ディズニーランドが嫌いな人に贈る好きになる秘訣とは
「ディズニーって、なんであんなに人気なの?」「なぜ世界中で愛されているの?」「正直なにが楽しいのかわからない」「つまらない」と思っている人は必見。実はディズニーランドはかなりおもしろい!嫌いが好きになるためには、【ディズニー映画】をみる必要がある!なぜなら、ディズニーランドは【ディズニー映画】を体感できるテーマパークだから。今回は、歴代ディズニーヴィランズ(悪役)についての特集【永久保存版】。
目次
- 【ディズニー映画】かんたんにおさらいディズニー映画史について
- 【ディズニー映画】ヴィランズの選出根拠についてはアトラクション中心
- 【ディズニー映画】歴代ヴィランズをアトラクション中心に50選出
- 1.白雪姫(1937年)の女王(魔女)
- 2.ピノキオ (1940年)のJ・ワシントン・ファウルフェローとモンストロ(クジラの王様)
- 3.ファンタジア(1940年)のチェルナボーグ
- 4.南部の唄(1946年)のブレア・フォックス(きつねどん)とブレア・ベア(くまどん)
- 5.シンデレラ(1950年)のトレメイン夫人の実の娘ドリゼラ(姉)とアナスタシア
- 6.ふしぎの国のアリス(1951年)のハートの女王
- 7.ピーターパン(1953年)のフック船長
- 8.海底二万哩(1954年)のネモ艦長
- 9.眠れる森の美女 (1959年)のマレフィセントとレイバン(カラス)
- 10.スイスファミリーロビンソン(1960年)の海賊 クアラ
- 11.101匹わんちゃん (1961年)のクルエラ・ド・ビル
- 12.ジャングル・ブック(1967年・2016年)のシアカーン
- 13.おしゃれキャット(1970年)のエドガー
- 14.コルドロン (1985年)のホーンド・キング
- 15.ロジャー・ラビット(1988年)のドゥーム判事
- 16.リトル・マーメイド (1989年)のアースラ
- 17.美女と野獣 (1991年)のガストン
- 18.アラジン(1992年)のジャファー
- 19.ホーカス・ポーカス (1993年) の魔女のサンダーソン3姉妹
- 20.ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年) のウーギー・ブギー
- 21.ライオンキング(1994年)のスカー
- 22.トイ・ストーリー(1995年)のシド・フィリップス、ザーグ
- 23.ポカホンタス (1995年)のジョン・ラトクリフ総督
- 24.ノートルダムの鐘 (1996年)のクロード・フロロー
- 25.ヘラクレス (1997年)のハデス
- 26.ムーラン (1998年)のシャン・ユー
- 27.ターザン(1999)のサボー(ヒョウ)とジョン・クレイトン
- 28.カントリーベアーズ (2002年)のリード・シンプル
- 29.Mr.インクレディブル(2004年)のシンドローム
- 30.シンデレラIII 戻された時計の針 (2007年)のトレメイン夫人
- 31.プリンセスと魔法のキス(2010年)のドクター・ファシリエ
- 32.トイ・ストーリー3(2010年)
- 33.マレフィセント(2014年)
- 34.ベイマックス(2014年)
- 35.ディセンダント(2015年)
- 36.ディセンダント2(2017年)
- 37.リメンバー・ミー (2017年)
- 38.ディセンダント3(2019年)
- 39.マレフィセント2(2019年)
- まとめ
【ディズニー映画】かんたんにおさらいディズニー映画史について
日本のディズニーランドも35周年を超えて、ウォルト没後50周年でも、勢いは留まる所を知らない。
今も熱狂的なファンを生み出し続けるディズニー帝国の人気に迫る。
なお、海外のディズニーランドでは、今やディズニー傘下となったスター・ウォーズのテーマパーク「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」がオープンしている。
「スター・ウォーズ」については、こちらをチェック↓
また、同じくディズニー傘下のマーベル映画にインスパイアされた新アトラクションとして、第1弾は「アイアンマン・エクスペリエンス」。
第2弾として、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー - ミッション:ブレイクアウト!」も登場している。
「MCU」については、こちらをチェック↓
さらに、ロサンゼルスのカリフォルニア州にあるディズニーランド・リゾートにほど近い、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドでは毎年「ハロウィンホラーナイト」を開催しており、ディズニーランド・リゾートに行くなら一緒に行くべきだ。
「ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドのハロウィンホラーナイト」については、こちらをチェック↓
そこでまずは、ディズニーの映画史を大きく5つに区切り、有名作をざっくり整理、以下参照。
1.ウォルト生前期・ナイン・オールドメン全盛期(1937〜1967年)
2.ウォルト死後、ウォルフガング・ライザーマン全盛期(1970〜1980年)
※ディズニー暗黒期(1981〜1988年)
3.ディズニールネッサンス期(1989〜1999年)
4.ピクサーの台頭、ディズニーとドリームワークスの対立(1995〜2005年)
5.ピクサー買収、ジョン・ラセター製作総指揮(2006年〜)
実写等は省略した、簡単なディズニー映画史は、以上の通り。
有名作をみると、他の作品をもっと知りたい、という一貫性が 働く。
そんな作品群からディズニー ヴィランズを独断と偏見での選出。
【ディズニー映画】ヴィランズの選出根拠についてはアトラクション中心
ディズニー作品は映画を観て、アトラクションも楽しめるというのが、やっぱり最大の楽しみでもあるので、その観点を中心に選んだ。
とは言っても、アトラクションにない作品もある。
しかし、ディズニーランドに行けば、会えるキャラクターもいるし、海外のイベントが、有名なキャラクターもいる。
過去に有名なアトラクションで、使用された作品もある。
古典から最新作までをカバー。
それでは、愛すべきディズニーヴィランズを紹介。
魅力溢れるヴィランズばかりなので、最後までご覧あれ!
【ディズニー映画】歴代ヴィランズをアトラクション中心に50選出
※画像の引用元:IMDb公式サイトより(以下同様)
※リンクの引用元:MIHOシネマ公式サイトより
映画ライフを爆上げするMIHOシネマの便利な使い方は↓
1.白雪姫(1937年)の女王(魔女)
ディズニー記念すべき長編1作目。
1937年に制作されたとは、信じがたい完成度。
それまで短編で試されていたロトスコープ、マルチブレーンカメラを駆使した、エポックメイキングイリュージョン。
これにより今では当たり前だが、アニメキャラクターを、現実世界と区別しないという、偉業を成し遂げた名作。
2.ピノキオ (1940年)のJ・ワシントン・ファウルフェローとモンストロ(クジラの王様)
初期ディズニー作品での課題、2次元の絵に3次元的な奥行きを見せるために膨大な予算が注ぎ込まれた。
マルチプレーンカメラが全編に渡り威力が発揮され、リアルな情景とキャラクターに命が吹き込まれた。
キツネの詐欺師フェローと相棒のネコのギデオンの他、ピノキオの地獄巡りにそれぞれインパクトのあるキャラクターのヴィランズが登場する。
人形一座を取り仕切るストロンボリ。
プレジャーアイランドという遊園地で、子供たちをロバにして売り飛ばす悪徳業者コーチマン。
プレジャーアイランド
そして、何と言っても圧巻なのがクジラの王様モンストロ。
このシーンは80年前なのに、アニメ史上最も作画がすごいシーンとしても話題になり、躍動感を超えてリアルに恐怖を感じる作画力。
永遠に色褪せない名作。
3.ファンタジア(1940年)のチェルナボーグ
チェルノボーグは「ファンタジア」内のエピソードのひとつである禿げ山の一夜に登場する悪神。
「ファンタジア」は、ディズニー3作目にして当代随一のアート映画。
ナレーション以外台詞を排除し、クラシック音楽のテーマに合わせたアニメ8編で構成され、1940年当時に史上初ステレオ音声作品を完成させる。
戦争の影響がなければ、4Dにしていたとの逸話があるほど技術を結集させた作品で、現在でも全く色褪せていない。
ディズニーランド(以下:TDL)のフィルハーマジック、ファンタズミックにも引用され、世界中から愛され続ける名作中の名作。
4.南部の唄(1946年)のブレア・フォックス(きつねどん)とブレア・ベア(くまどん)
TDLのアトラクションで常に人気上位のスプラッシュマウンテン。
人種差別問題により、ディズニーの自主規制で封印され、DVD化はされてなくVHSのみ。プレミア化している幻の逸品。
差別うんぬんより、この作品内での大爆笑を誘うピースフルな世界観は、スプマンにも継承されている。
何とか観賞してからアトラクションに臨むと楽しさが倍増する!
5.シンデレラ(1950年)のトレメイン夫人の実の娘ドリゼラ(姉)とアナスタシア
トレメイン夫人については「シンデレラ3」の方がパワーアップしているので、そちらで紹介。
6.ふしぎの国のアリス(1951年)のハートの女王
7.ピーターパン(1953年)のフック船長
「不思議の国のアリス」からの継承発展、原作からの変革、ナインオールドメン含むゴールデンメンバーが揃った制作アーティストたち。
ウォルト時代の黄金期後期、ウォルト・ディズニー・プロダクション創立30周年記念等、幾重にも重なった記念碑的な作品。
大傑作が約束された星の元の生まれた愛すべき名作。
ピーターパンという悪魔的魅力あふれるキャラクターを創造し、時を超えた病みつきの面白さを世に広め続けている。
8.海底二万哩(1954年)のネモ艦長
ディズニーシー(以下:TDS)のアトラクションとは違って、アドベンチャー要素が少なめ。
ディズニー映画なのを忘れそうになるくらい、深海のようにディープでダークな物語。
この映画の見所のひとつである、スチームパンクなデザインであるノーチラス号のセットのクオリティ。
ここで挙げている作品の中でもトップクラスに善悪の区別があいまい。
ネモ船長(写真:左)の行動も動機を知れば、その境界はぐらついてきて、正しいことのように思えてくるあたりが面白い。
ネモ船長はノーチラス号の艦長。
19世紀に潜水艦を作り出した天才でありながら、地上での生活を絶ち、海底世界で自給自足する。
海底生活を脅かす世界各国の海で艦船を沈めて回り、自分の理想のためなら手段を選ばない。
「007」シリーズに登場しそうなマッドサイエンティスト枠の悪役。
9.眠れる森の美女 (1959年)のマレフィセントとレイバン(カラス)
豪華なキャラクター造形、メアリーブレアによる目と心が喜ぶ見事な色彩設計と美術。
マルチプレーン・カメラによる立体的に見せる撮影技法が加わる。
チャイコフスキーのバレエ音楽などのクラシック音楽との融合がなされ、有名な数々のシーンで高度な芸術性を発揮している。
今みてもフレッシュさが失われず、スタイリッシュな永久不滅の歴史的名作!!
10.スイスファミリーロビンソン(1960年)の海賊 クアラ
新天地ニューギニアを目指し、スイスを出航したロビンソン一家。
舞台は猛獣・珍珍獣、緑豊かで、文明から切りはなされた無人島。
船の部品等を使って大きな木の上に、キッチンや寝室、居間、子供部屋まである、すばらしい家を建築。
TDLにはロビンソン一家の住んでいた木の家(ツリー・ハウス)が再現されている。
新たな楽園を作りあげるが、そこに海賊達が現れる。
今みてもかなり面白いアドベンチャーの古典。
隠れた名作となっているが、もっと長尺で観たいから、完全版かドラマ版でリメイクして欲しい!
スイスを出航する前の話や、大嵐での難破、孤島での生活、海賊戦等いくらでも膨らませられる要素がある。
海賊 クアラ(写真:中央左)
クアラを演じている早川雪洲については、はじめてみた時はハリウッドで最初のセックスシンボルであり、有名な日本人俳優であることは知るよしもなかった。
国籍不明の謎の言語をしゃべり、英語はほんの少しだけだが圧倒的な存在感。
別次元にみえるカリスマは、時が経った現在でもフィルム内に健在している。
11.101匹わんちゃん (1961年)のクルエラ・ド・ビル
1961年公開の本作からトレスマシンが初導入され、作業効率が飛躍的に向上し、大きな変革となった作品で、以降アニメ界のスタンダードとなる。
その証しとして、躍動感あふれるダルメシアンをこれだけ一気に登場させることが可能になった!
「ダンボ」や「バンビ」と並ぶディズニーのお家芸と言われた動物アニメーションの名作。
また、人気キャラクタークルエラの暗躍にも注目。
ヘビースモーカーらしいハスキーボイスが印象的な悪女。
大の毛皮マニアで、そのハイファションセンスがいき過ぎて、ダルメシアンの毛皮コートをデザインするほどの危険人物。
ラストは「マッドマックス」だ↓
12.ジャングル・ブック(1967年・2016年)のシアカーン
アニメ版(1967年)
本を開くオープニングから始まる。
1967年ウォルトの遺作。
ウォルトがこだわり続けたジャングル・クルーズのアトラクションでのジャングルの再現と同様、アニメでは表現が難しいジャングルの奥行きのある画が見事に表現されている奇跡的な作品。
また、物語に終始登場する魅力溢れるジャングルの住人たちがそうそうたる声優達による共演で実現されている点においても、この映画の特別さを物語っている。
実写版 (2016年)
初見時のジャングルのアップデート、アニマル達のあまりにもリアル過ぎる存在感は忘れがたいものがある。
主要キャラクターのアキーラ、バルー、バギーラ、カー、キング・ルーイらに感動!
特に、他の作品に比べても人気の高いヴィラン、シア・カーンは、登場シーンからの本気仕様で、画面越しにも十分に通じる圧がヤバい。
周りにいる多くの動物達が感じている圧が半端ではなく、その恐怖をリアル過ぎるほど共有できる仕上がりとなっている。
声優陣の豪華さも見事。
アニメ版と違うエンディングまで抜かりのなく作り込まれており、さすが監督のジョン・ファブローは、ディーズニーとの相性がいい。
潤沢な資金による豪華なルック。
安易にアニメ版に戻れなくなるほど、お気に入り。
めずらしい実写版の成功作品として、孤高の存在に位置付けられている(実写と言いつつモーグリ以外はCG)。
実写版は本を閉じるエンディングになっており、アニメ版とつなげてみる楽しみも加わっている。
13.おしゃれキャット(1970年)のエドガー
ヴィランのエドガーはどうしても「101匹わんちゃん」と重ねてみてしまうが、クルエラ・ド・ビルと比べるとややしょぼい。
「おしゃれキャット」に登場する猫の種類は、ペルシャの家族と雑種のオマリーの仲間たち。
本作のヒロインである白のダッチェスは美猫、また白の子猫マリーちゃんは有名だが、主役ではない。
パリが舞台なのがすごく似合っていて、月夜の猫とエッフェル塔の画がよく映える。
多分、多くの人が同じように感じるように、ジャムセッションのシーンが一番好き!
Ev'rybody Wants to Be a Cat
14.コルドロン (1985年)のホーンド・キング
ヴィランのホーンド・キング(写真:中央)は、子供がみたらトラウマ級の悪役。
予知能力を持つブタのヘン・ウェンの力を使って悪魔の大釜(おおがま)、ブラック・コルドロンを探している闇の魔王。
ブラック・コルドロンは死者の軍隊を復活させ、封じ込められた悪の精神を使って世界征服を企んでいる。
コルドロンは、ディズニー暗黒時代の象徴らしく内容もブラックな方向に振り切っていて、挿入歌もゼロ!
知らない人がみたら、「これがディズニー作品?」と、びっくりするはず。
ダークファタジー要素満載。
ディズニー初のPGレート指定。
ちなみに、「コルドロン」は過去にシンデレラ城のミステリーツアーのモチーフ作品である。
15.ロジャー・ラビット(1988年)のドゥーム判事
ドゥーム判事はトゥーンを抹殺のため、特殊な薬品を混ぜた液体を武器に、不始末を犯したトゥーンを排除するトゥーンタウンの支配者。
黒ずくめの死刑執行人。
クリストファー・ロイドと言えば、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」シリーズのドク役が有名。
本作では、正反対の死神ルックもバッチリ決まっている。
「ロジャー・ラビット」は、トゥーン(アニメーションキャラクター)が、実社会に存在している世界観。
「南部の唄」、「メリーポピンズ」等から続く、実写とアニメ(トゥーン)の融合、その進化型。
ミッキーのほか、ディズニー以外でも、バッグス・バニー等のワーナーブラザースを取込んだキャラクター全員集合を実現。
R・ゼメキスの傑作。
ディズニートップクラスの悪役、ドゥーム判事が複雑に絡むストーリー・アクションが見所。
16.リトル・マーメイド (1989年)のアースラ
ディズニー・ヴィランズとして、人気の高いアースラ。
下半身がタコの海の魔女。
「リトル・マーメイド」は、ディズニー・ルネッサンスの幕開けの作品。
それだけに、ディズニー・ルネッサンスの特徴に多く当てはまる。
ブロードウェイミュージカル・スタイルの採用。
また、アメリカ以外を舞台にした物語が多いのも特徴で、本作でも海底の世界であるアトランティカが舞台の中心となっている。
なお、セル画を使った最後のディズニー作品。
以降はコンピューター彩色が利用されている。
17.美女と野獣 (1991年)のガストン
18.アラジン(1992年)のジャファー
最強ベスト5には入る大物ヴィランズ。
また、歴代ディズニーヴィランズの中でも、マレフィセント&アースラに続いて人気ベスト3に入っていることが多い。
「アラジン」は、「リトル・マーメイド」の製作陣が手掛けた作品。
こちらもディズニー・ルネッサンス作品群の特徴に当てはまる。
ブロードウェイミュージカル・スタイルの採用。
主題歌「ホール・ニュー・ワールド(新しい世界)」による神がかったシーン。
また、アメリカ以外の舞台設定も当てはまり、本作では砂漠の王国アグラバーというアラブ圏が中心舞台となっている。
コンピューターがフル活用され、タイガーヘッドの洞窟や、魔法のじゅうたんのシーンに代表される。
19.ホーカス・ポーカス (1993年) の魔女のサンダーソン3姉妹
サンダーソン3姉妹
ウィニー(写真:中央)
キャスト:ベット・ミドラー
メアリー(写真:左)
キャスト:キャシー・ナジミー
サラ(写真:右)
キャスト:サラ・ジェシカ・パーカー
1693年のセイラム。
魔女3姉妹は不死の魂を得るため、森の中の家でさらってきた子供たちの精気を吸って生きていた。
魔女裁判での処刑直前に「いつかハロウィンの夜に若き童貞が私たちを蘇らせるだろう。」と言い残した。
そして、魔女のサンダーソン3姉妹が魔女裁判で処刑されてしまう。
300年後の現代のセーレム、ハロウィンの夜。
ロスから来た転校生マックス、クラスメートのアリスン、妹のダニーとともに魔女屋敷の探検で、マックスはろうそくに火を灯し、魔女は復活する。
やっぱり、ベット・ミドラー演じるウィニーが「I Put A Spell On You」を歌うシーンは見応えがある。
ウォルト・ディズニー・ワールドのハロウィンイベントでは、「ホーカスポーカス・ヴィランズ・スペキュタキュラー」というイベントが開催されている人気作品。
20.ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年) のウーギー・ブギー
ふたりの相乗効果により、ハロウィンとクリスマスのアンビバレンスの感性がスパークして大爆発!
とんでもない完成度をほこり、季節の変わり目になると、必ず鑑賞され続けている名作。
ダニー・エルフマンの音楽も手放せない!
21.ライオンキング(1994年)のスカー
シンバの成長物語は「スター・ウォーズ」ミックスされた、真の名作ディズニーだ。
ディズニーアニメ人気ランキングも最強位。
隠居体質のあるジェダイがそうであったように、シンバは王国を追われて、ライオンなのにヨーダのように、ジャングルで草食動物たちと一緒に隠居する。
彼らと同じように、昆虫等を食べて暮らすようになり、お気楽な生活を送る。
そして、レイアがきっかけで、ルークがジェダイに目覚めたように。
ヒロインであるナラがジャングルに迷い込み、久々の再開をきっかけに、シンバは徐々に自分を取り戻す。
ジェダイゴーストのように、ムファサゴーストの説得により、自分を完全に取り戻し、隠居生活から脱却。
スカー率いる帝国軍の王国へ向かう。
ロケーションの表現も素晴らしい。
無限に広がっているサバンナ、立体感のある谷底、「ジャングル・ブック」のアニメ版よりも遥かにクオリティが向上したジャングル、満天に輝く星空。
スカーについては、ムファサの実弟でありながら、ハイエナ達と共に王国を暗黒地域に塗り変えてしまった。
ダークサイドに堕ちているスカーは完全にダースベイダーに重なる。
スカーの告白シーンは、完全に「帝国の逆襲」オマージュ。
逆に、ラストバトルのマグマがたぎる戦場は、若きアナキン対オビ=ワン戦に影響を与えたのでは?
このように、思わず「スター・ウォーズ」を想起してしまうほどのシリアスさ。
22.トイ・ストーリー(1995年)のシド・フィリップス、ザーグ
「トイ・ストーリー」のザーグはバズの宿敵。
23.ポカホンタス (1995年)のジョン・ラトクリフ総督
ヴィランのジョン・ラトクリフ総督は、メル・ギブソンが俳優という事もあって、完全にディズニー版「アポカリプト」。
※ポカホンタスの方が先に製作されている。
24.ノートルダムの鐘 (1996年)のクロード・フロロー
クロード・フロローは、悪役が最高裁判事という、めずらしいキャラクター。
厳格な規律に従おうと、自身を律して来たが、エスメラルダに翻弄され、制御がきかず暴走。
エスメラルダに対して、暗く歪んだ不健康な恋愛感情を抱く。
「ノートルダムの鐘」は、ジェフリー・カッツェンバーグが、制作に深く関わったことにより誕生した、ディズニールネッサンスの中でも異色なシリアス路線。
重々しい描写が多く、キリスト教をモチーフ・テーマ・悪役にし、宗教色が前面に出た結果、見方によっては反キリスト教的な特異さを体現した作品。
中世のパリの街並・音楽も相まった画面は大変美しい!
25.ヘラクレス (1997年)のハデス
ディズニールネッサンスでギリシャ神和の名前だけ借りた別物のためなのか、かなり地味な評判。
それだけ、他のディズニールネッサンスが、派手で傑作揃いという証。
埋もれがちな作品だが、実はかなり整っていて、神の話だけに神作品。
キャラクターがしっかり作り込まれていて、ストーリーも主人公の王道路線。
成長物語&ラブロマンスもの。
超人的なパワーや神たちによる派手なアクションもある。また、音楽もいい。
評判に反して、3拍子も4拍子も揃っている印象。
ハデスは死者の国を治める神で、ライバルであるゼウスを倒し、オリンポス山を乗っ取る野望を抱いている。
それでいて、悪役ながら人間くさいコミカルなキャラクターとして描かれている。
そのため、ディズニーヴィランズの人気ランキングで常に上位の愛されキャラ。
髪が青い炎になっていて、激怒すると髪が赤く燃え盛るが、ペガサスに吹き消された際には、実はスキンヘッドだったことが判明する笑。
26.ムーラン (1998年)のシャン・ユー
シャン・ユーは北方騎馬民族・フン族の指導者で、万里の長城を超えて中国征服を目論む。
寡黙でストック、無能者や気に入らない相手には容赦ない。
女子供関係なく殺める冷酷非情残虐な人物。
ハヤブサを従えているなど、狩猟民族としての顔もみせる。
「ムーラン」については、ディズニールネッサンスの中で、比較的知名度が低め。
また、珍しい組み合わせの作品。
まず、ディズニーとして初のアジア女性で、パンツスタイルのヒロインが主人公。
パンツスタイルのスロインは、「アラジン」のジャスミンとフタロだけ。
長編アニメで戦争テーマというのも稀。
27.ターザン(1999)のサボー(ヒョウ)とジョン・クレイトン
サボー
28.カントリーベアーズ (2002年)のリード・シンプル
クリストファー・ウォーケン演じるヴィラン、リード・シンプル(写真:右)は、ベア・ホールの乗っ取りを狙う銀行家。
カントリー・ベアーズがかつて演奏していたベア・ホールは、経営状況が悪化し、2万ドルの借金を抱えている。
クリストファー・ウォーケンが怪演するも、取り壊そうとする理由によるものなのか、ラジー賞にノミネートされてしまったが面白い!隠れた名作。
敵役のクリストファー・ウォーケン他大物ミュージシャンが豪華出演。絶版のサントラが絶妙。
伝説のバンド、カントリー・ベアーズを再結成して、ホールを救うために主人公ベアリーがバラバラになったメンバーを呼び戻そうとがんばるストーリー。
29.Mr.インクレディブル(2004年)のシンドローム
30.シンデレラIII 戻された時計の針 (2007年)のトレメイン夫人
トレメイン夫人(まま母) は、「アラジン」のジャファーよろしく、フェアリー・ゴッドマザーから魔法の杖を奪い・乱用。
「アラジン」のランプと違って、回数制限がないだけにタチが悪い。
元々の性格の悪さも手伝って、悪知恵が働き、鬼に金棒状態で手がつけられない。
シンデレラの追いつめられかたは、1作目とは比較にならないエグさになっている。
「シンデレラIII」は、マイケル・アイズナーによる、続編ビデオスルー乱造戦略の中でも、シンデレラ・アラジン融合を思わせられる、お気に入りの1本。
魔法の杖を手に入れた継母が時間を戻してしまうパラレルワールド。
物語の時系列はⅠ→Ⅲ→Ⅱ。
31.プリンセスと魔法のキス(2010年)のドクター・ファシリエ
32.トイ・ストーリー3(2010年)
「トイ・ストーリー3」のロッツォ・ハグベア(ピンクのクマ)
33.マレフィセント(2014年)
「眠れる森の美女」のスピンオフ。
マレフィセントは寄稿記事でチェック↓
34.ベイマックス(2014年)
「ベイマックス」のヨウカイ。
35.ディセンダント(2015年)
「ディセンダント」は、ディズニー・チャンネルのオリジナル・ムービー。
これまで紹介してきた、優秀・最強のヴィランズたちの子孫を集めた企画となっている。
「ディセンダント」は子孫を意味する。
歴代のディズニー・ヴィランズたちは、善人たちの王国(オラドン合衆国)の王、ビースト(美女と野獣)が魔法のバリアで覆った、ロスト島で暮らしている設定。
その島では、複数のディズニー・ヴィランズが、同じ世界観に存在し、それぞれティーンエイジャーの子供がいる。
・マル・バーサ(写真:中左)
「眠れる森の美女」のマレフィセントの娘。
・イヴィ(写真:左)
「白雪姫」のイーヴィル・クイーンの娘
(白雪姫の異母妹)。
・カルロス(写真:中右)
「101匹わんちゃん」のクルエラ・ド・ビルの息子。
・ジェイ(写真:右)
「アラジン」のジャファーの息子。
36.ディセンダント2(2017年)
「ディセンダント」の続編。
マル達がふとしたきっかけで、生まれ故郷のロスト島へ戻ると、海賊達を率いるウーマ達と遭遇してしまう。
・ウーマ ・チャイナ(写真:中)
「リトル・マーメイド」のアースラの娘。
・ハリー(写真:右)
「ピーターパン」のフック船長の息子。
・ギル(写真:左)
「美女と野獣」のガストンの息子。
37.リメンバー・ミー (2017年)
極彩色あふれるヴィジュアル、キャラクターと連動する音楽、死者の世界を行き来する、一種のタイムトラベル&パラレルワールド。
おもしろさが詰まりまくりで、没入度が高く、大どんでん返しにも度胆を抜かれ、号泣するシーンも多い大傑作だ。
38.ディセンダント3(2019年)
「ディセンダント」の3作目。
・ディジー(写真:左)
「シンデレラ」のドリゼラの娘でレディー・トレメインの孫娘
・セリア(写真:右)
「プリンセスと魔法のキス」のDr.ファシリエの娘。
39.マレフィセント2(2019年)
「眠れる森の美女」のスピンオフ2作目。
マレフィセントの続編は寄稿記事でチェック↓
まとめ
まとめてみると、ディズニーの悪役は見方を変えると、実は悪ではなかったり、印象が先行していてイメージが変わったりするのでは。
一覧にすると、あれもこれもみたくなって、どんどんハマってしまう魅力のあるキャラクターが多く、ディズニーマジックにかかってしまう。
全部チェックしなくても大丈夫!
ディズニーファンだからといって、全てのディズニーヴィランズを、好きにならなくとも、気になるキャラから、チェックしてみては?
PS.個人的【ディズニー映画】ランキング
・白雪姫
・ファンタジア
・南部の唄
・ピーターパン
・眠れる森の美女
・101匹わんちゃん
・ロジャーラビット
・ナイトメア ビファア クリスマス
・ホーカスポーカス
・シンデレラ3
最新情報はFilmarks(フィルマークス)で更新中↓