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【日本映画】最低限見るべき平成の10作品(1989〜2019年)

今こそ平成の【日本映画】を振り返るべし!

平成の【日本映画】だとリアルタイム鑑賞の作品も多くなってきてくるものの、でも実はあの作品は見た事ないかも、ってありますよね?家にいる時間が多く、サブスクで観やすくなっているこのタイミングこそ絶好の鑑賞のチャンス【永久保存版】

 

平成の(1989〜2019年)の偏愛映画10選を爆選

 

平成の日本映画

 

※画像の引用元:IMDb公式サイトより(以下同様)

 

今回は日本映画の振り返りとなる第3弾は平成の偏愛映画!

 

第1弾の三大巨匠や第2弾の昭和のスターたち(70〜80年代編) の関連映画を除いた形で作品を選出。

 

北野武

その男、凶暴につき 1989年

 

前半のベテラン刑事と新米デカとのやり取りはコメディーなのに、主にたけしが歩いているときに流れるエリックサティーの音楽が妙にシリアスで死の香りを漂わせ、これから始まる壮絶な戦いの伏線となっている。


この前半のためがある分、緩急を自在に操り、後半から容赦なく襲いかかるバイオレンスは数段階ハイレベルに感じる。


やりたい放題の一匹狼刑事我妻諒介、冷酷非道の無慈悲な殺し屋清弘。


一見似て非なるもののように見えるふたりの野獣は、似たもの同士のぶつかり合いとして激しく衝突する。

 

互いに属していた組織という足枷が外れることによって歯止めが効かなくなり、行き着く果ては狂気の沙汰だ。


また、細部まで作り込まれた酒、車、女などの上質な細かな演出、監督・主演を手掛けたユニークさは唯一無二の存在感。


お笑いで頂点を極め、ハイクオリティーな世界を知る男だからこそ描ける、異業種監督ならで強みを最大限発揮している。


映画に愛された男の荒削りながら、堂々たる一級品の完成度で観るものを魅力し続けるハイセンスさは、世界に誇る日本代表映画のひとつ。

 

他にもオススメの北野武作品

3-4x10月(1990年)

・あの夏、いちばんしずかな海(1991年)

ソナチネ(1993年)

・キッズリターン(1996年)

HANA-BI(1998年)

 

黒沢清

CURE キュア 1997年

 

事件の被害者、加害者、刑事、精神科医など伝道師(カリスマ)を巡る登場人物たち。

 

タルコフスキー監督作品を彷彿とさせる秀悦な画作り、撮影は横長の場所を作ってゆったりと舐めまわすように長回し


印象的なシーンの数々。浜辺、学校の先生の尋問病院、警官殺しラストのレストランなど。


ゴッドファーザー」(1972年) のように、よく聞くと重低音を含む生活音などの細かい音響設計。


催眠術による人々の心の闇を暴く日本版「セブン」(1995年)とも捉えることのできる罪と殺人。

 

細部にまで作りこまれた黒沢清の最高傑作。観賞後に残る不気味な不穏感は一生もの。

 

黒澤清監督作品論をひとことレビュー、最強傑作「地獄の警備員」、最恐傑作「回路」、最狂傑作「クリーピー」。

 

他にもオススメの黒沢清作品

・地獄の警備員 (1992年)

・回路 (2001年) 

クリーピー 偽りの隣人 2016年

 

永瀬正敏

我が人生最悪の時 1994年

 

今は亡き実在した映画館・ 横浜日劇の2階に事務所を 構えた、永瀬正敏演じる私立探偵濱マイク

 

モノクロ映像、懐かしい横浜が映る劇場版第1弾。

 

濱マイク作品は何と言っても、俳優永瀬正敏濱マイクの尖っている部分がシンクロしている点だと、回顧展のパンフに書いてあるんだけど、本当にそうで。

 

映画版のマイクはまさに、若かりし頃の永瀬正敏のギラギラと横浜がよく似合 っている。

 

もちろんドラマ版も大好きな作品。 有名な台詞「人間、ゆっくり映画も観られなくなっちゃ おしまいだね〜。悲しすぎるわぁ。」は、座右の銘の1 つ。

 

濱マイクはドラマシリーズも含めて全部好きなんだけど、映画版で選ぶならやっぱりこれ。

 

他にもオススメの永瀬正敏主演作品

・遥かな時代の階段を(1995年)

・罠 THE TRAP(1996年)

 

浅野忠信

[Focus] 1996年

 

今では当たり前となったPOVだが、この時代ではかなり先駆けであったと思われるパイオニア的存在の映画。

 

盗聴マニアの金村に扮する浅野忠信が、当時(今も?)、社会の敵となっていたであろう、テレビやマスコミに対する批判を代弁するキレ役は、タクドラのトラヴィスに通ずるダークヒーロー感が溢れるハマり役。

 

物語的にも、予想外の展開に突っ走っていき、一線を越えて暴走するメディアと、狂気と背中合わせの日常が崩れてカメラの前に暴かれた映像は、元祖「カメラを止めるな!」と言っていいほどで、個人的には「カメラを止めるな!」より、はるかに面白いと思っている。

 

狂気の浅野忠信は最高。

 

他にもオススメの浅野忠信出演作品

・私の男(2013年)

・淵に立つ(2016年)

 

石井隆

GONIN 1995年

 

昭和のバブルの甘い夢香り漂う平成初期。ワンチャン狙って一発逆転を狙って現金強奪を企てるのは、時代を象徴する昭和〜平成への移り変わりを象徴するようなオールスター面子。しかも狙った相手は暴力団の金庫。この組事務所のメンツの見事。

 

5人のエピソードはBL要素などそれぞれ面白いが、いちばん凄いのは竹中直人。ここだけはジャンルを超越した、超絶ホラーになる。

 

終盤には、殺し屋が静かにやってくる。とてもない大雨の演出とともに、ヒリヒリとした緊張感は絶頂を迎える。

 

リアルより美学。男の色気、真っ黒な映画。日本を代表するノワール映画のひとつ。

 

石井隆映画の特徴、夜、雨、逆光、ネオン、鮮血、鈍器、刃物、拳銃、廃墟が

味わい深い。

 

他にもオススメの石井隆作品

・死んでもいい(1992年)

・ヌードの夜 (1993年)

・天使のはらわた 赤い閃光(1994年)

・ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う(2010年)

 

三池崇史

オーディション  2000年

 

村上龍の同名小説を三池崇史監督で映画化。

 

偽の女優オーディションで再婚相手を見つけようとした中年男の恐怖を描いたサイコ・スリラー。石橋凌椎名英姫國村隼ほか。

 

何と言ってもこの映画は、椎名英姫の変幻自在のな演技力。

 

はじめはまるで亡霊のように影が薄かったものの、状況が一変すると残酷描写の連続で、画面は血の海と化すほどの変貌ぶり。

 

後半からの畳み掛けるように三池崇史の得意なスプラッター描写が炸裂し、イーライ ・ロス監督をはじめ、海外での評価が非常に高い作品として知られている、日本代表ホラー映画のひとつ。

 

キリキリキリキリはトラウマ級の恐怖を叩き出す。

 

他にもオススメの三池高崇作品

・新・仁義の墓場(2002年)

 

青い春 2001年


 

タイトル通りの映画「青い春」は、青春ではなく、青い春がぴったりくる、組み合わせが絶妙すぎる。

 

原作松本大洋、監督・脚本豊田利晃監督が実写化。

 

音楽はTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのドロップ。

 

主演は松田龍平新井浩文

 

しあわせなら手をたたこう〜♪

 

園子温

冷たい熱帯魚 2011年


 

1993年に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件をベースに、様々な事件からのミックスした物語。

 

園子音監督本人が自らの最高傑作と評している(個人的にもベスト日本映画の1本)。

 

脚本初挑戦の高橋ヨシキさんの共同脚本により 、全米最大のファンタスティック系映画祭ファンタスティック・フェストで脚本賞を受賞。 世界的に高い評価を得ている。

 

ボディを透明にするという造語を生み出し、 その手口を西村喜廣が特殊メイクにより 再現した2011年最大の問題作でヤバい映画だった。

 

他にもオススメの園子音作品

・愛のむき出し(2009年)

 

安藤サクラ

0.5ミリ 2014年

 

原作、監督、脚本安藤サクラ、主演安藤サクラ。メインの安藤姉妹のほか、製作・キャスト陣にも安藤ファミリーの名が連なる。

 

高知県ののどかな田舎町を舞台にした大傑作な暗黒ホームドラマロードムービー

 

117クーペの「グラン・トリノ」(2008年)的な扱い方が素晴らしく、カッコイイし、エンジン音もイケてる重低音。

 

アバンタイトルは、介護士と老人のやりとりのあとに、タイトルが出る。

 

この段階でこの映画は相当な手練れが製作したことであることが伺える。

 

このアバンタイトルだけで、膨らませても一本の長編が出来る。その後も様々な老人の元を渡り歩く。

 

これもまた、それぞれ独立した映画としてもっと見たくなるほどドラマに溢れている。

 

出演者と豪華な曲者揃い。

 

3時間と言う長さを感じさせないテンポの良さ、間の取り方は絶妙、音楽の使い方も巧み。

 

他にもオススメの安藤サクラ出演作品

・百円の恋(2014年)

万引き家族(2019年)

 

塚本晋也

野火 2014年

 

1959年の市川崑版は、モノクロで見やすく、スタイリッシュ。

 

塚 本晋也版は、 カラーでリアル。おどろおどろしくて凶々しい、個性派キ ャラによる印象的なシーンがより際立っている。

 

甲乙つけがたいどちらも戦争叙事詩の名作。

 

第2次世界大戦、フィリピン・レイテ島の惨状を描く。容赦なく照りつける太陽の熱さと戦いながら、レイテ島を彷徨うことを余儀なくされる田村一等兵

 

その目を通して見た地獄巡りのライドを通した効果的な擬似体感により、田村と一体化する没入感を体感せよ。

 

他にもオススメの塚本晋也作品

・鉄男 TETSUO(1989年)

 

平成の偏愛映画10選以外にも時代を象徴する【日本映画】

他にも同時代に共に生きてきた映画人たちの作品も紹介!

 

・黒い雨 1989年

・教祖誕生 1993年

・月はどっちに出ている 1993年

・うなぎ 1997年

・黒い家 1999年

・顔 2000年

・ELECTRIC DRAGON 80000V 2000年

血と骨 2004年

・凶悪 2013年

そこのみにて光輝く 2014年

・紙の月 2014年

・ソレダケ that's it 2015年

・君はいい子 2015年

ヒメアノ〜ル  2016年

・無垢の祈り 2016年

・湯を沸かすほどの熱い愛 2016年

寝ても覚めても 2018年

・愛がなんだ 2018年

・半世界 2019年

 

PS. 三大巨匠・昭和のスターなしで選出したので、前回・今回の特集で泣く泣くお蔵入りした映画たち

 

東京流れ者 1966年

網走番外地シリーズ

・人間蒸発 1967年

新幹線大爆破 1975年

・ヤクザの墓場 1976年

八甲田山 1977年

・影武者 1980年

逆噴射家族 1984

麻雀放浪記 1984

・乱 1985年

・夢 1990年

・我に撃つ用意あり 1990年

・鉄拳 1990年

・夢二 1991年(陽炎座も1970.1980年編から除外)

ミンボーの女 1992年

いつかギラギラする日 1992年

トカレフ 1994年

・鬼火 1996年

スーパーの女 1996年

マルタイの女 1997年

・御法度 1999年

・バトルロワイヤル 2000年

・スリ 2000年

この世の外へ クラブ進駐軍 2003年

・父と暮らせば 2004年 

 

ほかにも、松田優作作品全般、相米慎二森田芳光大林宣彦石井岳龍(聰亙)、北野武黒沢清岩井俊二西川美和監督作品全般など。

 

PS2. 逆に今回の特集で唯一全て入っているのが今村昌平監督作品。

 

カンヌ映画祭に愛され、2度もパルム・ドールを受賞した偉業は、国内ではいまだ破られていない快挙。

 

・赤い殺意 1964年

・神々の深き欲望 1968年

復讐するは我にあり 1979年

楢山節考 1983年 ※パルム・ドール受賞

・黒い雨 1989年

・うなぎ 1997年 ※パルム・ドール受賞

 

PS3. リメイクで両方とも入っている作品

 

・野火 1959年・2014年

仁義の墓場 1975年・2002年

 

これらも是非お勧めしたい。

 

【日本映画】最低限見るべき平成の10本(1989〜2019年)

いかがでしたでしょうか。

 

次の記事も合わせてチェック↓

 

・【日本映画】の三大巨匠!!!最低限みておくべき10作品はこれ!(1930〜60年代)

narcos.hatenablog.com

 

・【日本映画】三大巨匠なし!昭和の最低限見ておくべき10本(1970.80年代)

narcos.hatenablog.com

 

・【日本映画】最低限見るべき令和のの10本(2019〜2022年)

narcos.hatenablog.com

 

まとめ 

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【日本映画】最低限見るべき平成の10本(1989〜2019年)  

 

その男、凶暴につき 1989年

・CURE キュア 1997年

・我が人生最悪の時 1994年

・[Focus] 1996年

・GONIN 1995年

・オーディション 2000年

・青い春 2001年

冷たい熱帯魚 2011年

・0.5ミリ 2014年

・野火(塚本晋也) 2015年

 

ちなみに、個人的な日本映画ランキングベスト10はこちら(順不同公開順)。

 

日本映画オールタイムベスト

・戸田家の兄弟 1941年

・醉いどれ天使 1948年

雨月物語 1953年

切腹 1962年

・悪魔の手鞠唄 1977年

・竜二 1983年

・我が人生最悪の時 1994年

・CURE キュア 1997年

・オーディション 2000年

冷たい熱帯魚 2010年

 

今回取り上げた10作品以外のレビュー、最新情報はFilmarks(フィルマークス)で更新中↓

filmarks.com