたパブロと部下のリモンは反撃に出る。

 

しかし、リモンは倒されパブロは屋根伝いに逃走を図った。

 

そんなパブロに向けてマーフィーが発砲する。

 

倒れ込んだパブロの所へ部隊のメンバーが駆けつけ、頭を撃ち抜き殺害を果たした。

 

その瞬間、全員がコロンビア万歳と叫ぶのであった。

 

そして、パブロの死骸と一緒に記念撮影をした。

 

これまでパブロの強大なイメージに支配されていたマーフィーだったが、死骸となった姿はもはやただの男に過ぎず彼を失望させた。

 

肥満体の身体に無精髭、足は素足という悲惨な姿であった。


パブロ死亡のニュースは、関係者の元に届けられた。

 

パブロの母は、政府が息子を悪人に仕立て上げて全ての悪事の責任をなすりつけたと会見で主張した。

 

また、妻のタタはカリ・カルテルを訪ねて亡命の手助けを依頼する。

 

しかし、その代償としてパブロの資産の全てを差し出すように要求されてしまう。

 

アメリカに戻ったペーニャは、査問委員会でカリ・カルテルに対する新しい任務を命じられていた。

 

パブロの事件は、氷山の一角でしかなかったのである。

  

シーズン2 エピソード10 名場面ハイライト(評価・解説・考察)

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全てが名場面の本エピソード。

 

イントロの後に解説される、シーズン1Ep1でいちばん最初にでてくる、マジックリアリズムの解説にてパブロ編の完結としたい。

 

マジックリアリズムは、コロンビアが発祥の地である。

 

 不可解な事が日常的に起こる。

 

 肝心な時に限って、奇妙な事が。」

 

この言葉の真意は、この作品を最後まで観れば誰もがよくわかるはず。

 

まとめ

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・シーズン2 エピソード1〜10 あらすじ・ネタバレ (実話・実在・実録)

・シーズン2 エピソード1〜10 名場面ハイライト (評価・解説・考察)

 

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