ナルコスの登場人物とゆかいな仲間たち

「マジックリアリズムは、コロンビアが発祥の地。不可解な事が日常的に起こる。肝心な時に限って、奇妙な事が。」

ナルコス シーズン1 全10話 (あらすじ・ネタバレ)

 

※ドラマタイトルの「ナルコス」は麻薬密売人を意味する

 

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目次

シーズン1 エピソード1 「奈落の底へ」 あらすじ・ネタバレ (実話・実在・実録)

ナルコスシーズン1エピソード1

※画像の引用元:IMDb公式サイトより(以下同様)

 

時は1989年、麻薬捜査官のスティーブ・マーフィーは、特命チームの一員としてコロンビアに派遣された。

 

ハビエル・ペーニャをパートナーに、パブロ・エスコバルのトップであるポイズンを追っていたが、麻薬捜査組織の力が弱いコロンビアにおいて彼を捕まえることは容易ではなかった。

 

そこで、マーフィーは現地の警察にワイロを渡して、ポイズンの居場所まで案内させることにした。

 

こうしてポイズンのいるバーへと向かったマーフィーは、そこで彼を撃つことに成功する。


時は遡り、その昔チリの砂漠ではコカインを製造している集団がコロンビアに運ぶことを画策していた。

 

しかし、軍隊によって襲撃を受け壊滅的な被害を受けてしまう。

 

その指示を出したのは、チリの独裁者であるアウグスト・ピノチェットであった。

 

その集団の一人にマテオ・モレロ(通称:ゴキブリ)という男がいて、とっさに死んだふりをすることで、生き延びることができた。

 

彼は、製造済みのコカインを国外に運び出すために、闇の商人であるパブロを雇う。

 

パブロはマイアミではコカインがいくらで売れるのかをゴキブリにたずね、新たな商売のターゲットとしてアメリカを目指すのであった。


1979年当時、マイアミではヒッピーを中心にマリファナが大流行していた。

 

その頃、マーフィーはマリファナ容疑のヒッピーたちを追いかけて取り締まりを強化していた。

 

この時代に、マーフィーは後に彼の妻となるコニーと出会う。

 

1980年代に入ると、アメリカではコカインの密輸が盛んに行われるようになっていた。

 

どんなに摘発しても追いつかないほどの拡大ぶりである。それを影で操っていたのが、パブロであった。

 

彼はレオンという運び屋を雇い、様々な方法でコカインを流通させていたのである。

 

自らの母親にコカインを大量に隠せるスーツを仕立てさせたり、貨物車のスペアタイヤの中に忍ばせたりするなど、その悪知恵は留まる所がなかった。

 

しかし、とある事件をきっかけにコカインの密輸が発覚する。

 

妊婦にコカインの小袋を大量に飲み込ませて運んでいた所、体内で破裂したことで過剰摂取となり死亡してしまったのである。

 

搬送された病院では、マーフィーの妻であるコニーが働いていた。


羽振りを利かせるパブロの売り上げを秘密裏に盗んでいた男がいた。

 

元々彼を雇っていたゴキブリである。

 

ゴキブリは現地の兵隊であるカレラ大佐と組んで行動していたが、パブロに買収され全てをばらされることになる。


暗躍するドラッグ組織をどうすることもできず、マイアミ全体が深刻な薬物汚染に悩まされていた。

 

マーフィーとコニーはこの現状に歯止めをかけようと、コロンビアに行くことを決意するのであった。

 

こうして冒頭のシーンへとつながる。

 

シーズン1 エピソード1 名場面ハイライト (評価・解説・考察)

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冒頭でマジックリアリズムの解説から物語が始まる。

 

日本ではほとんど知られていないコロンビアでのマジックリアリズム

 

異世界での実在の出来事に圧倒され、どんどんのめり込んでしまい目が離せなくなる。

 

話が展開されるにつれ、善悪の境界線は見失ってしまう。

 

シーズン1 エピソード2 「シモン・ボリバルの剣」 あらすじ・ネタバレ (実話・実在・実録)

コニーとマーフィーはコロンビアに入国しようとしたら、税関で止められてしまった。

 

それは、猫を連れているのに、猫の書類を持っていなかったから。


一方、パブロのオペレーションは順調に拡大していた。

 

1週間に1万キログラムのコカインを製造し、年間収入は50億ドルとなっていた。

 

現在のタクシー会社では資金洗浄できなくなったパブロは、現金を母親の家に隠したり、地面に埋めたりして隠していた。

 

これらの金は、ブラックビードという会計士に管理させた。

 

マルタ・オチョアが誘拐され、これ以上の誘拐を出させないようにする必要があった。

 

また、ビジネスを拡大させようと考えていたパブロは、地元の重要人や家族を集め連携を持ちかけた。

 

皆この話に賛同した。

 

「誘拐犯をぶっつぶせ」というメッセージの元、メデジン・カルテルが誕生した。

 

パブロの野望は、政界に進出まで広がり、地元のテレビ局を使用して、学校の設置や病院の新設などにより、キレイゴトを訴えかけた。


マーフィーのパートナー、ペーニャの知り合いで、ヘレナという娼婦を、麻薬密売者の元へスパイとして送り込んだ。

 

しかし、ガチャは慎重であった。

 

ヘレナは交換条件である米国ビザが欲しいあまり、ガチャに過ぎた質問をしてしまい、スパイであることを気づかれてしまう。

 

そして、ガチャによりヘレナは拷問にかけられる。


その頃、ペーニャは現地の警察と一緒に、ヘレナの帰りを待っていた。

 

しかし、何時間待っても帰ってこないため、ペーニャの頭に嫌な予感がよぎる。

 

ヘレナの帰りが遅いことを心配したペーニャは、単独行動を取り、一人でヘレナを探しに行った。

 

ペーニャは拷問にかけられたことにより、ボロボロになったヘレナを発見し救出。


同じ頃、パブロはM19のアジトに侵入し、抹殺した死体を木に吊るし、残酷な写真を撮影していた。

 

この時のリーダーであるイヴァン4世は、シモン・ボリバルの剣を携え、パブロのところに行った。

 

この時に、パブロはイヴァン4世を仲間にすることとした。


一方、空港で足止めを食っていたマーフィーは、マーフィーのパスポートをファックスすることで、税関の足止めから解放される。

 

その足で新居に向かい、コロンビアでの新しい生活が始まった。

 

マーフィーは新しい職場で働き始め、コニーは現地の病院で働き始めた。

 

ちょうどその頃、何者かがマーフィーの家に侵入し、マーフィーの愛猫を殺し吊るしていた。

 

シーズン1 エピソード2 名場面ハイライト (評価・解説・考察)

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メデジン・カルテルの結成の瞬間。

 

左翼ゲリラM19にマルタ・オチョアが、誘拐されるのを契機に、各組織の密売人幹部を一同に集め、パブロがメデジン・カルテルのリーダーになると宣言をする。

 

「誘拐者に死を」のメッセージの元に賛同し、見せ物のごとく惨殺にされたM-19は壊滅状態におちいる。

 

シーズン1 エピソード3 「永遠の権力者たち」 あらすじ・ネタバレ (評価・解説・考察)

 

ペーニャは、スアレスにワイロを渡して、マーフィーの情報をカルテルに流出させた人物をさがしていた。

 

その容疑者として浮かび上がってきたのは、マーフィーの入国時に対応していた2人の空港職員である。

 

ペーニャは連邦犯罪行為になると2人をおどし、犯行を白状させる。

 

しかし、マーフィーとコニーの留守中に家に侵入して、猫を殺した証拠までつかむことはできなかった。


議会に参加したいパブロは、レポーターのバレリアに支援を依頼する。

 

そこで、バレリアはパブロに弁護士で政治的活動に、精通しているフェルナンド・デュケを紹介した。

 

強力な味方を得たパブロは、30万ドルという莫大なワイロを使い、法務大臣ロドリゴ・ララの政党に参加することに成功した。

 

政界進出に意欲的なパブロであったが、従兄弟のグスタボも妻のタタも反対していた。

 

麻薬ビジネスに集中して欲しいグスタボの願いもむなしく、パブロの政治への思いは変わらないのであった。

 

パブロは貧しい家庭に生まれたことで周囲から、さげすまれて育ったため、人一倍、名誉欲が強かったのである。

 

議会に受け入れてもらうということは、名誉が回復されることを意味していた。


一方その頃、DEAはパブロを捕まえる方法を検討していた。

 

ちょうど、パブロが選挙に勝って党の前代表がやめた所であったため、パブロの顔に泥を塗る計画を立てる。

 

それは、パブロが逮捕時に撮られた屈辱的な写真を公表するという方法であった。

 

正装したパブロが初議会に登場すると、法務大臣のララから議会追放の宣告を受ける。

 

ララはパブロの逮捕時の写真を議会で提示しながら、コロンビアから汚職につながるワイロを、撲滅するべきだと訴えるのであった。

 

正義を主張するララであったが、彼自身パブロからワイロを受け取って、キャンペーンを手伝った当事者でもある。

 

ララの寝返った姿を、パブロは冷ややかな目で見つめていた。

 

そして、復讐を胸の内に秘め、静かに議会を後にする。


身の危険を感じたララは、チェコスロバキアへ渡ることを決意した。

 

出発まで2週間程あったため、マーフィーはララに防弾チョッキの着用をすすめるが、ララは忠告を無視する。

 

出国までの2週間、なにごともなく過ごすことができたララであったが、出発の直前、ヒットマンに狙撃され絶命するのであった。

 

シーズン1 エピソード3 名場面ハイライト (評価・解説・考察)

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法務大臣ララvsパブロの口頭弁論がぼっぱつし、麻薬問題をネタにパブロを叫弾し、パブロの大統領になる夢は絶たれる。

 

安全面を考慮し、法務大臣ララは隔離される予定だったが、あえなく粛正され、パブロは永遠の権力者達に宣戦布告をする。

 

シーズン1 エピソード4 「炎に包まれた正義宮殿」  あらすじ・ネタバレ (実話・実在・実録)

パブロのマグショット(逮捕後に撮影される写真)の功績を喜んでいたペーニャであったが、ララの死に関しては麻薬戦争の負傷者と、割り切って考えていた。

 

しかし、マーフィーはパブロを逮捕できていないことに、あせりを感じていた。

 

その一方で、新犯罪引き取り法ができたことに、喜びを隠せないでいた。

 

この制度は、マイアミで麻薬を売った者やそれに関わりを持った人は、全てアメリカに送還されるというもの。

 

実は、コロンビアでは裕福な重要人物は、刑務所に入れられていたとしても、豪華な生活が送れるのである。

 

しかし、アメリカでは誰であれ、特別な扱いはされない。

 

それが、マーフィーの喜びだったのだ。


パブロは再度メデジン・カルテルを一同に一堂に会し、グスタボ、ガチャ、オチョア兄弟に引渡しに対抗する、新たな組織を結成したいと話し、「引き渡されざる人々」を結成する。

 

アメリカの刑務所に送還されるよりは、コロンビアの墓場を選ぶと叫びながら、政府と全面対決することにしたのである。

 

政治的権力がないパブロは、アメリカ送還の判決を下した裁判官を殺し始めたため、恐怖感を覚えた裁判官たちはマスクを着用するなどして、顔を隠して法廷に立つようになった。

 

パブロを捕えるには、支援が必要だと考えたペーニャとマーフィーは、CIAに応援を要請したが、CIAは断ったのである。

 

この時、CIAは共産主義者を追うことに気を取られていた。

 

なんとしてもパブロを逮捕させアメリカに送還したいと考えたペーニャとマーフィーはある作戦をとることとなる。

 

それは、10万ドルをハラミジョ大佐に支払い、オラシオ・カリージョをパブロのケースに担当させたのだ。

 

しかし、マーフィーとペーニャがパブロの家を襲撃した時にはすでにヘリコプターで逃げた後であった。

 

その時に、なんとかアドレスだけは入手した。

 

そのアドレスを襲撃し、パブロの会計士であるブラックビアードを捕らえて、大量の証拠を手に入れることに成功した。

 

この証拠は、コロンビアの最高裁判所に保管された。

 

その証拠書類を読むと、元CIAでアメリカ人パイロットである、エリス・マクピクルと手を組んでいることが判明。

 

CIAに問い合わせたところエリス・マクピクルの本名は、バリー・シールということがわかった。

 

シールの居場所を突き止めたマーフィーたちは、シールへ密輸等と関与している事を突きつけると、シールは逮捕から免れるため、ある情報を差し出す。

 

それはニカラグラでパブロが、コカインを積むところが撮影された写真だった。


この写真は麻薬組織と共産国のつながりの証拠となるため、アメリカ大使を動かし、CIAの力を借りることができるようになった。

 

しかし、この事実が大々的に放映された事で、シールはパブロに裏切り行為と見なされ、粛正されてしまう。

 

マーフィーたちコカイン精製工場を次々と襲撃し、カルロス・レーデルを捕らえる。

 

カルロス・レーデルはアメリカに引き渡され、終身刑プラス35年の刑となった。

 

パブロたちは、カルロス・レーデルのアメリカへの引渡しは不当だと異議を申し立てる。

 

裁判官を買収したいが、裁判所だけはワイロがきかない事から、左翼ゲリラM−19に200万ドルで最高裁を襲撃させ、証拠写真を葬るように依頼する。

 

M−19はパブロの依頼を実行し、最高裁を襲撃・占拠、パブロ逮捕につながる証拠を、全て燃やしてしまうのだった。

 

シーズン1 エピソード4 名場面ハイライト (評価・解説・考察)

 

最高裁を買収出来ないと悟ったパブロは、左翼ゲリラM−19に依頼。

 

表向きには暴政の取りやめのために最高裁を占拠するが、真の目的はパブロ有罪の証拠を全部燃やしてしまう。

 

とんでもないスケールの大きなバイオレンスを展開(その後、実行犯のM−19のイワン雷帝も粛正)。

 

シーズン1 エピソード5 「未来は必ず訪れる」 あらすじ・ネタバレ (実話・実在・実録)

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ルイス・カルロス・ガランは、身の危険を感じつつも、犯罪人引渡法を支持する姿勢を崩すことなく、選挙活動を続けていた。

 

だが、そんな彼を待っていたのは、演説中に暗殺されるという悲惨な運命であった。

 

パブロとその仲間たちは、パナマ市にいた。

 

パブロはコロンビアの負債を引き受ける代わりに、恩赦を要求するが、政府側から拒絶されてしまう。

 

妻のタタがパナマ滞在を拒んだこともあり、パブロはコロンビアに帰ることを決意した。

 

暗殺されたガランの葬儀がしめやかに行われていた。

 

葬儀に参列していたスピーチライターのセサル・ガビリアは、ガランの息子から次期大統領選に出馬することを提案される。

 

父の思いを受け継いで欲しいとたのまれた彼は、ガランの選挙活動を引き継ぐ決意を固め、アメリカの報道陣の前で記者会見を開いた。

 

ガランの後継者としてその場で犯罪人引渡法の支持を表明する必要があったが、暗殺の恐れがあることからなかなか決断することができない。

 

彼の身を案じる妻は、反対して欲しいと訴えるのであった。


支持する旨を表明するか否かで悩んでいたガビリアの所に、パブロからの伝言を携えた、バレリアとフェルナンドがやって来る。

 

パブロのメッセージを容認しなければ、

ガビリアの妻や子供に危険が及ぶことになるという脅迫めいたものだった。

 

一方、ペーニャはCIAとアメリカ政府から、指名手配されているエリサを国外に逃がすため、奔走していた。

 

マーフィーは、何かと問題が多いエリサと関わることを心配するが、彼女のことが気がかりなペーニャは強く反発する。

 

そして、エリサがこういう状態になったのは、全てマーフィーの妻のせいだと言った。

 

カリージョ大佐は、パブロに接触しようと画策していた。

 

しかし、思うように進まず、焦りばかりが募っていた。

 

周囲の兵隊たちはパブロからワイロをもらっている者ばかりだったため、信頼することができなかった。

 

そんな中、カリージョ大佐はサーチブロックという、特別作戦部隊の結成を思いつく。

 

買収されないという意味を部隊の名前とすることで、独自に忠実な人材を集めて武装させた。

 

そんなカリージョ大佐の動きに不安を感じたパブロは、600万ドルを支払う代わりに、この件から撤退するように交渉を始める。

 

しかし、カリージョ大佐がその申し出を、受け入れるはずもなく、パブロは孤立した。

 

態度を崩さないカリージョ大佐に対抗して、パブロは暗殺の手配をする。

 

暗殺を依頼されたヒットマンは、レストランで食事を楽しむカリージョ夫妻を襲撃するが、失敗に終わる。

 
共産主義者を追うアメリカ政府は、病院で働く牧師を連行して情報収集目的で拷問を加えていた。

 

厳しい拷問の末、牧師はマーフィーの妻コニーがエリサを連れて来たということを話してしまう。

 

長い葛藤の末、ガビリアが出した結論を記者会見で表明。

 

それは、犯罪人引渡法を支持する考えであった。

 

これに機に、ガビリアとパブロの戦いが始まることになる。

 

シーズン1 エピソード5 名場面ハイライト (評価・解説・考察)

 

嵐の前の静けさ。

 

アメリカへの犯罪人引き渡しを阻止するため、カリージョ大佐を買収しようと、パブロは600万ドルを持ちかけるが破綻。

 

カリージョ大佐暗殺計画が失敗、逆にカリージョ大佐から電話で宣戦布告され、パブロは「さぁ、戦争だ」と言い幕を閉じる。

 

シーズン1 エピソード6 「名うての爆弾技師」 あらすじ・ネタバレ (実話・実在・実録) 

パブロは、ポイズンが警察官を1人殺すたびに100万ドルを渡す、犯罪人引渡法に対して布告した。

 

ポイズンは政府人、兵隊、警察官などの皆殺しを始めた。

 

一方、マーフィーやDEAもパブロに狙われていることが、わかっているため慎重に行動していた。

 

この時点での真の問題は、犯罪人引渡法を支持している、大統領候補ガビリアだったのである。

 

そこで、マーフィーはガビリアのセキュリティ担当、エドゥアルド・サンドバルに会いに行くことにした。

 

慎重に行動したいところであるマーフィーとしては、公の場には出たくなかった。

 

そこで、エリサを安全な場所に移動するため、車を利用しようとした時、車の中にCIAにより盗聴器が仕掛けられているのを見つけた。

 

マーフィーは盗聴器の発見に気づいていないふりをしながら、コニーとエリサを乗せていると見せかけて、CIAに尾行させた。

 

この間に、コニーとエリサは別の車をつかって、安全な場所に行くことに成功した。

 

ペーニャは、通称スパニアードと呼ばれている人物を見つけ、調査してみるとCIAが情報を持っていることが判明。

 

CIAの情報から、このスパニアードはETAバスク祖国と自由)のメンバーであることがわかり、このメンバーはバスク地方の分離独立のため、公人暗殺を得意とする強力な爆弾を作れるテロ集団であった。

 

スパニアードの本名はエフラム・ゴンザレス。

 

名うての爆弾技士で、公人暗殺にかけては超一流の実績がある。

 

この事から、マーフィーはパブロがスパニアードを雇い、ガビリアを爆殺するつもりであると予想し、いつどこで実行するつもりなのか、頭を抱えていた。


一方、カリージョとペーニャは、ガチャの監視をしていたが、ガチャの隠れ家にはたくさんのボディーガードがいたため、近づくのは容易ではなかった。

 

機を見計らって襲撃し、ガチャは赤い車に乗って逃走するも、ペーニャらを乗せたヘリコプターが追跡。

 

ガチャを仕留めることとなる。


パブロはハイメという若い青年を採用し、ガビリアと一緒に飛行機に乗り、会話を盗聴するように指示されたが、それは盗聴器ではなく、スパニアード手製による爆弾であった。

 

嫌な予感がしたマーフィーは、ガビリアを飛行機には乗せなかった。

 

結局、青年ハイメだけが飛行機に乗り、飛行機は爆発し搭乗者全員が死亡することとなった。

 

シーズン1 エピソード6 名場面ハイライト (評価・解説・考察)

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カリージョ大佐の部隊によるガチャ暗殺作戦。

 

ゴムボートでガチャのいる島に10人前後で乗りつけると、ガチャの警備隊を次々と射殺、激しい銃撃戦となる。

 

襲撃に気づいたガチャはバズーカ砲を持ち出し、大佐の部隊へ向け発射、その隙にガチャの息子フレディと共に逃亡を図る。

 

ガチャの逃亡車をペーニャが乗ったヘリが追跡し、逃亡を止めるため、ヘリ上から発砲し、車は停止。

 

その流れ弾で、ガチャの息子フレディは死亡。

 

ガチャは逆上し、車から降りて、ヘリに向かって発砲するも、すぐに弾切れとなり、ヘリ上のペーニャの部隊にあえなく射殺される。

 

シーズン1 エピソード7 「血の涙を流して」 あらすじ・ネタバレ (実話・実在・実録)

パブロは、ガビリア大統領候補を暗殺するために、ボゴタ発のカリ行きの便アビアンカ・フライト203を爆破する。

 

しかし、死んだのはガビリアではなく107人の民間人だった。

 

飛行機を爆破した実行犯ハイメの妻であるナタリーは、パブロの報復を恐れて口をつぐんだ。

 

この事件をきっかけにパブロはテロリストと呼ばれるようになる。

 

家族に被害が及ばないように、パブロは家族を国外へ逃がした。

 

パブロによる爆破テロによって同情票が集まり、ガビリアは大統領に当選する。

 

ガビリアは、麻薬捜査局やCIAの力を借りずに、コロンビア国内でパブロの事件を解決することを決意する。

 

これに対してパブロのテロ行為は益々過激になっていくのだった。

 

ニューヨークを専売としていたカリ・カルテルのパチョは、ロサンゼルスを巡ってマイアミを取り仕切るメデジン・カルテルと対立していた。

 

両者がロサンゼルスに進出するのは、もはや時間の問題だった。

 

パブロは、カルロスの後継としてガレアーノとモンカダを指名する。


マーフィーとペーニャはCIAに応援を頼んで、衛星電話や空中画像を駆使して、パブロの居場所を突き止めようと必死だった。

 

飛行機を使うことも考えたが、それはガビリアが許可しなかった。

 

殺し屋のポイズンは、ハイメの家族をターゲットとするも、既に友人宅に避難した後だった。

 

アメリカ政府やサーチブロック以外にも、狙われていることを知ったパブロは、フェルナンドに政府と交渉させるが、話がまとまらず失敗に終わる。

 

グスタボに政治家の利用法についてアドバイスされたパブロは、要人たちの家族を誘拐して脅した後で、再度フェルナンドスに交渉させるのであった。

 

しかし、その状況下にあってもガビリアは要求を聞き入れない。

 

それに対して非情なパブロは、人質の一人を殺害して家族の元へ送りつけるのだった。

 

一方で、カリ・カルテルのパッチョはオチョア兄弟に、グスタボと妹が恋人同士であることを打ち明けて、ゆさぶりをかけるのだった。


国民的アナウンサーとして人気を誇るダイアナ・ターベイが、元大統領の娘だと知ったパブロは、彼女を誘拐してしまう。

 

そして、彼女を通してガビリア大統領への説得を試み、人質一人の解放に成功する。

 

娘の身を案じる元大統領は、交渉しなければ支援者を全て奪うとガビリアに圧力をかける。

 

それに動揺したガビリアは、交渉に応じると共にアメリカに、偵察機の使用許可を出してしまう。

 

ポイズンは、ハイメの妻の後処置をしていた。

 

マーフィーは現場に残された赤ちゃんをそのままにしておけず、保護して自宅に連れて帰るのであった。

 

逃亡中のパブロとグスタボらは、昔よく遊んでいた丘の上にいた。

 

この安全な場所に自分達の城を築く計画をグスタボに語るパブロは遠くを見ていた。

 

シーズン1 エピソード7 名場面ハイライト (評価・解説・考察)

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ポイズンのハイメの後処置。

 

ポイズンはハイメの妻を見つけ殺害し、赤ちゃんまで始末しようとするポイズンを部下が止めている所に、追跡していたマーフィーとペーニャが逮捕に出向く。

 

2人に気づいたポイズンらと、激しい銃撃戦となり、逮捕まであとあと一歩の所で、辛くもポイズンは逃亡。

 

マーフィーは現場に残されたままの赤ちゃんを、そのままにしておけず、保護して自宅に連れて帰って養子に迎える。  

 

シーズン1 エピソード8 「ラ・グラン・メンティラ」 あらすじ・ネタバレ (実話・実在・実録)

自分の居場所を探していると分かった、パブロと大統領のガビリアとの鬼気迫るやり取りが始まる。

 

パブロは人質の解放を条件に交渉のビデオを作成した。

 

その交渉内容は、引渡法の国民投票を始めとし、麻薬密売のチャージやコロンビア警察が、パブロの3キロ以内に近づけないなど、麻薬の密売を認めろと言わんばかりのものだった。


当然、応じられないと突っぱねるガビリアだったが、要求をのまざるを得ない大きな事件が起こってしまう。

 

パブロの手下と銃撃戦になった際に、元大統領の娘であり国民的人気レポーター、トルバイまでもが、巻き込まれて死亡してしまった。

 

この事件をきっかけに国民の意見は大きく変わっていき、この抗争を終焉させるために要求をのんだガビリアであった。

 

しかし、パブロはさらなる要求をしてくるのである。

 

ガビリアの意向を伝えに来たフェルナンドに、自分の刑期を短くするよう迫るのだった。


パブロは自分を狙う組織が多くあると考え、安全な場所に身を置くため、刑務所の建設を急がせた。

 

パブロにとって刑務所こそが安全な場所なのである。

 

そんな中さらなる事件が起こる。

 

パブロがモナコ滞在中に近辺で車の爆破事件が発生。家族の安全を確認し避難させたのだった。

 

ジャーナリストのバレリアが犯人と考えるパブロに、グスタボは、ヒルベルト・ロドリゲス率いるカリ・カルテルの仕業ではないかと進言する。

 

そこにバレリアから、新たな事件につながる情報が入ってくる。

 

オチョア兄弟がグスタポを売る代わりに、自分たちの刑を軽くするように交渉している、というものであった。

 

グスタポはカリージョに捕まってしまった。

 

カリージョはグスタポを警察に引き渡さず、薄暗い倉庫へと連れて行く。

 

パブロを差し出せば生かしてやると、グスタポに交渉を持ちかけるカリージョだったが、グスタポに突っぱねられてしまう。

 

その後、カリージョはグスタポを拷問、報復されないために銃撃戦に巻き込まれて、死んだことにしろと指示する。

 

バレリアがパブロにグスタボ件について、オチョア兄弟がカリ・カルテルのパッチョに売ったと報告し、パッチョのサッカーの試合中にカリ・カルテルを報復させるが、パッチョを逃がしてしまう。

 

また、オチョア兄弟にも復讐を誓うのであった。

 

グスタボを失うも、パブロは引渡法廃止を可決させた。

 

(ここで、第1話のアバンタイトルにつながる。)

 

政府側はポイズンの電話を盗聴し、マーフィーに居場所を伝える。

 

カリージョ大佐がラ・ディスペンサリア(酒場)にいる、ポイズンらを皆殺しにする。

 

マーフィーのナレーションで締まる。

 

「コロンビアでの学んだことがある、善悪は立場によって変わる」

 

シーズン1 エピソード8 名場面ハイライト (評価・解説・考察)

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カリージョ大佐によるグスタボ処刑。

 

グスタボとマルタ・オチョアの密会時に、カリージョ大佐部隊が現れ、グスタボを連れ去る。

 

カリージョ大佐はパブロを引き渡すように、グスタボに要求し、交渉決裂時はグスタボに、うらみを持つ連中(グスタボらに家族を殺された)によって拷問にかけると迫る。

 

それを拒否し、容赦なくリンチされるが、「おれたちは悪党だ、仲間を売ったりしない」と言い放ち、最後まで血だらけで笑って果てる。

 

シーズン1 エピソード9 「クラブ・メデジン」 あらすじ・ネタバレ  (実話・実在・実録)

刑務所(クラブ・メデジン)に送られたパブロであったが、その中でもなお贅沢な暮らしを満喫していた。

 

実はその刑務所はパブロが建てたもので、内部にはカジノやナイトクラブが完備していたのである。

 

ルーレットもお酒も好きなだけ楽しむことができるため、パブロにとっては刑務所も楽園と同じであった。

 

また、彼は塀の中にあっても相変わらず、麻薬ビジネスを取り仕切っていた。

 

その姿にマーフィーは激怒する。

 

マーフィーとコニー夫妻は、ナタリーの産んだ子供を養子にしようと手続きを進めていた。

 

そんな時、タクシーと接触事故を起こしてしまう。

 

タクシーの運転手が抗議を始めた時、マーフィーは銃で相手の車のタイヤを撃って逃亡する。


パブロの要求により、サーチブロックは解散することになった。

 

カリージョは、パブロの刑務所での贅沢三昧の生活を、マーフィーとペーニャに見せた。

 

パブロのせいで何人もの犠牲者が出たにも関わらず、当の本人が良い暮らしをしていることに我慢できなかった2人は、刑務所内で麻薬ビジネスの実態を証明しようと捜査を開始した。

 

一方、刑務所のパブロは、盗聴の恐れがある衛星電話の使用をやめて、伝書鳩を利用していた。

 

鳩が運ぶメモに記されていたのは、刑務所に物品を輸送するトンネルと具体的な配達方法であった。

 

そのメモからトラックの動きが気になったマーフィーたちは、運転手を脅して貨物の中を撮影する。

 

そこから判明したのは、このトラックでパブロが欲しいものを、運ばせていたという事実だった。

 

証拠写真をガビリアに見せて現状を訴えたが、パブロが刑務所にいる間は問題ないということで、全く相手にされない。


パブロは、カリ・カルテルとの衝突を何とか解決したいと考えていた。

 

そこで、モンカダとガレアーノに交渉に行かせ、1000万ドルで終結させるということで話をまとめた。

 

しかし、ふたりを信頼できなくなっていたパブロは、その吉報を素直に受け取ることができない。

 

そんな時、パブロは自分の誕生日に、集まった面々の話から良からぬ噂を耳にする。

 

ガレアーノの妻が、パブロが戦時税を値上げしたことに、不満を持っているというのだ。

 

丁度その頃、輸送した麻薬が押収された時に、300万ドルを失った事件があったが、時を同じくしてモンカダとガレアーノの敷地内から、同額のお金が見つかっていた。

 

これにより、2人は益々パブロからの信頼を失ってしまう。

 

必死に潔白を訴えたものの、怒り狂うパブロによって粛正される。

 

カリ・カルテルのパッチョが部下のナベガンテから、パブロたちが部下の2人を粛正した情報が入る。

 

パッチョは、DEAに内部でもめている事を伝え、パブロ潰しをたきつけるように指示をする。

 

ナベガンテは、その事をマーフィーとペーニャに伝えると、2人はクラブ・メデジン捜査に動く。

 

シーズン1 エピソード9 名場面ハイライト (評価・解説・考察)

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パブロによる2人の部下(ガレアーノとモンカダ)粛正。

 

ビリヤードのキューで叩き殺されるガレアーノ。

 

モンカダは抵抗できなくなると、パブロに唾を吐き捨て開き直るも、消されてしまう。

 

2人の死体はバラバラにされ、クラブ・メデジンの焼却炉で焼かれ、匂いをごまかすために、盛大にBBQ大会で盛り上がるのだった。

 

シーズン1 エピソード10 「いざ、旅立たん」あらすじ・ネタバレ (実話・実在・実録) 

パブロの刑務所での贅沢な暮らしと殺人の事実が報道され、コロンビア国内は騒然としていた。

 

これはマーフィーとペーニャが想定していた通りの反応であった。

 

しかし、彼らは大使から活動停止を言い渡されており、パブロに対して何のアクションも起こせない。

 

一旦休息を取るために家に帰ろうとした、マーフィーに何者かが襲いかかった。

 

そして、そのまま誘拐されてしまう。

 

それに気づいた妻のコニーはペーニャに相談するが、警察に通報することでマーフィーの身に危険が及ぶことを恐れ、しばらく様子を見るようにアドバイスする。

 

パブロは、自分が殺したモンカダとガレアーノのことが、新聞に載っていることに気付いていた。

 

そんな彼を刑務所から移動させる命令が出る。

 

パブロへの脅迫があったため、軍隊を派遣して別の刑務所に、一時的に移すという名目であった。

 

しかし、実際に軍隊が到着してもパブロを保護する動きは、全く見られなかった。

 

ただ刑務所の周りに軍隊が配置されているだけなのである。

 

サンドバル副大臣は、パブロと直接対面し、別の刑務所に移動することを拒まれ、ガビリア大統領本人が来るように拒否。

 

その旨をガビリアに伝えるために退室しようとした時、パブロからこの場で電話をするように迫られる。

 

彼は既にその時パブロの人質になっていたのだ。

 

電話でガビリア大統領に自らの危機的状況を伝えたが、それでも特別部隊を送り込むという指令は撤回されなかった。

 

一方、その頃ペーニャは誘拐されたマーフィーに関する手がかりを集めていた。

 

しかし、何の情報も得られず途方に暮れてしまう。

 

とりあえず、事件のことを報告するために大使に向かうと、そこにいたのは他でもないマーフィーであった。

 

実は、マーフィーはパチョとの交渉のために誘拐されていた。

 

パチョは、バーでポイズンたちを襲撃して殺した時の写真を持っていた。

 

そこには、バーに居合わせたせいで巻き添えになった一般人の姿も写されていた。

 

これが世間に知れ渡ったら、大変なことになってしまう。

 

マーフィーは、その写真の流出元がペーニャなのではないかと疑っていた。


パブロの刑務所では、突入した特別部隊による激しい銃撃戦が繰り広げられていた。

 

サンドバル副大臣は、特別部隊に保護されて無事に脱出を果たす。

 

戦いによって刑務所は破壊され、組織の人間の多くも殺されてしまったが、パブロはその場を脱出して逃走に成功するのであった。

 

これにより、政府とパブロの新たな戦争が幕を開けた。

 

シーズン1 エピソード10 名場面ハイライト (評価・解説・考察)

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本エピソードは全てが名場面なので、パブロ脱獄後、マーフィーの最後のナレーションで締めたい。

 

エスコバルは言った、アメリカの檻より、コロンビアの墓がいい。墓の方がいいだと?だったら葬ってやる。」

 

まとめ

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・シーズン1 エピソード1〜10 あらすじ・ネタバレ (実話・実在・実録)

・シーズン1 エピソード1〜10 名場面ハイライト (評価・解説・考察)

 

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