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【日本映画】三大巨匠なし!昭和の最低限見ておくべき10作品(1970・80年代)



今こそ見るべき1970・80年代の【日本映画】!

昭和の【日本映画】のスターたち。知ってるけど、ちょっと待って!でもこんなすごい人がいたの?って人はいませんか?誰もが一度は耳にしたり、憧れたりしたもの。日本を代表する伝説の【日本映画】たち。日本人なら絶対必見!!【永久保存版】

 

 目次

1970・80年代の偏愛映画10選を爆選

昭和(1970・80年代)の日本映画

 

※画像の引用元:IMDb公式サイトより(以下同様)

 

斜陽化する日本映画界の大作化と、それを支える映画人たちしきたり五社協定の終焉、スタジオシステム崩壊。

 

洋画とテレビに押され、映画人口は悪化の一途を辿る。

そんな時代に、きらめいた日本の映画スターを中心に紹介。

 

渡哲也

仁義の墓場 1975年

 

実在のヤクザを監督深作欣二、渡哲也により映画化。

 

戦後新宿の再現の熱量は、東映スターの顔ぶれや、多国籍が混じり合い「仁義なき戦い」シリーズのそれ以上!

 

酒、金、女、闇市、賭場、三国人グループへの出入り、進駐軍との攻防、組織間の抗争、復興の功績を称えられ戦後初の衆議院選挙へのテキ屋組長が立候補、ヘロインなど戦後の混乱期の生々しい描写が矢継ぎ早に容赦なく映し出される。

 

特に後半遺骨を携えた狂気の目つきは伝説。風船のような男と評された男のレクイエム。

 

2002年三池崇史によりリメイクされた、「新・仁義の墓場」(2002年)も国内外で評価が高い傑作。

 

他にもオススメの渡哲也主演作品

・新宿アウトロー(1970年)

 

梶芽衣子

修羅雪姫 1973年

 

タランティーノキルビル公開時に日本に逆輸入させ、今や有名になった傑作。

 

公開当時は、多分多くの人が知らなかったであろう70年代の本作を(自分自身も含め)、当代きってのオタク監督が掘り起した功績は誠に大である!

 

明治の世を舞台に、生まれ落ちた時から因果を背負い、ジャパニーズ・アクション・スプラッター・ムービーと冠されているように血の雨を降らせまくり、壮絶な復讐劇を繰り広げる。

 

この映画の完成度が世界基準なのは、見た目よし・アクションが魅せれて・演技も巧く・歌も上手い梶芽衣子がもたらせた賜物。

 

タランティーノが惚れ込んだのも頷ける。 修羅の花がかかるOPから、エンディングまで隙のない梶芽衣子が堪能出来る。「死んでいた朝に弔いの雪が降る〜」

 

他にもオススメの梶芽衣子作品

修羅雪姫 怨み恋歌(1974年)

 

原田芳雄

原子力戦争 1979年

 

原作田原総一郎、監督黒木和雄、音楽松村禎三

白いスーツの原田芳雄、黒いドレスの山口小夜子

 

失踪した恋人を探して東北の原発のある町山まできたアウトロー原田芳雄、その恋人と原発で働く旦那が心中した未亡人であるファムファタール山口小夜子

 

日本人離れしたルックスで画に映える、対照的であるはずのふたりが惹かれあい、絡むベッドシーンが美し過ぎる。

 

太陽を盗んだ男と同時期に制作された原発の暗部に切り込んだ意欲作で、この時点ですでに警鐘が鳴らされていて、迫り来る未来が暗示されているようだ。

 

他にもオススメの原田芳雄作品

ツィゴイネルワイゼン(1980年)

 

石坂浩二

悪魔の手鞠唄 1977年


 

石坂浩二による金田一耕助シ リーズ第2弾。 第1弾の「犬神家の一族」も大傑作だったけど、 こっちはもっと凄い。

 

犬神家の一族」とは対照的にシンセサ ウンドなどの現代的な音がふんだんに使われ、荒廃感のある古風な鬼首村が舞台。

 

音と画のミスマッチスタイル が映画に引き込む力を増大さ せている。 今回も見所の1つである、 殺人シークエンスは一層スタイリッシュになっている。

 

犬神家の変奏曲・進化系脚本。 前作から継承する、明朝体書 式のオープニングや、場面説 明にも使われる様がカッコイイ!

 

市川崑映画らしく、複雑に絡んだ対立する田舎の名家を、 クールにまとめあげる交通整 理力のハンパなさ。

 

前作以上の細切れ矢継ぎ早で 食い気味な編集スタイルを駆使し、映像テクニックは控え めで最小限に使用しながらも、 狙いすました適材適所の配役 がハマり人情さを失わず、説 明シーンがくどくなりすぎず、 わかりやすさを保っている。

 

バランスの均等性、演出手腕 のハイレベルさは神がかっている! 非の打ち所がない、凄まじい完成度を誇る完璧な作品。

 

他にもオススメの石坂浩二主演作品

犬神家の一族(1976年)

・獄門島(1977年)

・女王蜂(1978年)

病院坂の首縊りの家(1979年)

 

沢田研二

太陽を盗んだ男 1979年

 

70年代を象徴かつ代表するアナーキー な映画の大大大傑作。

 

キネ旬の70年代の日本映画のNo.1に選ばれるほどの過激な時代の真空パッケージで包んだ激しくも儚いエンタメ。

 

原発の製造のため、プルトニウムを盗み、過程まで描写する攻めた内容で、当時助監督を務めた相米慎二黒沢清は逮捕されたというエピソードが残っているほど。

 

今では撮影できない映像も数多く孕んでいる。

 

ところが、沢田研二演じる学校の先生は、原発を作ってしまうほどの天才なのに、やりたい事が思い浮かばず、愉快犯のような展開になってしまうのが面白い!

 

「野球放送を最後まで放送しろ」など、アラジンの魔法のランプのごとく、無茶振りを要求するやりたい放題。

 

その犯人を捕まえるのに指名された敏腕刑事が菅原文太。執拗に追いかける様は和製ターミーネーターのよう。

 

また、ジュリーは公開ラジオ中継をしていたDJ 池上季美子に出会う。

 

この男2女1の黄金ルールに従い展開していく。

 

ポール・シュレイダーと原案にクレジットされているこの世紀の大傑作を生み出したことで、長谷川和彦はのちに作品が撮れなくなり沈黙。

 

この映画の下敷きとなっているであろう、神代監督で脚本を手掛けた「宵待草」(1974年)も合わせて観ておきたい。

 

さらに、日米合作のハリウッド映画「ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ」(1985年)がある。

 

原作三島由紀夫、監督ポール・シュレイダー、製作総指揮フランシス・フォード・コッポラジョージ・ルーカス、出演緒形拳坂東八十助佐藤浩市沢田研二、永島敏行にもつながる。

 

他にもオススメの沢田研二主演作品

ときめきに死す1984年)

 

菅原文太

仁義なき戦い 1973年

 

 

実話を基にした制作された「仁義なき戦い」シリーズ。

 

その背景は、広島抗争の中心人物であった美能幸三氏(菅原文太演じる広能昌三のモデル)が獄中で自身の手記に書き残し、それを元に作家の飯干晃一が小説化。

 

その原作を笠原和夫脚本、深作欣二監督で映画化した実録路線の作品。


仁義なき戦い」シリーズは全部で11作。

オリジナル5部作、深作・文太のシリーズ3作品、そのあと別監督で3作品。

 

1作目は、前半は敵対組織との抗争、後半は内部抗争にスポットを当て、菅原文太・梅宮辰夫・松方弘樹のトライアングルを中心とした群像劇として描かれる。

 

時代背景、複雑な組織間の説明に、テロップやナレーションが入るのが特徴的で、

泥臭いバイオレンス描写・セックスシーンに事欠かない。


仁義なき戦いシリーズの特筆すべき点は、有名な1作目よりも、スピンオフ的な2作目の「広島死闘篇」が評価も高く名作扱いとなっている。

 

2作目に関しては、シリーズの主演の菅原文太の出番も少なく、千葉真一、北王子欣也、梶芽衣子が主役級の扱い。

 

1作目と2作目が合流した続編として、3作目の「代理戦争」へと突入する。

 

他にもオススメの菅原文太主演作品

仁義なき戦い 広島死闘(1973年)

仁義なき戦い 代理戦争(1973年)

仁義なき戦い 頂上作戦(1974年)

仁義なき戦い 完結篇(1974年)

 

高倉健

遥かなる山の呼び声 1980年

 

北海道の大自然が舞台、厳しくも雄大な春夏秋冬、季節が移り変わる北の大地が見所のひとつ。


監督山田洋次、主演高倉健倍賞千恵子


「シェーン」(1953年)が下敷きとなっている、和製西部劇で、先に製作された「幸福の黄色いハンカチ」の前日譚となっている。


幸福の黄色いハンカチ」は、武田鉄矢桃井かおり高倉健とのロードムービー日本アカデミー賞キネマ旬報などで各賞を総ナメ。


1980年、安定感のある古き良き時代の話。

今見ても古びていない涙なしに語ることのできない、耐久性にも優れた不変の名作。


あぁ観てよかった、日本人でよかった、そう思わせてくれる、稀有な昭和の名作のひとつ。

 

幸福の黄色いハンカチ」の前に、本作を観ておくと、何倍も良くなる傑作だ。

 

他にもオススメの高倉健主演作品

・幸せの黄色いハンカチ(1977年)

・冬の華(1978年)

・駅(1981年)

・夜叉(1985年)

 

萩原健一

青春の蹉跌 1974年

 

ショーケンが神代監督と最初に組んだ記念すべき作品。


神代監督の日活ロマンポルノ、「恋人たちは濡れた」(1973年)と「四畳半襖の裏張り」(1973年)を観て、衝撃を受けたショーケン東宝の映画の監督に指名したというのは有名なエピソード。


そこから話が転がり、ふたを開けてみれば、豪華スタッフ・キャストが揃いも揃って、なるべくしてなった青春映画の傑作が誕生した。

 

原作石川達三、脚本長谷川和彦、監督神代辰巳、撮影姫田真佐久、音楽石川達三のテーマ曲 青春の蹉跌など。


出演ショーケン桃井かおり檀ふみほか。


70年代特有の時代の空気、ダークな世相が反映されている。


青春時代の退廃感、虚無感、悲哀感、孤独、消失感。


蹉跌の意味、挫折の体現。


ショーケンは社会的な地位向上を図る上昇志向をもちながらも、虚しさを孕んだアンビバレントな役を見事に演じ、同年のキネマ旬報の最優秀主演男優賞を受賞。

 

アイドル・歌手、テレビドラマ俳優から本格的な役者として前進する転換点となる重要作品。


1975年には、ショーケン主演、神代監督で、田中邦衛桃井かおり高橋洋子藤竜也らのキャストで撮った傑作「アフリカの光」が続く。


さらに80年代に入ってからも、スコセッシとデニーロの関係のように評されたこのゴールデンコンビは、この後も快進撃により、数々の傑作を放った。


80年代に入っても、「もどり川」、「恋文」、「離婚しない女」といった3作品でいち時代を築くことになる。

 

他にもオススメの萩原健一主演作品

・アフリカの光(1975年)

・もどり川(1983年)

・恋文(1985年)

・離婚しない女 (1986年)

 

松田優作

ヨコハマBJブルース 1981年

 

テレビドラマ「太陽に吠えろ」でショーケンのマカロニ刑事に続く、ジーパン刑事で爆発的今日国民的人気を得て、その後は映画界へ進出し、「遊戯シリーズ」、「蘇える金狼」、「野獣死すべし」などのアクション路線をひた走り、本作で演技派に転換。

 

のちに鈴木清純の「陽炎座」、森田芳光の「家族ゲーム」・「それから」、ハリウッドの「ブラック・レイン」に続く。

 

間違いなく日本が誇る世界を代表する俳優に大成したであろう、類まれな傑出した存在は早世により、伝説となってしまう。

 

松田優作には探偵ものがよく似合うし、探偵ものに横浜がハマる。

 

工藤栄一監督、仙元誠三の撮影によるスタイリッシュな映像に、売れないブルース・シンガーでもある松田優作のしゃがれ声のブルースが絡みつく。

 

台詞も少ないながら脚本の丸山昇一による気の利いた名台詞の連続で、ハードボイルドな探偵物語に仕上がっている。

 

何と言っても、歌う松田優作は最高にカッコイイ!!

 

他にもオススメの松田優作主演作品

家族ゲーム(1983年)

・それから(1985年)

 

金子正次

竜二 1983年


 

主題歌の萩原健一のララバイ が似合う、夜のネオンがまぶしい新宿でギラギラしている ヤクザ者の竜二は、金子正次主 演・脚本をつとめた永遠に色 あせない伝説のヤクザ映画。

 

ヤクザ映画と言っても、実録路線に登場してくる派手な銃撃戦や、正統派任侠映画のように、仁義がどうしたみたいな事はほとんどない。

 

また、「アウトレイジ」シリーズのように出世欲にまみれた内部抗争や、 組織間の対立による大きな抗 争劇もない。

 

なんと言っても、竜二はあっさりとヤクザから足を洗ってしまい、その等身大の堅気の 生活が描かれる。

 

ほのぼのとした幸せな日常が 描かれるが、沸々と滾る金子 正次の心理描写の演技が観る ものの心のフィルムに焼きつく。

 

気に入られねぇ事があったら、 相手に被せてかなり食い気味 の「うるせぇこの野郎!!!」 をぶちまけろ。

 

金子正次のあまりにも早い逝 去が本当に惜しまれる。 魂を震わせられる俳優のデビ ュー作にして、遺作。

 

昭和の偏愛映画10選以外にも時代を象徴する【日本映画】

他にも同時代(1970・80年代)に爆誕した映画人たちの作品も紹介!

 

八月の濡れた砂 1971年

・儀式 1971年

日本沈没 1973年

愛のコリーダ 1976年

青春の殺人者 1976年

・HOUSE ハウス 1977年

愛の亡霊 1978年

復讐するは我にあり 1979年

狂い咲きサンダーロード 1980年

・シャッフル 1981年

戦場のメリークリスマス 1983年

時をかける少女 1983年

楢山節考 1983年

台風クラブ 1983年

・十階のモスキート 1983年

・お葬式 1984

タンポポ 1985年

マルサの女 1988年

 

【日本映画】三大巨匠なし!昭和の最低限見ておくべき10本(1970.80年代)

いかがでしたでしょうか。 

 

次回の記事も合わせてチェック↓

 

・【日本映画】の三大巨匠!!!最低限みておくべき10作品はこれ!(1930〜60年代)

narcos.hatenablog.com

 

・【日本映画】最低限見るべき平成の10本(1989〜2019年)

narcos.hatenablog.com

 

【日本映画】最低限見るべき令和のの10本(2019〜2022年)

narcos.hatenablog.com

 

まとめ 

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【日本映画】三大巨匠なし!昭和の最低限見ておくべき10本(1970.80年代)

 

仁義の墓場 1975年

修羅雪姫 1973年

原子力戦争 1979年

・悪魔の手鞠唄 1977年

太陽を盗んだ男 1979年

仁義なき戦い 広島死闘篇 1973年

・青春の蹉跌 1974年

・遥かなる山の呼び声 1980年

・ヨコハマBJブルース 1981年

・竜二 1983年

 

ちなみに、個人的な日本映画ランキングベスト10はこちら(順不同公開順)。

 

日本映画オールタイムベスト

・戸田家の兄弟 1941年

・醉いどれ天使 1948年

雨月物語 1953年

切腹 1962年

・悪魔の手鞠唄 1977年

・竜二 1983年

・我が人生最悪の時 1994年

・CURE キュア 1997年

・オーディション 2000年

冷たい熱帯魚 2010年

 

今回取り上げた10作品以外のレビュー、最新情報はFilmarks(フィルマークス)で更新中↓

filmarks.com