ボリートと言えばアレ!
ダリオ・アルジェント監督の作品の1つに、「トラウマ」(1993年)という映画がある。この映画では、ボリートに似た首切断・殺人マシンが登場し、首切り祭りが開催される。「悪の法則」の作中に登場する印象的な殺人器具ボリートは、どのような意味があって使用されたのか、考察してみる。
目次
【悪の法則】 作品概要
画像の引用元:IMDb公式サイトより(以下同様)
原題 The Counselor
製作 2013年
製作国 アメリカ
スタッフ
監督 リドリー・スコット
脚本 コーマック・マッカーシー
キャスト
・ディーン・ノリス
・ナタリー・ドーマー
・ロージー・ペレス
他
【悪の法則】 あらすじ・ネタバレなし
弁護士をしているカウンセラー(マイケル・ファスベンダー)は、美しい婚約者のローラ(ペネロペ・クルス)を深く愛し、結婚を考えていた。
ローラにプロポーズをするため、出張先のアムステルダムで婚約指輪を探すカウンセラー。
彼女に素晴らしいリングをあげたいと考え過ぎた結果、予算が大幅にオーバーするダイヤを購入してしまい、経済的に困窮してしまった。
しかし、カウンセラーが赤字を埋め合わせるために選んだものは、本業の弁護士で地道に稼ぐことではなかった。
彼は手っ取り早く大金を手に入れるため、友人のつてでメキシコの麻薬カルテルに接触し、625キロの麻薬をシカゴまで運ぶための計画に一度だけ出資することにする。
その報酬は2000万ドル(約22億円)という大金だった。
たった一度だけ参加し、すぐに足を洗えばいい。
弁護士として自分の頭脳に絶大的な自信を持つカウンセラーはそうもくろんでいた。
彼は友人ライナー( ハビエル・バルデム)から麻薬カルテルとの仲介人ウェストリー(ブラッド・ピット)を紹介される。
ライナーの愛人マルキナ(キャメロン・ディアス)が登場するなど出演者達は超豪華。
【悪の法則】 キャラクター紹介
マイケル・ファスベンダーの代表的出演作
イングロリアス・バスターズ、エイリアン: コヴェナント等の印象も記憶に新しいが、リブート版X-MENをプッシュしたい。
エリック/ マグニートー役をチェック↓
ペネロペ・クルス




【悪の法則】 解説・考察
殺人装置として使用されているボリートは、作中のメキシコの麻薬カルテルが、使用している殺人装置の名称。
スイッチを入れるとモーターが作動して、自動的に人間の首に巻き付き、最終的には1分でけいどう脈を、切断してしまう恐ろしい装置。
ボリートは、最初は悪に手を染めるカウンセラーに警告の象徴として話の中に登場する。
自分なら悪事を一度犯しても、上手く切り抜けられる。
そんなように、うぬぼれているカウンセラーには、ボリートの恐ろしさは、まったく伝わっていない。
その後も登場するボリートは、安易な気持ちで悪事に手を出す人物に、「悪の法則」が発動した暗示として、印象的な使われ方をしている。
尚、実在はせず、架空の道具のよう。
ダリオ・アルジェント監督「トラウマ」(1993年)のボリートはこちらをチェック↓
まとめ
【悪の法則】 作品概要
【悪の法則】 あらすじ・ネタバレなし
【悪の法則】 キャラクター紹介
【悪の法則】 解説・考察
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