ナルコスの登場人物とゆかいな仲間たち

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映画【ブロウ】ペネロペ・クルスと共演したジョニー・デップがナルコスに登場しない大物を演じる


伝説のドラック・ディーラーの半生を描くナルコス番外編

その大物人物とは、ジョージ・ユング。映画のタイトルになっている「ブロウ」とはコカインの俗語。時代は1970年代、この時代にコカインの密輸となれば、当然「ナルコス」に登場してもおかしくないのだが、なぜかこの実在したキャラクターは「ナルコス」に登場しない。それは「ナルコス」以前、2001年に製作された本作でたっぷりと描いてしまっていたことが原因かもしれない。そんなアナザーストーリーとして、本作を振り返ってみたい。

 

目次

映画【ブロウ】ナルコスが好きがザワザワもうひとりの重要人物

ジョージ・ユングの物語はのちに触れるとして、本作でのジョージ・ユングのビジネスパートナーとして登場するのがディエゴ・デルガド

 

この人物は、ナルコスではメデジン・カルテルの最高幹部のひとりとして、出てくる重要人物であるカルロス・レーデルだ。

 

本作では、ナルコスでは描かれなかった刑務所でジョージ・ユングと出会い、コロンビアで仕入れたコカインをアメリカに広めた様子がじっくりと描かれる。

 

カルロス・レーデルはメデジン・カルテルで最高幹部のひとりだが、ナルコスではグスタポに寄った視点で描かれているため、ナルコスとは違った視点で当時の隆盛を体感できる。

 

映画【ブロウ】ナルコスが好きなら一番アガるシーン

何と言っても、ジョーニー・デップが演じるジョージ・ユングとディエゴ・デルガドが、パブロ・エスコバルとの対面シーンはゾクゾクする!

 

ナルコス内に登場するパブロ・エスコバル、カルロス・レーデルについてはこちらをチェック↓

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映画【ブロウ】ジョニー・デップ

本作でジョージ・ユングを演じるジョーニー・デップついて。

 

トム・クルーズが演じたバリー・シールは似ても似つかないキャラクターであったが、ジョージ・ユングはもちろんデップほどの色男ではないが、かけ離れているとも言えない。

 

トム・クルーズが演じたバリー・シールはこちらをチェック↓

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デップは、自身のルーツであるネイティブ・アメリカンの血統を誇りに思っており、作品に現われていたり、タトゥーのモチーフにしている強烈なアイデンティティーだ。

 

特に顕著なのが、監督、脚本、主演の3役をこなした「ブレイブ」。

 

本作は、ネイティブ・アメリカンの行き詰まった生活苦から抜け出すために、スナッフムービーへの出演するといった衝撃作で、たっぷりとネイティブ・アメリカンの生活を描いている。人を選ぶがデップ渾身の作品となっている。

 

そんなデップのフィルモグラフィーは、もともとはミュージシャンだったが、ニコラス・ケイジに出会うことで俳優に転向。

 

映画に進出すると、当初はカルトスターとして人気を博す。

 

初期の作品例は、ジョン・ウォーターズと組んだ「クライベイビー」、エミール・クストリッツァのハリウッド作品「アリゾナドリーム」、ジュリエット・ルイス&ディカプリオらと共演した「ギルバートグレイプ」、ジム・ジャームッシュ監督「デッドマン」、アル・パチーノ共演「フェイク」、テリー・ギリアム監督「ラスベガスをやっつけろ」、ロマン・ポランスキー監督「ナインスゲート」など、どれも個性的。

 

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※画像の引用元:IMDb公式サイト他より(以下同様)

 

並行してティム・バートン監督作品での七変化に代表される(実際には8作品)、トリックスターとしての地位の確立が最大の特徴。

 

ティムバートンの共演作、「シザーハンズ」、「エドウッド」、「スリーピーホロウ」、
ティム・バートンのコープスブライド」、「チャーリーとチョコレート工場」、「スウィーニートッド フリート街の悪魔の理髪師」、「ダークシャドウ」、「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」。

 

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他の俳優では代えのきかない独特なキャラクターが強みであり、そのインパクトはかなりのもの。

 

そして、ハリウッドが誇るスーパースターとして絶大な人気を誇るようになったのが、これまでのキャラクターを最大限にいいとこ取りをした「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジャック・スパロウ

 

この功績により、デップはディズニーレジェンドとしても表彰された。

 

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しかし、その人気絶頂であった頃と比べ、「ローン・レンジャー」「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」といった超大作での出演にかげりが差し始め暗黒期へ突入。

 

また、「ファンタスティック・ビースト」シリーズでは、悪役に挑戦するものの、後任のマッツ・ミケルセンにその座を譲ることになり、長続きしなかった。

 

さらに、当時の私生活のパートナーであったアンダー・ハードとの裁判が泥沼化している。

 

公私ともにゴタついている状況だ。

 

そんなデップだが、日本では8月5日より、2019年製作の「L.A.コールドケース」が新作として劇場公開中。

 

まだまだ現役を続け、第一線を引っ張っていってほしい存在だ。

 

 

2022年8月に新作映画「モディリアーニ(原題)」で25年ぶりに監督を務めることが報道された。

 

イタリアの画家・彫刻家であるアメデオ・モディリアーニを描く作品で、アル・パチーノが共同プロデュース。


2023年春にクランクイン予定。


また、デップは2022年7月に新作「Jeanne du Barry(原題)」がパリでクランクインしている。

 

デップ3年ぶりの主演映画で、ルイ15世役を演じている。

 

本作では、デップがどのようなアプローチを取ったのか、その他詳細は名場面ハイライト(評価・解説・考察)にて。

 

映画【ブロウ】作品概要 映画

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原題 Blow

製作 2001年

製作国 アメリ

 

スタッフ

監督 

・テッド・デミ  

 

製作 

・テッド・デミ

デニス・リアリー

・ジョエル・スティラーマン

 

キャスト

・ジョージ・ユングジョニー・デップ

・マーサ・ユングペネロペ・クルス

・ディエゴ・デルガド/ジョルディ・モリャ

バーバラ・バックリー/フランカ・ポテンテ

・アーミン・ユング/レイチェル・グリフィス

・フレッド・ユングレイ・リオッタ

・デレック・フォーリール/ポール・ルーベンス

・パブロ・エスコバルクリフ・カーティス

・トゥナ/イーサン・サプリー

・クリスティーナ・ユングエマ・ロバーツジェイミー・キング

 

映画【ブロウ】あらすじ・ネタバレ

ジョージ・ユングの両親は仲が悪く、長時間労働を強いられているものの、生活は大変苦しく、ついに破産してしまう。

 

1970年代はじめ、若いジョージはそんな家族のようになりたくないと考え、デレックというマリファナ密売の元締めを紹介してもらい、リッチになるために密売人ビジネスを開始。

 

ちょっとした成功を収め、ジョージは街でもちょっとした顔になる。

 

それでも満足しないジョージは、規模の拡大のため、東部にマリファナを運び、さらに自分の産地をもつため、メキシコに向い直接買い付けることで、マリファナビジネスは成功を収める。

 

この成功もつかの間で、1972年にシカゴで逮捕され、2年の服役を食らう。当日の恋人であるバーバラはガンで余命がわずかなことを知ると、ジョージは逃亡し、必死に看病をするものの、バーバラはこの世を去ってしまう。

 

マリファナでの成功をした時のメンバーもバラバラになってしまう。 久しぶりに実家に帰っても、母親に通報されてしまい、再び獄中生活に戻る。

 

しかし、この刑務所での生活がジョージの人生を変えることになる。このときの同房がディエゴ・デルガドであったからだ。刑務所内で、コカインについて学び、出所後はディエゴの元へと向かい、当時の麻薬王であるパブロ・エスコバルを紹介してもらう。

 

パブロはアメリカでコカインビジネスを拡大したいと計画しており、ジョージは交渉を成立させて、ジョージとディエゴによってコカインは爆発的にアメリカで広がる。

 

映画では、この時代にアメリカで消費されたコカインは、8割は自分たちが仕掛けたものだと語られる。

 

ある日、ディエゴの結婚式で、ジョージはマーサと出会い、ひと目ぼれをし、婚約者がいるにも関わらず、略奪結婚をしてしまう。

 

幸せを手にしたものの、ディエゴはジョージの西の売人であるデレックと内緒でつながり、密輸して儲け始めると、ふたりの関係はこじれてしまう。

 

これをきっかけに、ジョージは、麻薬ビジネスから引退を決意したあっさりと足を洗う。それまでに稼いだ金額はなんと6000万ドル。

 

マーサとの間に女の子クリスティーナが生まれ、お酒もドラッグもやめ、娘のために全てを注ぐ生活に切り替える。

 

その後数年間、おとなしく暮らしていたジョージは、38歳の誕生日パーティーを開くと、昔の仕事仲間のデレックがやってきて、ディエゴに裏切られと話す。

 

ジョージにはもはや麻薬ビジネスに興味はなく、ディエゴのことを許す。

 

パーティーで幸せな時間を過ごしていたものの、警察がやってきて全員逮捕されてしまう。

 

保釈金を払って出所し、国外へ逃亡しようと計画するジョージであったが、これまで稼いでいた闇金を預けていた国外の銀行が国有化されてしまい、ジョージの預金はすべて没収されてしまう。

 

これにより、破産は逃れられなくなり、リッチな生活を送っていたマーサは気が狂い大暴れをして警察に捕まり、その騒ぎで逃亡中のジョージも捕まってしまう。

 

ジョージとマーサの離婚が成立し、養育権もとられてしまう。

 

ジョージの心残りは、もはやクリスティーナだけになっていたが、お金がないため、養育費も生活費も払ってあげることが出来ない自分に不甲斐なさを感じる。

 

そんなジョージはカリフォルニアに行きたいというクリスティーナのために、一度だけ密売人のビジネスで金を作り、クリスティーナとカリフォルニアで暮らす約束をする。

 

しかし、仲間に裏切られ、FBIとDEAの仕組んだトラップにより、ジョージはまたしても囚われの身となってしまい、クリスティーナとの約束は守られることはなくなり、待ちぼうけを食らわすことになる。

 

刑務所に服役している間、成長したクリスティーナが面会に来る幻を見るが、実際はクリスティーナが訪れることはなかった。

 

映画【ブロウ】キャラクター紹介

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・ジョージ・ユング

 

キャスト:ジョニー・デップ

 

本作の主人公。

 

本作では伝説のドラックディーラーでありながら、レイ・リオッタが演じる父親との関係性にも力を入れていたり、娘との描写も多かったり、家族想いの一面もあるキャラクターとして描かれているが、女難の相がある。

 

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・マーサ・ユング

 

キャスト:ペネロペ・クルス

 

今も綺麗だが、若かりし頃のペネロペ・クルスがとにかくビューティ。

この頃は、マット・デイモンニコラス・ケイジトム・クルーズなど引っ張りだこだった。

ジョージがひと目ぼれする本作のヒロインだが、金の切れ目は縁の切れ目を地でいく悪女。

 

悪の法則に登場するペネロペ・クルスはこちらをチェック↓

narcos.hatenablog.com

 

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・ディエゴ・デルガド

 

キャスト:ジョルディ・モリャ

 

冒頭に書いた通り、カルロス・レーデルのモデル。

コカインで巨万の富を築く。

 

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・アーミン・ユング(写真:右)

 

キャスト:レイチェル・グリフィス

 

ジョージの母親。犯罪者としての息子を恥ずかしく思っている。自分のことだけで、息子とは距離を取るタイプ。「バッファロー'66」の母親像に近い。

 

・フレッド・ユング(写真:左)

 

キャスト:レイ・リオッタ

 

ジョージの父親。レイ・リオッタはやはり「グッドフェローズ」の印象が強いのでその時は何との思わなかったが、本作でジョニーデップと同じ映画に出演していると、顔の系統がジョニー・デップ に似ているとはじめて思った。このキャスティングはなかなか素晴らしい。

 

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デレック・フォーリール

 

キャスト:ポール・ルーベンス

 

表の顔は美容室を営み、裏ではマリファナを仕切る元締め。

 

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・パブロ・エスコバル

 

キャスト:クリフ・カーティス

 

ナルコス好きからすると、ヴァグネル・モウラが演じるパブロが標準仕様になっているので、ややスマートな印象。出番はわずか。

 

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・クリスティーナ・ユング

 

キャスト:エマ・ロバーツ

 

ジョージとマーサの娘。

 

映画【ブロウ】名場面ハイライト(評価・解説・考察)

 

ジョージ・ユングのその後について

 

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映画ではジョージ・ユングは2015年までの服役として、エンディングを迎える。

 

Wikipediaによると、以下のようである。

 

ジョージユングは、2014年12月27日に72歳で釈放される予定である。

釈放後も8年間は仮出獄期間となる。

2016年12月6日、仮釈放違反にて自宅で逮捕され、2017年6月に釈放された。

2021年5月5日、ウェイマスのホスピスにて78年の生涯を終えた。

 

尚、DVDの特典映像のインタビューによると、映画化されたことは大変満足しているようだった。

 

実在と映画のジョージ・ユングの違い

 

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本作では、デップがなるべく実際のジョージ・ユングに似せたキャラクターの作品となっている。

 

伝説のドラック・ディーラーを演じるにあたり、ジュニーは持ち前のかぶきものとしての本領を示し、ド派手なジョージ・ユングを体現しているハマり役。

 

ジョージ・ユング本人がDVDのインタビューで答えている通り、本作の脚本及びデップが演じる声・仕草などの行動的特徴が恐ろしく似ているようで、実力俳優の能力の高さが伺える。

 

また、20代から40代までを演じているデップが年齢・時代によって、ファッションなどの見た目が異なり、得意の七変化を披露しているのも見所のひとつだ。

 

超豪華サントラ



「バリー・シール」がイケイケでユーモアがたっぷりな作風であったのに対し、本作ではあくまでダークでシリアス路線。

 

オープニングで、Rolling Stonesの「Can't You Hear Me Knocking」が流れ、Nikka Costaの「Push & PullPush & Pull」が最後に流れる音楽もクール。

 

舞台となっている60〜70年代にアメリカロックシーンを賑わした名曲が詰まっている。

 

1. Can't You Hear Me Knocking / Rolling Stones

2. Rumble / Link Wray

3. Glad And Sorry / Faces Blow - original sound track

4. Strange Brew / Cream

5. Black Betty / Ram Jam

6. Blinded By The Light / Manfred Mann's Earth Band

7. Let's Boogaloo / Willie Rosario

8. Keep It Comin' Love / KC & The Sunshine Band

9. Yellow World / J Girls

10. That Smell / Lynyrd Skynyrd

11. All The Tired Horses / Bob Dylan

12. Can't You See / Marshall Tucker Band

13. Push & Pull / Nikka Costa

 

まとめ

・ナルコスが好きがザワザワもうひとりの重要人物

・ナルコスが好きなら一番アガるシーン

ジョニー・デップ論 

・あらすじ・ネタバレ

・キャラクター紹介

・ジョージ・ユングのその後について

・実在と映画のジョージ・ユングの違い

・超豪華サントラ

 

PS.個人的【ジョニー・デップ映画】ランキング

1.スウィーニー・トッド

2.ギルバートグレイプ

3.ブロウ

4.ブレイブ

5.フェイク

6.アリゾナドリーム

7.デッドマン

8.パブリック・エネミーズ

9.ラスベガスをやっつけろ

10.クライベイビー

 

※ティムーバートン作品代表として。その他ティム・ーバートン作品を並べると、ランキングがティムーバートン作品だらけになるので。

 

ランキングでのジョニー・デップ作品などのレビュー、最新情報はFilmarks(フィルマークス)で更新中↓

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